廃課金者飲み会第3弾 in 京都

1409082

こんにちは、きんどるどうでしょうです。7月の大阪に続き、9月7日(日)に今度は京都でKindleで120冊以上を購入している(無料本含む)ユーザー5人で集まって飲み会をしたので感じたことや、学んだことを共有します。

今回は日曜日にしたからか、少人数だったのでかなりまったりと飲めました。参加者はフリーのデザイナー、フリーのアプリ開発者(兼小説家)、プロブロガー、学生と偏ったメンツに。どちらかといえばフリーで食っていく方法や電子書籍の未来がテーマだったかな?

Kindle廃課金者飲み会3『Kindleで食っていけるの?』

今回は大学を卒業できなかったので某大手出版社に入社できなくなってしまった7回生(来月卒業予定)さんが参加されていたので、なんとなくテーマは『フリーでの食べて生き方』に。プロブロガーやフリーのデザイナーさんも参加されていたのでKindleそっちのけの会話をしてました。

わたしはネットだけで食べだしたのは『きんどう』が初めてなんで、あんまり話せることないんですよねぇ。ただ、お金にならないことからお金を生み出すのは至難なので「金になること」から狙うべきというような話をしたような。

出版に関わる仕事をやりたい、ということだったので書評ブログなんて話しがでたのですが、参加者のブロガー・五藤隆介さんが最近「ごりゅごはん」という料理ブログを立ち上げて、かなりいい感じ!という話をされたので、わたしが絶対ウケる!と思いながら放置していた『魅惑の106,020kcal「禁断のレシピ」再現ブログ』を立ち上げるべきだ!なんて適当なことを話した気がする。

ネットでウケるコンテンツって「やってみた」ですから。無名の個人の強みを活かしたギリギリの路線を狙っていくのが確度が高いと思うんですよね! 再現ブログ経由で本はバンバン売れてくでしょうし、レシピの詳細を載せない限りは出版社も怒らないでしょうし。心配なら確認をとってから始めればいいですし。ウケルと思うんだよなぁ、禁断のレシピ再現ブログ。誰かスパムサンドイッチ作ってください。

電子書籍を書いて儲けるのはまだまだ難しい

話を戻してKindleで食っていくという話なんですけども、書いて儲けるよりも古典的な自費出版ビジネスやブランディング方法を売るほうが今のところ儲かってそうなんですよね。金を掘るよりツルハシ売る的なやつで。以前インタビューしたアリス・リデルさんはアメリカのKDPで6,000万円以上の印税*を稼いだそうですが、日本でこうなるためにはまだまだ時間がかかりそうですしね。

現在は個々人が徒手空拳でやってるKDPですが、よりプロフェッショナルな技術で表紙制作請負業や、編集・校正・プロモーションなどを行うエージェントがもっと増えていけば状況は変わると思いますけど。今のところビジネス的にどうなんだろうねぇ……というのが多いのでなんとも言えないですねぇ。

マンガ家・赤松健さんが主催する『Jコミ 絶版マンガ図書館』で、プロのマンガ家の既刊作品のKDP配信請負などをスタートされたようなんで**、ここからさらにKDPが活況になれば増えていくのかもしれない。

海外だと『literacy agent(リテラシーエージェント)』というのですが、出版プロデューサー的な人や編集者、元著者なんかが今後どんどん名乗っていきそうな気がするんだけども、わたしとしてはプロに頼るよりもプロモーションに関してだけは自力で身につけた方が良いスキルじゃねーかなと思ってる。

【KDP最前線】1年で60万ドルの印税!米国Amazon公認のベストセラー官能作家「時間外診察」を執筆したアリス・リデルさんにインタビュー

**【KDP登録代行開始】自分のコミックスが<絶版>状態になっているマンガ家は、今すぐ「絶版マンガ図書館」に集うべき(賽の目日記ポータル)

Kindleってこれからどうなるの?っと

電子書籍って、モノがあるわけでないから欲求と値段のバランスを上手く吊り合わせていかないと読者がいずれ消費に飽きるんじゃないかなーと思ってるんですよ。今は「安い!買う!しまったKindle沼だ!」なんて笑ってますけど、読みきれないものを放置しつづけて消費するのも限界がありますし。参加者の方も「セールでたくさん買いすぎて、結局読まないので見送るようにしている」という方もいらして、Kindleをもっと盛り上げていくためには購入体験から読書体験にシフトさせていく必要があるんだろうなと。

そういう意味で『LINEマンガ*』はスゲェーなー、という話に。特にLINEによるSNS的な機能が強力すぎる。Kindleの読書体験は孤独ですが、あっちはグループでワイワイできますし。学生の頃にみんなでジャンプなどを読んだ感覚の延長にあるのかもしれない。

一方でKindleが上陸して来月で丸2年ですけども、出版社の対応が特に変化していってる気がしないんですよね。特に売り方の面で……いやほんと、各社からもらうセール本のオススメポイントが『期間限定半額です!』とかですからねぇ。

書店のPOPならいいんですけども、記事を見ている段階で半額の認知は済んでますから、読者にどう行動に移してもらうかって部分を考えなきゃならんのですが、その辺りがどうも伝わらないんですよねぇ。
LINEマンガで無償連載はじまる――その狙いと影響は?(ITmedia)

[スポンサーリンク]

返品はAmazonカスタマーサービスへ

セールのときはAmazonギフト券

スマホ向けモード切替

スマホユーザーさんへ

Follow Me!!

更新通知を受け取る

  • 新着記事
  • セール
  • 人気