『仮面ライダーW』二人で一人の仮面ライダーを さぁ、プライムビデオで見ろ

こんにちは、きんどるどうでしょうです。きんどうが気になってるプライムビデオを代わりに紹介してくださいというゲストレビュー企画。正統続編となるマンガ『風都探偵』の連載がスタートされて話題の平成仮面ライダーシリーズ第11作『仮面ライダーW』のレビューをアサノユウキさんより頂きました。

仮面ライダー新1号×ブラックという昭和を代表する2つのライダーをモチーフにした『サイクロンジョーカー』がTV本編から7年経っても斬新でカッコイイですよね。主演が今とても話題になっている菅田将暉と、仮面ライダーBLCAKが大好きな俳優・桐山漣のダブル主人公。

昭和リスペクトを熱く感じる良き特撮と、探偵×バディものというストーリーの良さ。まったく余談で、わたしが住んでいた街が何度も撮影場所になって「おースゲー。見たことある場所だ」となった作品でもあります。未見の方にはぜひオススメしたいですね。 /// きんどうここまで


二人で一人の仮面ライダー「仮面ライダーW」

「仮面ライダー」と聞いて思い浮かぶのは、『ひとりの人間がベルトの力で変身する』姿ではないだろうか。しかし、この作品のキャッチコピーにはこう書かれている。

「俺達は/僕たちは、二人で一人の仮面ライダーさ」

つまり、変身するにはベルトを装着する人間が二人必要となる仮面ライダーなのだ。このレビューは、これから仮面ライダーWを観てみようと思う人の後押しとなれればと思い、ネタバレは避けて書いていこうと思う。

仮面ライダーW(ダブル) 2010

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エコの街「風(ふう)都(と)」。風が豊富に吹く土地で、いたるところに風車が回っている。一見平和に見えるこの理想都市の裏側では、奇妙な犯罪が横行していた。「ドーパント」…USBメモリのようなアイテム「ガイアメモリ」を突き刺すと人間は、そう呼ばれる超人になるという。ドーパントが起こす奇怪な事件の数々に、左翔太郎とフィリップが立ち向かう。二人は、「ふたりでひとりの仮面ライダー」なのだ!!(C)石森プロ・東映

大人も子どもも楽しめる「仮面ライダー」

仮面ライダーWはそのデザインを一目見ると原点回帰と言っていいほどの姿をしている。複眼と触角、たなびくマフラー。

見た目は「昭和ライダー」のようでありながら、変身すると色違いの半身となる。当時、仮面ライダーに夢中になっていたお父さんと一緒に観ると、お子さんと話が弾む事であろう。今観ても色褪せない理由は、こうした親子のコミュニケーションになり得るというのもひとつの理由である。

多彩な変身フォームは見どころのひとつ

本作のベルトは「ダブルドライバー」その名の通り、アルファベットの「W」の字を象られている。

左右それぞれに「ガイアメモリ」と呼ばれるアイテムを差し込み変身する。ガイアメモリは多くの種類があり、組み合わせによって能力が異なる。

すなわち、メモリの組み合わせでライダーは多種多様なフォルムとなり、敵に合わせて差し込むメモリを替えて戦う。今でこそ、仮面ライダーが複数のフォルムとなって戦うのが普通。例えば「仮面ライダーカブト」のマスクドフォームとライダーフォームなど。仮面ライダーWは少し違う。

前述したガイアメモリをベルトに挿すと、ガイアメモリの色に合わせて半身もその色となり、メモリに秘められた力を駆使して戦うのだ。

敵の能力にに合わせてメモリを差し替えて臨機応変に戦う事もある。勿論その都度、半身はメモリの色となるために「この敵にはどのフォームとなって戦うのか」と考えながら観れる。

変身後の姿が数多く存在するというのは、大人も子どもも楽しめる。今度のフォームはどういった姿になるのか。一体どんな能力で敵を倒すのか。きっとお気に入りのフォームが見つかると思うから是非注目して観て欲しい。
 

風都を愛する男「左翔太郎」の魅力

左翔太郎は師匠:鳴海荘吉のようなハードボイルドに強い憧れを持っている。しかし形から入る為にソフト帽は欠かすことの出来ないアイテム。

愛読書はレイモンド・チャンドラーなどのハードボイルドものを愛読し、事件が解決するとタイプライターを使って報告書を書くのも「ハードボイルド」を意識しているのが丸わかり。立ち居振る舞いも常にハードボイルドらしさを心がけているが、どこか成り切れていない。

「ハードボイルド」ならぬ「ハーフボイルド」という男。それが左翔太郎なのだ。けれど、ひとたび事件が起きるとなるとその「ハーフボイルド」のイメージはひっくり返る。幅広い交友関係と情報網を駆使し、相棒のフィリップと共に解決の糸口を探る。その姿はまさに「ハードボイルド」な探偵の風貌だ。

生まれ育った風都を愛する翔太郎だからこそ、風都の街を脅かす敵を許すことは出来ない。だからこそ風都の為に、街の皆の為に、敵と戦う。けれども翔太郎自身は恩師である荘吉の背中を常に追い続けている「探偵」である。特別な力だとか天才的な頭脳を持っているとか、そうしたものは一切持ち合わせていない。

あるのは大好きな風都を守りたいという一心のみ。事件を解決していく毎に成長していく翔太郎の姿は視聴者に「等身大のヒーロー」として心奪われるに違いない。
 

2話で1エピソードだから区切りやすい

仮面ライダーWは「探偵+バディもの」という一風変わったライダーでありながら、昭和ライダーを思わせるデザインとなっている。構成はひとつのエピソードを2話で完結するスタイルの前後編形式となっている為に観やすい造りとなっている。

お話は王道のヒーローものとなっており、左翔太郎、フィリップという二人を軸にしたストーリーは時に熱く、時に涙する展開は古臭さを感じさせない造りとなっている。ストーリーが進むに連れて明らかとなる「風都の秘密」には引き込まれるに違いない。

そして、謎の少年「フィリップ」の正体とは……。仮面ライダーWは「王道モノのストーリー&探偵モノ&謎」の絶妙なバランスだからこそ時が経っても色褪せない面白さを放っている。主題歌の「W-B-X 〜W-Boiled Extreme〜」もカッコイイ。

イントロと共に映し出される、マフラーをなびかせて夜の風都を見下ろす「仮面ライダーW」も見所のひとつだ。
 
先日、仮面ライダーWの正統続編である「風都探偵」がビッグコミックスピリッツで連載が開始された。放送開始から7年経ったいま、正統続編が始まったこのタイミングだからこそ観て欲しい作品だ。

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仮面ライダーW(ダブル) 2010

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正式な続編がマンガで連載開始

週刊ビッグコミックスピリッツ 2017年44号(2017年10月2日発売)

週刊ビッグコミックスピリッツ編集部 (著), 石ノ森章太郎 (著), 三条陸 (著), 佐藤まさき (著), 二ノ宮知子 (著), 吉田戦車 (著), 背川昇 (著), 丹羽庭 (著), & 22 その他
価格:349円
★★★★* 7件のレビュー

●総力特集「見ようぜ!仮面ライダー」 巻頭グラビア「菅田将暉×桐山 漣」●遂に変身!巻頭カラー『風都探偵』石ノ森章太郎+三条 陸+佐藤まさき●二ノ宮知子・吉田戦車の描く平成ライダーエッセイ漫画

この記事にはAmazonプライムビデオ『仮面ライダーW』より、引用の範囲で複数のスクリーンショットを掲載しています。本画像の著作権者より通告を頂いた際はすみやかに画像を取り下げます。

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