面白いほど名ゼリフを生み出す方法

それいけライターズ

こんばんは、きんどるどうでしょうです。創作関連のノウハウ記事を掲載したいなぁと思ったところ戯曲家であり著者のこくぼしんじさんから「なら、わたしのノウハウを書きましょう!」という提案をいただき、今回「それいけライターズ!」と題してキャラクターづくりのノウハウを連載していただくことになりました。連載にあたりプロット読ませてもらったんですけどね、さすがプロのノウハウ「めっちゃためになるよこれ!」という内容でございます。

「それゆけ!ライターズ」第一回 名ゼリフの正体

はじめまして!「きんどるどうでしょうリテラシー」に新しくライターとして参加した、こくぼしんじと申します。ちょうど先日、「きんどるどうでしょう」さんに自著の戯曲をご紹介いただきまして。そのご縁と、むかし後輩ライターやシナリオライター志望者、マンガ家志望者にストーリーやキャラ作りを指導していた経験から……今度はこちらで、面白い電子書籍を書くための作劇ノウハウを連載することになりました。

本連載で取り扱うのは「物語系」「エンターテインメイント系」を書くノウハウ

とはいえ、もちろんですが、電子書籍にもいろいろあります。私が扱うのはそれらの中でも小説やラノベ、戯曲やシナリオといった「物語系」「エンターテインメント系」です。したがって、

「自分の作品をもっと面白くしたい! でも、どう直せばいいのかわからない」
「既存の商業作品にも負けない魅力的なキャラクター、どうやって作るの?」
「いいセリフって、どうやったら書けるようになるの?」
「ぶっちゃけ、人を感動させるような物語って、どうやって書くの?」

物語を創作するにあたって、こういった悩みを抱えたことがある方にとって、今後の私の連載はかなり「目からウロコ」の内容になるんじゃないかと思います。

「名ゼリフ」とは、いったい何なのか?

作家を志す人、特に小説やシナリオ、マンガといった「物語」を作りたい人であれば誰しも、こういうコトを考えてるんじゃないでしょうか。

「自分だけの名ゼリフ、決めゼリフを、作品にブチ込みたい!」

やっぱり、作品が多くの読者の間で語り継がれるのに、または時代を越えて残っていくのに、必要なのは「名ゼリフ」です。こればっかりは既存の商業出版物だろうと、セルフ出版でリリースする電子書籍であろうと同じじゃないかと。

例えばの話、名作映画『ルパン三世 カリオストロの城』のストーリーを、最初から最後までスラスラ説明できる人は少ないと思うんです。少なくとも、今いきなり「言ってみて!」と頼まれたら難しいはず。
でも、あの映画を一度でも観た人であれば、物語のラストシーンで発せられた、銭形警部の名ゼリフをきっと覚えているでしょう。

「いや、ヤツはとんでもないものを盗んでいきました」
「あなたの心です」

まあ、大事なのは名ゼリフの「例」を出すことではありません。あなた自身が、どうやったら、上のような名ゼリフを生めるようになるか、です。

名ゼリフの「定義」とは?

あなたがもし、自分の作品の中に「名ゼリフ」と言えるようなモノを書けていないなあと思うのであれば……その理由はすごく単純です。「名ゼリフの定義」・・・つまり名ゼリフとは何か? という定義を知らないから。

そもそも名ゼリフの正体が見えていないのだから、オリジナルの名ゼリフを生み出すこともありません。あるいは、仮に生み出していたとしても、自分で気づいて作品の中に活かせない……単純明快な話ですよね。

ちなみに、書店でよく売られている『名ゼリフに学ぶなんちゃら』ですとか、あーいうところに紹介されている文学作品のセリフなどは、概して「名ゼリフ」ではありません。

むしろ、ああいった本のおかげで、実に多くの人たちが、名ゼリフとは何かについて誤解しています。今でもTwitterにはよくいますよね。自分で語ることがないから「by(有名人・著名人)」なんつって、他人の名ゼリフっぽいのを羅列してる人とか(笑)。

『なんか、人生を生きる上で含蓄のある小難しいセリフ?』

名ゼリフの定義や正体について、多くの作家志望者やシナリオライター志望者はそんな風に考えがちなのですが、ハッキリ言って違います。名ゼリフの定義とは、

「一度でも聞いたら(読んだら)必ず脳裏に焼き付き、生涯忘れないセリフ」

これだけなんです。

スラムダンクだったら「安西先生……バスケがしたいです」
カイジなら「金は命より重い……!」

もう古すぎて誰も知らないでしょうけど、私の大好きなマンガ「特攻の拓」でしたら、「オウ! “バール”持ってこい!」(笑)。

こういう、1度その作品に触れたら必ず覚えてしまうセリフ。忘れられなくなってしまうセリフ。のちのち口癖になりかねないセリフ……こういうのが「名ゼリフ」なんです。

三段オチの最後に「バールって何だよ!」とか思った人もいるかと思いますけど。別にウケ狙いで書いたワケじゃありません。名ゼリフに、文学性や小難しさなんて全く必要ないってコト。文学性の欠片もないセリフだって、立派な「名ゼリフ」足りえます。

大事なのは、読者や視聴者が自然に覚えてしまう言葉であるかどうか。それだけです!!

次のページ:名ゼリフの「7大カテゴリー」

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