異郷の地より愛をこめて「セームセーム・バット・ディッファレン」を執筆した八幡謙介さんにインタビュー

1304172こんばんわ、きんどるどうでしょうです。
いま話題、もしくはこれから話題になるであろうKindle作家にインタビューするKDP最前線。今夜はその第102回。
カンボジアで交わされる男女三人の青春小説「セームセーム・バット・ディッファレン」を執筆した八幡謙介さんです。
八幡さんには本作執筆のキッカケやオススメのポイントをなどを語っていただきました。さぁ、いったいどんなお話が聞けるのでしょうか。もちろん、本作はAmazonKindleで無料で試読が可能です。


セームセーム・バット・ディッファレン

『ずっと、このまま ”いい人” でいれば人生失敗せずに済むのかなって』
”いい人”ということだけが取り柄の大学生、ユウは、『いい人だから』という理由で彼女に振られ、自我と共に、今まで見えていた世界が一気に崩壊する。
そこに一瞬垣間見えた世界の外側を探しに、ユウは旅の計画を立てる。そんな彼に旅慣れた保阪先輩はカンボジアを薦めた。
南国の甘い熱気と清潔な空の下、ユウの前に現れる美人バックパッカー、ジュリ。二人はひょんなことから意気投合し、一緒に遺跡巡りをすることになる。
ジュリに急速に惹かれていくユウ。しかし、二人が泊まるゲストハウスには、ジュリの知り合いのイケメンバックパッカー、コウスケさんが現れる。
カンボジアを舞台にした、明るく、切ない青春小説。著者KDPデヴュー作!
価格:250円
評価:★★★*☆,2件のレビュー
Amazon.co.jpで詳細を見る

インタビュー with 八幡謙介さん

――この作品を書いたキッカケを教えてください

教則本の執筆が一段落して、いくつか肩慣らし小説を書いた後、僕なりに真面目に文学をやろうと思って、本作を書くことにしました。主題の選定や、2013年に文学を書くことの意義など、詳しくはブログで書いてます。

――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?

まずはお話として、カンボジアの熱気や喧噪、ちょっとアヤシイ雰囲気を存分に感じて欲しいです。ただ、単なる旅行小説、バックパッカー小説では終わらない、主人公の心理や葛藤、行動なども注目して欲しいです

――作品を書くうえで悩んだところは?

一番悩んだのは、ジュリという女の子の言動です。女性の心理を的確に捉えるのは難しい……。ぜひ女性読者からの意見を聞いてみたいです。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

脱稿までに2ヶ月、推敲2ヶ月、計4ヶ月ぐらいです。推敲は鬼のようにしました。

――どうしてこのタイトルにしたのですか?

samesame but differentというのは、もともとはタイ-イングリッシュです。カンボジアでも、ある種のジョークとしてよく使われます。
最初は意味が分からなかったんですが、なんだかおおらかな、包容力のある言葉で、ずっと記憶に残っていました。
本作では主人公は、何かを求めてカンボジアに旅立った。でも結局なにも得ずに帰る、でも、心の中では何かがやっぱり違う……成長や変身ではない、もっと淡い、微妙な心の変化。そんな主人公の心情とこの言葉を重ね合わせて、「セームセーム・バット・ディッファレン」というタイトルにしました。

――1番読者に伝えたいテーマはなんですか?

日常回帰ですかね。夢やロマンを求めることよりも、退屈な日常を生きていくことの方がはるかに重要だと僕は思っています。
作中、主人公の眼前には二つの選択肢がありました。情熱を追いかけるか、日常へと帰るか。前者を選んだらもっと面白いお話になったかもしれませんが、それでは文学にはならない。主人公がロマンに敗れて日常に帰り、また生きていく、そちらを選択するのが文学なんだと思います。
彼が何を掴んで、どういう気持ちでカンボジアから日本へ帰っていったのか、そこまではっきりとは書いていないのですが。
文学に興味のない人は、「カンボジアって面白そう」とだけ思ってもらえれば嬉しいです

――Kindle で出すにあたって困ったことはありますか?

困るというか苦労するのが、ジャケット制作ですね。今回は自作し、けっこう気に入ってるんですが、毎回いいものができるかどうか不安です。

――影響を受けた、もしくは好きな作家さんを5人教えてください

平野啓一郎、綿矢りさ、三島由紀夫、ドストエフスキー、李白。何度も読み込んだのはこのへんの作家さんたちです。
特に平野さんの作品は、全作品を何度も読み返しています。マニアといってもいいほど詳しいです。
余談ですが、「かたちだけの愛」では僕が滋賀県の方言指導をさせていただきました。巻末に僕の名前が載っています。

――この本を紙で出したいという出版社が来たらどうしますか?

ぜひぜひお願いしたいです。

――今後、どういった作品を発表していきたいですか?

既に完成しているエンタメ作品「未来撃剣浪漫譚 ADA-UCHI」を発表して読者の反応を見つつ、方向性を決めたいと思います。

――それでは最後に、読者の方へメッセージをお願いします

いつでもだれでも出版できるのがKDPの魅力です。だからこそ、時間をかけて作品を育て上げ、完成度を高めてから出版されることをお薦めします。

著者プロフィール

八幡謙介(やはたけんすけ) Twitter @kensukeyahata
1978年京都生まれ バークリー音楽大学卒業、ギター講師兼作家
アメリカ、ヨーロッパでの音楽修行の後、帰国、現在横浜にて八幡謙介ギター教室を運営。
ギター教則本「ギタリスト身体論」「ギタリストのためのハーモニー」「ギタリストのためのアドリブの入り口」など多数。
小説「セームセーム・バット・ディッファレン」発売中、新作「未来撃剣浪漫譚 ADA-UCHI(仮)」6月刊行予定
著者サイト:http://k-yahata.hatenablog.com/

きんどるどうでしょうでは、KindleDirectPublishing、個人出版で頑張るインディーズ作家の方々を応援しています。

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