KDP作品一斉セールで見えてきた売り方、考え方

こんにちは、きんどるどうでしょうです。1日〜10日まででKDP作品一斉セール・キャンペーンを実施しましたのでそちらの結果と感想についてまとめます。

予想以上の売れ行きを見せたのはKindle総合ベストセラーで最高43位になった晴海まどかさんの「テクニカルライターが教える、文章の見た目を良くする技術」ですね。定価になった現在も100位以内で売れています。

一斉セールは「0」を「1」に変える力がある

Kindleで本を売るときに一番大事なのは「ランキング」にどうやって載せるか。きんどうの販売力は大したことはないのですが0冊を1冊以上にすることは結構あります。

まだまだKindle本は売れているとは言いがたいので、1冊でも売れれば結構順位って動くんですよね。しかし、まあ作家が個人で1冊をどう売るかはかなり難しいわけで。Twitterで「セールやってます!」なんて叫んでも早々フォロワーが反応してくれるのは実績積み重ねないと厳しいですわな。

一方で、これまで3回「一斉無料キャンペーン」を実施して感じたことですが「たくさんお買い得」という状況はダウンロードしちゃってもいいかな、というハードルが下がるっぽいのですよ。自分の本への誘導よりも、お買い得な状況に参加してます!と読者に有益な情報を提示するのは作者側としても言いやすいでしょうしね。

対象が1冊だけだと「買う/買わない」を読者が判断するのは1回だけですが、複数の選択があって1回でも「買う」を選んじゃうと次も「ついでに買っちゃっていいんじゃないか」「落としちゃってもいいんじゃないかな」という気になりやすいんじゃなかろうか。

実際、Kindle日替わりセールと月替わりセールの反応を見ていると、日替わりは「買う/買わない」がはっきりしているが、月替りセールは「なんとなく安いから買ってみた」という本があるよね。漫画とか特に。

だから、KDP本を売っていくため、むしろ「0」を「1」に変えるためにはみんなで一斉にというのはかなり効果的な手段になっていると思う。

「1」を「10」、「100」にしていくランキングの力

今回の一斉セール、おかげさまで全部の作品は少なくとも1冊以上は売れたという結果になりました。そうはいっても結果に差は如実に現れているわけで。

晴海さんの本は総合100位以内にランクインという快挙を成し遂げたわけですが、カスタマーレビューにも書かれているとおりこれまでの小説での積み重ねがありますし、きんどうで連載していたコンテンツということでサイトととの親和性も特段高かったですからね。贔屓にならんように紹介順は若干下げたのですが、全力で推せばまだまだ伸びたような気もする。

んで、晴海さんに今回の販売部数を聞いて、きんどうの実売部数と比較してやっぱり思うことは販売部数を伸ばすのは「ランキング」でいかに順位を伸ばしていくかだよなぁと。うちの販売部数よりも圧倒的に多いんだもの、ランキング経由。

「感性をみがく色彩シリーズ」や「女ゴコロが痛いほどよくわかる23のモテ理論」も順位としては相当高いと思うのですが、きんどうでの販売数はそんなに多くはないんですよね。でも、きんどうで初速がついてランキングに載ると、そこから新規にランキングで見た人が買っていって順位が伸びていってるんじゃないかと。

以前、堀江貴文さんに「堀江さんの本セールっすよ!」と伝えたところ99万人に宣伝してもらえて本がドカンと売れたことがあるのですが、うちから売れたのは一瞬で、以降ランキング上位に張り付いて売れ続けてたんですよねえ。つまり、ランキングで買う価値や理由を読者に提示できればガンガン売れていくわけですな。ソーシャルメディアもブログも、たんなる撒き餌にすぎひんのや……。

2巻以降を売る戦略について

もりぞおさんはあえて中(2巻)を売る!という戦略のもとセールに参加されて結果的に「上巻 13,128位 中巻4,131位」なんで目論見は達成されておりますね。

最近の話ですが、Kindle連載も好調な漫画家・鈴木みそさんが限界集落温泉 2巻を99円でセールしてたことがあるんですよ。うちでも紹介して結構な冊数売れたのですけれど、これは1巻が100円ということで1巻だけ持ってた人が多かったんじゃないかと思うんですよね。

だから、もしもりぞおさんの戦略をより強固にするなら上巻「無料」2巻「99円」にすれば上中と揃えちゃったから下巻は定価で買ってもらえるということを期待できたんじゃないかなぁ。もちろん、ただの予想ですけどね。

誰もが苦労している小説の売り方について

一斉キャンペーンには詩集や洋書も参加頂いたのですが、販売数はまぁ・・・ねぇ・・・。難しいとしか言えない。

でも、きんどう経由で小説はかなりの冊数でているんですよ。Kindleランキングの上位には小説作品が多数はいってますし、読者の市場は存在するのは確実です。

そこで売り方に悩むKindle作家の方々にオススメした作品は「オールタイムベスト100(無料本)」これはAmazon公式のKDP本で、過去13年間にAmazonで売れた人気の作品を集めたガイドブックです。

この本を読むと上手な内容紹介ってのがよくわかる。これスゴイ大事。

個人出版の内容紹介で見かけてげんなりするのは「この本は」から始まる一文。「本書は」も同様。大手出版社の本でもたまにあるんだけどもね。この言葉から始められると「この本は凡庸ですよ」と思わせかねないんで、是非Amazonで売れた本たちの内容紹介を参考にしてみると売れ方が変わってくると思う。

ソーシャルメディアのプロモーションについて

最後に、最近見た記事で関心したLifeHackerさんの「SNSでフォロワーを獲得する方法:フォロワー700万人のガイ・カワサキ氏かく語りき」をご紹介。特に

4.リンクを貼る
6.自制せよ
8.反応する
9.ポジティブを貫くか、口を閉ざすか
10.繰り返し投稿する
 が、非常に参考になりました。

Kindle本を売るために大事なことは何が正解かは、わたしもわからんのですが、いろんなアプローチがあります。『GeneMapper』『UNDERGROUND MARKET』の藤井さんや、先に上げた鈴木みそさんらは気さくにフォロワーさんとやりとりしてますし、Kindle作家さんの中には積極的にKDP作品を読んでは感想を書いて作家間でコミュニケーションを取っている方もいらっしゃいます。

ソーシャルメディア経由で本を取ってもらうことを考えるなら「読んでもいい空気感」「買ってもいい空気感」といった面白そう、楽しそうな雰囲気を読者に見てもらったほうがより正解に近いんじゃないかなぁとは思う。

創作活動に孤独や辛い作業はつきものですが、今は読者はもとより、作家間も距離をつめていけるもんですからな。「できた・できない・書けねぇ!!」「売った・売れた・売れない」のストレスもうまくコンテンツにして、楽しんで活用していってもらえればなぁと思う次第ですわ。深刻な雰囲気はやっぱり絡みづらいし、コメントしづらいのですよ

(一方で、いつも「死にたい」と言っている人気の作家さんもいるんですけどね。KDPで1万部以上ダウンロードされている人ですが。何が正解かはホントわからねぇ。死にたい)

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