【終了】とにかく読んで!東京創元社50%ポイント還元からリアル書店員がオススメするSF・ミステリー作品

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こんにちは、某チェーン書店で文芸書・文庫を担当していますケス・ノングです。

いやはや、気がつけばKindleで東京創元社の本が50パーセントポイントつきまくってるじゃないですか! 普段あまりセールをしない出版社なので興奮して本が読めなくなりました(笑)。

山ほどおススメがあるのですが、とても全部紹介しきれない…断腸の思いで絞りに絞って超精鋭のみおススメします。セール終了前にこれを買っとけ! → 終了しました

東京創元社50%ポイント還元からオススメするSF・ミステリー作品

星を継ぐもの

ジェイムズ・P・ホーガン (著), 池 央耿 (翻訳)
価格:700円
★★★★* 272件のレビュー

月面調査隊が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。すぐさま地球の研究室で綿密な調査が行なわれた結果、驚くべき事実が明らかになった。死体はどの月面基地の所属でもなく、世界のいかなる人間でもない。ほとんど現代人と同じ生物であるにもかかわらず、5万年以上も前に死んでいたのだ(……)やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見されたが……。

以前にも紹介した本ですが、50パーセント還元なのでもう一度。いや、これは何度でも紹介したい本です。後世まで語り継がれるべき名作。

月面で発見された、宇宙服を着た死体。放射性同位元素の測定による「死亡推定時刻」はなんと五万年前。世界中の科学者が総動員され、「チャーリー」と名付けられた死体の謎に挑む。

死体は人間と寸分たがわない。進化論的に他の場所で進化したというのはあり得ない。→結論:チャーリーは地球人である。

五万年前に月へ行くほどの文明があれば必ず地球に痕跡が残されているはずだ。しかしそれはない。→結論:チャーリーは地球人ではない。

この壮大な謎が、宇宙規模のどんでん返しで解明されます。その瞬間の驚きと言ったら!SFのロマン、本格ミステリの興奮、見事な融合です。とにかく読んで!

続編「ガニメデの優しい巨人」「巨人たちの星」も50パーセント還元になってますのでまとめてどうぞ!…それからだいぶたってから書かれた更なる続編「内なる宇宙」はまあ、いいかな(笑)。


折れた竜骨 上下

米澤 穂信 (著)
価格:各570円
★★★★☆ 18件のレビュー

ロンドンから出帆し、北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナは、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。ファルクはアミーナの父に、御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた…。いま最も注目を集める俊英が渾身の力で放ち絶賛を浴びた、魔術と剣と謎解きの巨編!第64回日本推理作家協会賞受賞作。

二年連続「このミステリーがすごい!」ベストワン、今年も「真実の10メートル手前」がすでに週刊文春ベスト10で2位と米澤穂信の勢いはとどまるところを知りません(おっと、「真実の10メートル手前」も50パーセント還元ですよ!)。

しかしあえて言います。米澤穂信の最高傑作はこの「折れた竜骨」だと。

上記の「星を継ぐもの」がSFと本格ミステリの華麗なる融合なら、これはファンタジーと本格ミステリの素晴らしき化学反応。

魔術が存在する中世ヨーロッパ。魔術を用いて行られた殺人事件は、論理で解決できるのか? 上品で端正な筆致がかえって興奮を呼び起こす。剣と魔法と謎と推理の物語。


皆勤の徒

酉島 伝法 (著, イラスト)
価格:880円
★★★★☆ 15件のレビュー

形の天才、降臨。現代SFの到達点にして世界水準の傑作。第34回日本SF大賞受賞作 高さ100メートルの巨大な鉄柱が支える小さな甲板の上に、“会社”は建っていた(……)第2回創元SF短編賞受賞の表題作にはじまる全4編。奇怪な造語に彩られた、誰も見たことのない異形の未来が読者の前に立ち現れる。デビュー作ながら第34回日本SF大賞を受賞した、現代SFの到達点にして世界水準の傑作!創元SF文庫収録に際し、著者によるイラストを5点追加。

異形の才能――これ以外にどう形容すればいいのか。

僕の持論として、「SFは文学よりも先にあるもの」というものがあります。観念としてのSFは言葉を用いる文学より上位概念である、という感じの意味です。その意味で、この作品は僕のその説を体現しています。ビジュアルに訴えかけてくる異常な造語の数々。著者の内臓が絞り出されたような直筆イラスト。なんとデビュー作にして日本SF大賞受賞作。

まずはサンプル版のダウンロードをお勧めします。最初の数ページでその爆発的イメージにやられたらすぐに買ってください。合わない人は徹底的に合いません(笑)。


亜愛一郎の狼狽

泡坂 妻夫 (著)
価格:504円
★★★★* 20件のレビュー

『11枚のとらんぷ』を筆頭に、『乱れからくり』等数々の名作でわが国推理文壇に不動の地位を築いた泡坂妻夫が、この一作をもってデビューを飾った記念すべき作品―それが本書冒頭に収めた「DL2号機事件」である。ユニークなキャラクターの探偵、亜愛一郎とともにその飄々とした姿を現わした著者の、会心の笑みが聞こえてきそうな、秀作揃いの作品集。亜愛一郎三部作の開幕。

探偵の名は「あ・あいいちろう」と読みます。名探偵事典でトップに来るように考えたそうです(笑)。

これはもう、最高です。シンプルにして豊穣、とぼけたユーモアと奇想、論理の切れ味。連作短編ならではの軽妙さ。どの話もどの話も奇術師の顔を持つ著者ならではのあっと驚く結末が待っています。「そこ伏線だったの??」と何度も叫んでしまいます。

続編「亜愛一郎の転倒」「亜愛一郎の逃亡」すべていいです。三冊まとめてどうぞ。三冊目のラストにはさらに驚きの結末が!


ダニエル・フリードマン (著), 野口 百合子 (翻訳)
価格:1,040円
★★★*☆ 32件のレビュー

最高に格好いい87歳、伝説の元刑事。 人生最後になるかもしれない捜査に臨む! 思いかえせば、戦友の臨終になど立ちあわなければよかったのだ。どうせ葬式でたっぷり会えるのだから。捕虜収容所でユダヤ人のわたしに“親切とはいえなかった”ナチスの将校が生きているかもしれない――そう告白されたところで、あちこちガタがきている87歳の元殺人課刑事になにができるというのだ。

シニカルな言動、武器はマグナム。名前はバック・シャッツ。と聞いて、今時そんなハードボイルドうけねーよ、と思った方に是非。その主人公は87歳。日々認知症を恐れながら、元殺人課刑事の血が騒ぎ、現代っ子の孫と共に昔の宿敵を追う。

キャラクターが立ちに立っていて、さらに翻訳が上手いので読みだすと止まりません。続編「もう過去はいらない」も50パーセントバック・シャッツです!


パンドラの少女

M・R・ケアリー (著), 茂木 健 (翻訳)
価格:2,000円
★★★★★ 3件のレビュー

奇病の爆発的な蔓延〈大崩壊〉から二十年。人間としての精神を失い、捕食本能に支配された〈餓えた奴ら〉により、文明世界は完全に崩壊していた――。荒廃したイギリスの街で発見された、奇跡の少女メラニー。もたないはずのものをもつ健気な彼女は、この世界の救世主となりうるのか?(……)緊急事態が勃発。メラニー、彼女が大好きな教師、科学者、兵士ふたりの極限の逃避行がはじまる。

ひっそりと刊行され、あまり話題にはならなかったのですが、これはきちんと紹介しとかなければ、という一冊。

なにせ帯の文句が「カズオ・イシグロmeetsウォーキング・デッド」ときたもんだ。終末世界でのゾンビ・サバイバル。ゾンビからの逃走劇はよくありますが、その先の驚きの発想と展開がオリジナル。2000円と高めの本なので、50パーセント還元の今こそ!


晴れた日は謎を追って がまくら市事件

伊坂 幸太郎 (著), 大山 誠一郎 (著), 伯方 雪日 (著), 福田 栄一 (著), 道尾 秀介 (著)
価格:850円
★★★★* 6件のレビュー

架空の都市を舞台に人気作家たちが贈る、不思議な街の道案内。不可能犯罪ばかりが起こる街、蝦蟇倉(がまくら)市。商店街や高校があり、市内電車も走っているこの街は、どこにでもありそうで、どこかおかしい。自殺の名所といわくつきの崖では殺人事件が起き、ふらりと街を訪れた青年は怪しい相談屋の仕事を手伝う羽目に(……)

若手ミステリ作家たちによるオリジナルアンソロジー。全員が「蝦蟇倉市」という架空の都市を舞台に競作しています。精緻なミステリ、ゴリゴリの本格、超バカミスなどバラエティ豊かで、内容もところどころリンクしていたりします。伊坂幸太郎さんと道尾秀介さんを同時に読める(しかもこの二人のリンクがすごい!)だけでお得感がすごい一冊

姉妹編「街角で謎が待っている」もあります。同じく蝦蟇倉市を舞台にしたアンソロジーで、今を時めく米澤穂信さん、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の桜坂洋さんらが参加しています(が、なぜか50パーセント還元ではありません…)。

おわりに

いかがでしたか。本当はまだまだまだまだ面白い本があるのですが、文章書いてるうちにセールが終わってしまうかもしれないので、泣く泣くこのあたりで切り上げます。セールが長く続くようならまた書かせていただきます。

っていうか、本当にKindleのセールはわかりづらい! 何とかしてほしいものです。さて、そろそろ読書に戻ります。今読んでいるのも、面白かったらまた紹介します。お楽しみに!

この記事を書いた人:ケス・ノング

某チェーン書店で文芸書・文庫を担当。自分は人に薦めるくせに、人に薦められると読みたくなくなる天邪鬼。昔は年間300冊は読んでいたが、年々集中力が衰え今は年間80冊くらい。

Amazonプライムのおかげで映画やドラマも見てしまうので全然時間が足りなくて一週間が四週間くらいあればいいのに、とかバカなことばかり考えているからよけい本が読めないという悪循環に陥りがちな中年真っ盛りです。


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この企画について:匿名書店員さんによるキュレーションをやろう

キッカケはこちらの記事『電子書籍をリアル書店への拡販と書店員の副業に活用する新メディアプロジェクトの協力者を募集します』で、電子書籍からリアル書店への誘導。もしくは書店員さんの副業として活用できないかなと。
現在、4名の書店員さんからお申し出をいただき、しばらくきんどうで記事掲載後新たなメディアを立ち上げる予定です。
思うにね、本のプロである書店員さんの専門知識はネットでもっと読みたいし、それはお金になる分野なんですよ。むしろ、わたしは参考にしたいからもっと出てきてほしい。
まだ、書店員さん(匿名)だけですがイベント案内やうちの気合のはいった本棚を見てくれ!なんて形でリアル書店さんとも組んで一緒にやっていきたいと考えてます。電子書籍に読者が流れるだけでなく、リアル書店・書店員も盛り上がるようなメディアを作っていきたいので興味のある方はぜひ、お問合わせからご連絡ください。ちゃんと売上に応じてお金もお支払します。

注意事項:Kindle本の価格は随時変更されています。また、本サイトでは購入された書籍や内容についての責任は持てません。ご購入の前にAmazon上の価格・内容をよく確認してください。良い価格で良い本を。きんどるどうでしょうでした。

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