「喉モト過ギレバ」鬼藤凛さんインタビュー

こんばんは、きんどるどうでしょうです。KindleDirectPublishing、いわゆる個人出版で活躍する著者へのインタビューをお送りする”KDP最前線”。第24回は、「喉モト過ギレバ」を執筆した”鬼藤凛”さんのインタビューを掲載します。

「喉モト過ギレバ」鬼藤凛

『ついたらでんわばしい』ぞっと、悪寒が走った。声など聞きたくもなかった。

女こわいぃぃ!…さて、本作は女子高生のひと夏を描いた本作は2003年第11回日本ホラー小説大賞最終選考作品。著者は当時18歳。女子のドロリとした黒い感情が見事に描きだされている。冒頭の数ページ、渋谷に上京したばかりの主人公・千恵美がコインロッカーを探すくだりで、それは十分伝わるだろう。凄まじい苛立ちっぷりだ。

女の子ってマシュマロのように柔らかくてバニラの香りがすると思っている男子にはスパイシーすぎる…。俺のような百戦錬磨の戦士じゃなければあやうく絶望するところだぜ。

鬼藤凛さんには、本作のセールスポイントや特にお気に入りのシーンなどを語っていただいた

インタビュー with 鬼藤凛さん

――この作品を書いたキッカケを教えてください

第11回日本ホラー小説大賞(2004年)に投稿するために書きました。第9回(2002年)に投稿した、りらりらんという作品は、先に作品があって、投稿先を探したのですが、今度は投稿するための作品を書いてみようと思いまして。

――本作の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?

日本ホラー大賞に投稿する前提の作品でしたので、選考委員の林真理子さんを意識しました。賞は取れませんでしたが、林さんからは選評でたくさんコメントをいただけました。書き手も女、読み手も女、そういう作品です。
女に生まれていないと…わからないところがある物語、かな…と思いますね。

――本作を書くうえで悩んだところは?

どうしたものか…という意味で悩んだのが、方言ですね。(笑)
設定上、主人公の出身が東京から三時間以上かかる地方である必要があったのですが、自分の地元は愛知なもので、知ってる言葉が使えなかったのです。
結局、主人公の出身地は福岡県にしました。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

1ヶ月ほどです。

――小説を書く時に特にこだわっているところはどこですか?

字面(じづら)。
紙面の見た目、気にしていますね。縦書きにした時の文字列の収まりの良さと、濃い文字と薄い文字の配分といいますか、絵的な見た目にちょっとしたこだわりがあります。

――小説を書こうと思ったキッカケはなんですか?

実は、13歳の時に友達が封神演義の同人誌を貸してくれたのがキッカケなんです。いわゆる同性愛もののアレだったんですが。(笑)
その時に初めて素人が書いた小説を読んだのです。
そして……これくらいなら、私にも書けるんじゃ!?と思ったのが、始まりでした。
今思うと、その同人誌の作者の方に、失礼な話ですよね(笑)

――電子書籍についてどう思われますか?

電子書籍のリーダーは、ファンタジックな言い方をすれば「アレクサンドリア図書館の全てのページを映し出す魔法の石版」だと思うのです。電子書籍って、人類の夢かな、と思いますね…。

――Kindleで出すにあたって困ったことはありますか?

月並みですけど、データの作り方に要領を得なくて、困りました。

――オススメのKindle 本を3冊教えてください

私は現代の作家の本を読む習慣がないのです。友人に勉強不足じゃないの?って笑われるんですけれど。Kindleでは古典文学が手に入りやすいので、そういうものを読んでいます。
ここ10年くらいに出た”小説”をあまり読んでいない、ですね。白夜行も、1Q84も、読んでいない。そりゃ、勉強不足といわれても仕方ないです。

――では今後の予定について簡単に教えてください

まずは、2013年1月をめどに過去作の公開を済ませます。
その後、恋愛物の長編とその改造版、その後、刑事物のシリーズを書く予定です。並行して超長編ファンタジーの構想を練ったり。
短編では、肩慣らしに短編百本ノック(一人百物語)をやります。こちらは8月1日が目標です。色々やりたいことはてんこ盛りです(笑)

――それでは最後に、読者の方へメッセージをお願いします

今回、10年ぶりに作家活動を再開しました。
今年は12年ぶりに一人百物語にも挑戦するつもりです。これから、量も質も内容も価格もバラエティに富んだ作品群を提供できるよう、コツコツ、がんばりますので、どうぞよろしくお願いします。

著者プロフィール

鬼藤 凛
1985年7月25日生(27歳)
1998年、13歳から小説を書き始める。
2001年、16歳。「りらりらん」で第9回日本ホラー小説大賞(角川ホラー文庫)、長編部門の最終選考に残る。
2003年、18歳。「喉モト過ギレバ」で第11回同賞、長編部門の最終選考に残る。
以後、9年間小説から離れる。
2012年、27歳。高IQ団体、MENSAに入会。
同年、執筆活動を再開。
独身。離婚歴あり。
↓FaceBook 鬼藤凛公式ページ
http://www.facebook.com/KitouRin

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