「コンサルタントの読書術 確実に成果につながる戦略的読書のススメ」大石哲之さんインタビュー

こんばんは、きんどるどうでしょうです。KindleDirectPublishing、いわゆる個人出版で活躍する著者へのインタビューをお送りする”KDP最前線”。第34回は、「コンサルタントの読書術」を執筆した”大石哲之”さんのインタビューを掲載します。

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大石哲之「コンサルタントの読書術 確実に成果につながる戦略的読書のススメ」

「速読術は不要」と言い切る著者による、コンサルタントの手法を応用した読書術。普通のスピードでも、ちゃんと読んだ本が身になる、実践できる、効率がよい。
最短の時間で、確実に、成果につなげるための、戦略的な読書の原則を解説します。コンサルタントが日々考えている、最短の時間で、最大のアウトプットを得る方法を、読書に応用したノウハウが書かれています。
読書ということにとどまらず、あなたの知的生産性をあげるための基本原則でもあります。

「仕事で成果につなげる」ための読書とはどうあるべきかということに徹底的にこだわっています

本作はビジネスマン向けに書かれた効率的な読書習慣のつくり方の本だ。ただ楽しいだけの読書も別に悪いわけじゃあないんですが、ビジネスに限らずSF・推理・漫画・アダルトどんなものからでも貪欲に吸収する姿勢が優れた創作活動に繋がります。仕事が忙しいから、執筆が忙しいから、手塚治虫先生が「漫画読みは漫画家になれない」といったから読んでない!なんて人は正座して本書と向きあって欲しいね。それだけ素晴らしく良い読書習慣のつくり方について書かれています。良い読書で、良い成果を生み出していきましょう!
大石哲之さんには、本作のセールスポイントや特にお気に入りのシーンなどを語っていただいた。

インタビュー with 大石哲之さん

――この作品を書いたキッカケを教えてください

もともと、この本は3年ほど前に紙の本で出版したものを加筆と不要な部分を削除して電子書籍にしたものです。
すごく気合をいれて書いた本で、ある著名書評サイトでは年間ベスト本のひとつに選んでくれたりして、読んでくれたひとの評価は高かったのですが、紙の本のときはあまり売れなくて。重版かからずそのまま絶版になってしまいました。個人的に思い入れがある本だったので、Kindleがでたらこれを自分で出版しようとずっと準備をしていまいました。
夏くらいにKindleが上陸するという話をきいて、いそいで準備したんですが、おもいのほか手間がかかって、実際の上陸が遅れて助かりました。Kindleストアオープンと同時に発売することができました。
電子本にするにあたっては、不要だと思う部分をかなり削りました。紙の本は、200ページ近くにしないといけないという体裁があるので、どうしてもおまけ的な話で後半のページを埋めるんですよね(笑)冗長なところをカットして、シンプルにしたので、ボリュームは7割くらいにへっていますが、そのぶん濃縮されたないようになっています。

――1度出版したものを再度濃縮するというのは興味深いですね。それでは本作の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?

「1500円のクオリティを100円で」これがコンセプトです。
紙の本で一度出したものですので、内容に関してはしっかりしていると自分では思っています。クオリティには自信がありますし、ビジネスマン、学生、仕事を真剣にしているひとには必ず役に立つ内容になっているとおもいます。
売れた本を文庫にして安く売ることがありますが、これは、自分でだした文庫版のような位置づけでして、Kindle化で究極に安く。100円でありえない内容のものをだすというのを考えました。
内容のセールスポイントでいうと、もともと、これは読書術だけではなく、コンサルタントの仕事術みたいなものなんですね。
コンサルタントはほんとに短期間のうちにお客さんの満足するような報告書を書かないといけなくて、時間にすごくシビアです。そのぶんすごく効率的で、生産性が高い。これを読書に応用すると、すごく効率がよいんですね。コンサルタントの高い生産性の方法をみなさんに伝えたくて書きました。

――自分で文庫化!それは素晴らしいですね!では作品を書くうえで悩んだところは?

実用書ですから、できるだけわかりやすく、すぐにでも実践できるように書くというのが鉄則です。
読書というすごくあやふやなものを、だれもが実用的に使える方法論に整理するのに、かなり頭をつかいました。
読書をしてもなかなか身にならないというひとに話をきいて、どこで悩んでいるのかをききました。その悩みが解決できるように書いたつもりです。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

執筆期間は3ヶ月くらいです。

――Kindleで出すにあたって困ったことはありますか?

これは非常に困りました。
紙の本のように縦書きで読みやすい本にすることにこだわったのですが、Kindle自費出版で簡単にできるようなWordをつかって作るような方法では読みやすいカタチはできませんでした。そのため、Epubのファイルをつくって変換する方法に切り替えました。最終的にはエンジニアに頼んで、タグを打ってもらって作りました。
kinldeだと縦書になるけど、iPadで読むと横書きになったり、画像のところも文字の回り込みがおかしかったりと、細かいところでは、ほんとにいろんなバグがありました。各種仕様がまだ統一されていないみたいで、そのチェックに時間がかかりました。しかし、買ってくれた人には、120円とはいえども、読みにくいとか、適当に作っただろうとかとは思ってほしくないので、完璧を目指しました。
そのため、ちょっとお金がかかってしまってのですが、その分、満足のいく文字組み、満足の行くクオリティになったとおもいます。

――分量が多いとチェックにも大変時間がかかりますからね。しかし、こだわりを感じる素晴らしい出来栄えでした。では、Kindleで個人出版を目指す方にアドバイスをお願いします

Kindleによって、だれでも本をだすことができるようになりました。しかし同時に痛感したのは、出すだけならだれでもできる、その後、どうやって多くの人に伝えるのか、手にとってもらう(ダウンロードしてもらう)のかが、より一層大事になってくるとおもいます。Kindleの場合本屋と違って並んでいることがないので、露出するということがなくなる。もっと、ピンポイントで、その本を知ってもらってアマゾンのサイトにいかないと、本を知る機会がないわけです。
ですから、著者は書くだけではなく、ソーシャルメディアなどをつかって読者とどうつながっていくかが大事だと思います。
本は、著者が伝えたいことを表現するひとつの手段に過ぎません。ほかにも、ニコ生やブログやツイッターなど多様な媒体がでてきたなかで、これからは、本というものが単体で売れていくことはなくなるでしょう。その著者にファンがつく、その著者の考えやメッセージを聞きたい、という広い意味での読者、ツイッターで行ったらフォロワーですね、フォロワーが大事です。
そのフォロワーのみなさんとコミュニケーションして、日頃から自分の考えを伝えて、理解してもらう。その延長線上に本があるのだと思います。

――仰るとおりです。個人作家さんは今後出版社がもつ全ての機能を独力で完結する必要がありますが、それを支えてくれる読者との関係をより一層考えないといけないですね。では、大石さんは今後、どういった作品を発表されますか?

紙の本ではわたしはビジネス書を中心に書いています。専門性がビジネススキルとかキャリアだからです。
でも自分では、エッセイや旅行記やアートの本も書きたいんですね。これは僕の場合畑違いなので紙の本では出してもらえません。でもKindleなら自分で出せる。今後は紙の本は実用書、Kindleでは自分が書きたいとおもうテーマの本も書いていきたいです。これは広い意味で僕のフォロワーに伝えたいことばかりなんです。でも紙の本ではでませんので、Kindleという手段をつかって伝えていきたいとおもいます。
いまのところエッセイを書いてます。KindlePaperWhiteって、手にとって見るとわかるですけど、片手でページがめくれて、寝っ転がりながら読めるんですよね。休日にソファーに横になって、ビールでも飲みながら、リラックスして読書する、そういうのがPaperWhiteの使い方の一番いいシーンだとおもうんです。だから、そういうシーンで読んで、リラックスしてバカバカしくてちょっとおかしくて楽しめるものというのをコンセプトに書いています。

――大石さんが影響を受けた、もしくは好きな作家さんを5人教えてください

フィクションでは、スティーブン・キング、ディーンRクーンツ、すごく好きです。大ファンですね。
ノンフィクションでは、マイケル・ルイス、サイモン・シン。いつかこのようなノンフィクションが自分が書けるようになりたいです。日本の作家では、筒井康隆がすきでずっと読んでいました。

――それでは、今後の予定について簡単に教えてください

いま、ノマドをテーマにした本を書いています。ディスカヴァー21社から春に刊行予定です。それから海外就職の本も書き終わり、こちらも春に出ると思います。
紙の本が続きますが、Kindleオリジナルの本も今年内に4冊書くつもりです。四半期に一作書けるようにがんばります。

――それでは最後に、読者の方へメッセージをお願いします

kindleでの本を読む体験は、ほんとに素晴らしいと思います。ぼくも手放せなくなりました。100円の本をどんどんワンクリックで買ってしまっています。
100円って、自動販売機のジュースより安いんですよ、それでいて楽しめるものがたくさんある。こんなにお買い得なコンテンツっていままでなかったとおもいます。
100円の本がでてきたことで、本は改まって買うというより、気軽に楽しむものになってくるとおもいます。どんどん、みなさん試してみて、読書体験をアップグレードしてみて欲しいと思います。世界が変わります。

著者プロフィール

大石哲之 Twitter(@tyk97
大学卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)をへて、株式会社ジョブウェブの創業に参画。その後、個人コンサルタントとして独立し、ビジネス書の執筆を始める。現在は、株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、大石哲之事務所代表。
作家としては、主に、ロジカルシンキング・問題解決・考え方、といったビジネススキル分野の著書を中心に10冊。なかでも「3分で分るロジカルシンキングの基本」がベストセラーになる。
近年は、発言の幅を広げ、グローバル時代のキャリアや起業、ノマド・生き方に関する言説が注目を浴び、会員制のコミュニティtyk projectsを主宰、世界中から参加するメンバーと日々熱い議論を戦わせている。
●tyk projects
http://tyk97.blogspot.jp/2012/05/tyk-projects.html
また、日本では数少ない若手の現代アートコレクターでもあり、アートフリーペーパーTAGBOATへの連載のほか、ART Asia Pacific (Hong Kong)でのゲスト講演など、アートの魅力を伝える活動に情熱を傾けている。

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