こんばんわ、きんどるどうでしょうです。
いま話題、もしくはこれから話題になるであろうKindle作家にインタビューするKDP最前線。今夜はその第99回。
あの名作童話は天と地の神々を繋ぐ神話だった!「ウラシマ」を執筆した海野李白さんです。
海野さんには本作執筆のキッカケやオススメのポイントをなどを語っていただきました。さぁ、いったいどんなお話が聞けるのでしょうか。もちろん、本作はAmazonKindleで無料で試読が可能です。ちなみに本日まで無料です。
ウラシマ
しかしもしあの「浦島太郎」には前提となる別の物語があったとしたら。そしてその物語こそ「浦島太郎」の数々の謎を解く鍵だとしたら。それはこの国の誕生にも関わる天と地の神々の神話。今、二千数百年の時を経て明かされる真の「ウラシマ」ストーリーとは。
価格:99円
評価:最初のレビューをお待ちしています
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インタビュー with 海野李白さん
――この作品を書いたキッカケを教えてください
ある小説投稿サイトで童話をお題に募集していたのが直接のきっかけです。それ以前からちょこちょこと思いついては書いてを繰り返していましたが、すべて途中で止めてしまっていたんです。
そろそろどんなものでもいいから一つ完成させてみようという気持ちが強まってきていた時期で、童話なら短編だし、まずはここから始めてみようと。
で、まったくオリジナルのものはいい案が浮かばなかったので、何かを基にしてそこから話を膨らませるような形でいってみようと思い、最初に浮かんだのが「浦島太郎」だったという流れです。
――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?
これを読めば「浦島太郎」の謎が解ける。というのが売りでしょうか。もちろん童話ですし、不思議な部分があって当たり前ではありますが、そこを当たり前で終わらせずに何らかの解釈をつけてつじつまの合うような一つの物語に仕上げたというのが特徴でしょうか。
――小説を書き始めたキッカケはなんですか?
同世代にはペンネームでまるわかりと思いますが、もともと書くきっかけは「北斗の拳」です。あの作品は後半から特に矛盾や疑問点が噴出してしまってファンの間でも実にもったいないという声が多かったんです。その原因は、人気があったのでやめるにやめられず、無理やり続けている内に話に整合性を持たせる余裕がなくなったからなんでしょうけれど、それで片づけてしまうのも面白くないなあと。
で、昔あるブログで北斗好きが集まって熱く語り合っている内に、矛盾や疑問をうまいこと解決するような、それでいて原作のエピソードをすべて受け入れるようなそういう話はできないものかと。そこから頭を捻りに捻ってできた小説がもう何年も前で、それが本当の意味でのデビュー作になるんですが、残念ながら著作権の問題があっておおっぴらには世に出せません。今は二次創作に関する制約が非常に厳しくなってきているので。
それでもツイッターやミクシーにはその小説のURLを載せているので興味がある方は是非読んでみてください。特に「北斗の拳」の著作権をお持ちの方が読んで気に入って出版してくれたら夢のようですね。
――作品を書くうえで悩んだところは?
非常に有名な話だけにすでに全く同じようなことを書いていた人がいるんじゃないか、という不安はありました。ネットで可能な限り検索をかけてチェックはしましたが、ひょっとしたら・・・・という不安は今もゼロではないですね。
――はじめて執筆してみた感想は?
出版はちょっと興奮しますね。
――この本を紙で出したいという出版社が来たらどうしますか?
喜んで。ははは。
――1番読者に伝えたいテーマはなんですか?
人の面白さは理論や合理性を超えた気まぐれにあるというところでしょうか。
――執筆にかかった期間はどれくらいですか?
数週間と記憶してます。
――Kindle で出すにあたって困ったことはありますか?
目次の作り方が分からず何度か失敗しました。
――無料キャンペーンを検討している方へ、こういう点は気をつけたほうがいいなどアドバイスをお願いします
時間がロサンゼルスに合わせてあるようなので、日本では正確にいつ始まっていつ終わるのかが分かりにくいという点でしょうか。
――無料キャンペーンの利用前と後で販売部数に変化は生まれましたか?
無料だとよくダウンロードされるなあと感動しましたが、その後売れたというのは残念ながらありません。でもひそかに期待しときます。
――今後、どういった作品を発表していきたいですか?
おこがましいですが、自分にしか書けないようなものが書けたらいいなと思ってます。
――それでは最後に、読者の方へメッセージをお願いします
まずはこれを読んでいただいて感謝です。まだ自分にどんなものが書けるのか自分でもわかっていませんが、今後もちょっとずつ書き続けていきたいと思ってます。応援してもらえたらこれほど嬉しいことはありません。
批判もどしどしと言いたいところですが、今のところまったく自信がないのでできれば温かい言葉の方がありがたいです。
万が一売れっ子にでもなったらその時はどしどし批判も下さい。
著者プロフィール
海野李白(うみのりはく) Twitter @rihaku1969
1969年生まれ 東京出身
趣味:スポーツ観戦、読書、映画鑑賞
強く影響を受けた作品:横溝正史シリーズ、「北斗の拳」、「夕陽のガンマン」
まだ駆け出しで完成した作品は「ウラシマ」「釈迦の糸」だけです。
きんどるどうでしょうでは、KindleDirectPublishing、個人出版で頑張るインディーズ作家の方々を応援しています。