【書評】とうに”女の子”を終えていたと思っていた私に響いた 西原理恵子「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」*3人目にアップデート

こんにちは、きんどるどうでしょうです。新企画「きんどうが気になってる新刊を代わりに紹介してください(仮)」の3冊目。

『毎日かあさん』や『ダーリンは』シリーズなどの著書を持つ漫画家・西原理恵子さんがしくじり先生としての学びを娘に語った『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』のレビュー、お二人目の記事をいただきました。

"人生という航路に絶対安全はないからこそ、今、伝えておきたい。母から娘へ―厳しくもハートフルな生き方指南" と、女子向けなイメージをもっていましたが、さすがサイバラ先生。そのタフな生き様は男女問わず学びがあるようです。


女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと

1歳4歳のマッスル系女児二人の母@maiaxxxです。二人の幼女の行く末を案じて選んだ「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」を紹介をさせて下さい。作者についてはご存知の方が多いと思いますので割愛します。

読んで読み直して、知りたくなかったな、でも知らなきゃいけなかったんだな、が強く残った感想です。“女の子”が生きていくというより、女だろうと何だろうと、自力で生きていくための本。“女の子”というと守られるイメージがありますが、守られないための本でした。

ちゃんと稼げるようにならなくちゃ自立できない

世の中が「女性活躍推進」というものを掲げて女性をなんとか働かせようとし、ママ起業や女性管理職というワードも目にする機会が増えました。

女性は家庭に入るのが当たり前、外に出るなんておこがましいという時代ではなくなっています。20年、30年前よりずっと女性が前面に出やすくなっているはず。しかしその一方で、出たものの先のモデルがなく、どう動いていいか(動かしていいか)分からない、作り出さなきゃいけない時代でもあります。

チャンスに出会えたのに遠慮してしまうのも、かつて“出るのはおこがましい“と植え付けられたものからくるのではないかと感じます。たとえば家事の時間をやりくりして作ったものをフリマで売り出す。喜んで手に取ってもらえた。でもそこで「趣味で作ったものだから」と材料費だけもらって譲ってしまう。私もこういうことしてましたし。

ところがそれは、自分で自立を拒んだことと同じなんですよね。サイバラ氏にはっきりと『「好きなことだから、お金はもらわなくていい」は間違いです。好きなことで生きていきたいなら、それでちゃんと稼げるようにならなくちゃ』と本文で言われましたから。

サイバラ氏といえば漫画家として女ながらに腕一本で歩いてきたワーキングマザーの先駆者です。『けもの道だって、道』と言い切るくらい、がむしゃらに自分の力で稼ぎ生きてきた先輩かあさんです。だからこそ“女の子“が男に頼らず自分で生きるために、本の中でサイバラ氏自身の極貧時代の話をしたり、“男捨離“に時間がかかった話をしたりして、人生の勝ち取り方を示せるんだと思います

女の子の育児ではなく、私へのメッセージばかりでした

実は「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」というタイトルなので女の子育児の指標探しをしようとして読みました。

「あのサイバラ氏が"女の子"になにか重要そうなメッセージを出している。ウチの幼女たちにアレンジして伝承できるのではないか。」できそうにありません。正確に言えば、いずれはお話してあげなくてはならないけれどさすがに幼児に言うは早い。それより、とうに"女の子"を終えていたと思っていた私へのメッセージばかりでした

まるで、読み始める直前までの私に「自分の娘には、これからの自分の人生で伝えなさいよ」と言われた気持ち。私自身の人生の不出来を、子供のせいにしたくない。そんな決意をさらに強くしました。ちなみに夫には、高須先生のような人になるよう、それとなく伝えます

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