仮面ライダーアマゾンズ シーズン1 導入編

Amazonプライムビデオで独占見放題配信、仮面ライダー生誕45周年となる2016年にはじまった新たな挑戦『 仮面ライダーアマゾンズ シーズン1』の全話視聴企画。いまから見るみんなに向けて1〜3話の見どころをご紹介。

そして、Twitterでみなのコメントを集めつつ7月18日19時よりネタバレありでこの作品(シーズン1のみ)の魅力を語り尽くします。全話見た人だけが楽しめる、みんなが参加者のレビュー企画、第1回「今からプライムビデオのこれ見よう」がはじまりますよ!

『仮面ライダーアマゾンズ シーズン1』を全力で楽しむため、『オトナアニメ』スーパーバイザーである多根@bigburnさんから序盤の見どころを案内いただきました。Open Your Amazonz!! ***きんどうここまで


Amazonプライムビデオ独占配信『仮面ライダーアマゾンズ』をチェック

平成ライダーの枷を引きちぎったアマゾンズ、テーマは人喰い!!

平成仮面ライダー、「龍騎」の殺人鬼・浅倉威を送り出した聖地である。今年の『仮面ライダーエグゼイド』も「大切な人の命」をご褒美にしたゲームを運営するブラック企業が敵だったり、放送規制がやかましくなる中で「攻めてる」枠だ。

でも、大人も子供もおねーさんも見る地上波では、超えられない一線はやはりある。そこに次元のオーロラならぬ国境を超えてやってきた通りすがりのアマゾンプライムビデオ。ここはどうやら『仮面ライダーアマゾン』とかいう、似たような名前のやつがいた世界らしい……。

そんなダジャレみたいなノリで誕生したアマゾンプライムビデオ独占配信番組こそが『仮面ライダーアマゾンズ』。公式ページにも「本作品には、一部バイオレンス・シーンが含まれております。未成年の方のご鑑賞に当たりましては、保護者の方の適切な配慮をお願い致します」と但し書きしている。親子に見せる気マックスハートだ!

元祖の『仮面ライダーアマゾン』は、1974年〜75年に放送された昭和仮面ライダーの4作目。アマゾンの奥地で育った野生児が変身し、腕のヒレで怪人をぶった切り四肢欠損に追い込む大切断。怪人も被害者の血を抜き取って死体を保存食にする有様で、放送当時はたった数話でマイルドに軌道修正。そりゃそうだよ!

アマゾンズは、そんな元祖の名前を借りただけじゃない。かつてやり通せなかったことを、子供が泣こうが叫ぼうが最後までやり通そうという「魂ごとリブート作品」なのである。

アマゾンズのシリーズ構成と脚本は小林靖子氏。そう、浅倉威の生みの親。『仮面ライダーオーズ/OOO』では主人公が変身するたびに味覚や五感を失っていき、『烈車戦隊トッキュウジャー』では主人公が一人だけ闇に侵され……と胃をキリキリさせる展開では定評あるお方だ。

それでも、日曜朝の7時〜8時台に放送されるニチアサ(仮面ライダーとスーパー戦隊の放送枠。10月から9時〜10時に変更)ではリミッターをかけていたはず。アマゾンプライムビデオは放送規制もなし。靖子にゃん100%中の100%状態がついに解放だ。

そのテーマは……人喰い!!

見どころ1 人喰いの「ムシ」を狩るお仕事チーム

銀のバンから旅館の前に降り立った白い装束のメンバー達。害虫の駆除だと近所のオバちゃんを宥めておいて、中に入った仲間たちは戦闘服と銃器をむき出しにしていた。「ムシの駆除」はウソじゃない、人を捕らえておやつにする、デカい蜘蛛(男)を狩るのだからーー。

彼らチームの通称は駆除班。正義の防衛チームじゃなく、ノザマペストンサービスに雇われて「お仕事」でやってる集まりだ。今までの特撮番組では「怪人」とされていたクリーチャー達が、彼らにとっては治療費や借金返済の足しにする獲物でしかない

そして「アマゾン」とは、ヒーローの名前ではなく怪人の総称。複数いるからアマゾン“ズ”、ということは、主人公も……。

狭くて暗い室内で粘液や「食べ残し」を辿っていくと、闇の中でうごめく節足動物。ただ、サイズがケタ違い。戦闘のプロである駆除班が数人がかりで銃弾や打撃をぶち込んでも、押される一方だ。

しかし、味方のアマゾンもいる。戦闘のエキスパート達の中に不似合いな優しげな少年、全身から蒸気を吹き上げて変身! その姿はモグラアマゾン、人間体の名前はマモル。元祖『仮面ライダーアマゾン』で主人公の味方になったモグラ獣人のオマージュキャラだ。ガラリと見かけは変わっても、意外に原作ファンの思い出を大事にしているのだ

彼ら駆除班チームもまた、主役の一つ。一人ひとりの人間模様がドラマのうねりを織りなしていくが、第一話の終盤では2体だったはずの敵アマゾンが3体、いやそれ以上に大集合して混乱を極める。なんでこんなことに?その真相は次の見どころで。

見どころ2 人喰い生物アマゾン、4000体が大脱走!


なぜアマゾンが増えたかといえば、駆除班の一員・大滝が覚醒して、トンボアマゾンに変身したから。そこに生卵を飲み干してベルトで変身するアマゾンやら、本能の赴くままコウモリアマゾンを惨殺する謎の個体やらが乱入してしっちゃかめっちゃかだ。

どういうことだ、説明しろ! 駆除版のメンバーも、アマゾンの素性が何かを知らされていなかった。そして親会社の水澤令華が派遣した秘書・加納が明かす真実に、視聴者とともに驚がく。

もともとアマゾンは、野座間製薬(ノザマペストンサービスの親会社)が開発した人工生命・アマゾン細胞が人型にまで育った存在だった。彼らは人間のたんぱく質を欲し、一度覚醒したら人間を狩る。2年前の事故で約4000体のアマゾンが街に解き放たれてしまっていた……。

駆除班がやらされてたのは、前代未聞の不祥事の尻ぬぐい。かと言って「あなたの隣人がアマゾンかも」とバラせば街が大パニックということで、口をつぐむしかない。

マモルもアマゾンだが、人喰い本能は「アマゾンズレジスター」という腕輪(旧作の「ギギの腕輪」に似たデザイン)により抑制されている。なら大滝も……とかすかな望みも、加納の「一度覚醒したら戻れません」と容赦ない言葉に砕かれてしまった。元仲間を狩るしかない、キツすぎる!

見どころ3 養殖(引きこもり) VS 野生(飲んだくれのヒモ)


ヒーローは遅れてやってくる。3体の敵アマゾンを相手にして大ピンチの駆除班の前に現れたのは、卵を割って飲み干す中年男・鷹山仁。

ベルトを装着して「アマゾン」とつぶやけば、主人公の一人、アマゾンアルファが出現。原典のアマゾンを現代風にしたデザインは、荒々しくもスタイリッシュ。片手でクモアマゾンの巨体を持ち上げる怪力、敵の攻撃をさばいて確実にカウンターを決める、ワイルドかつ洗練された戦い方がしびれるカッコよさ。

そこに乱入した新手のアマゾンが、もう一人の主人公・水澤悠が変身した姿(アマゾン素体)。いつも家で生活していて、外には一歩も出ずに白い部屋に引きこもり。2年前に水澤家に引き取られ、母に言われるがままに薬を打つ毎日。義理の妹・美月が訪ねてくると、水槽の魚が自分のようだと儚げに笑う……。

悠の母は水沢令華ーーアマゾンプロジェクトの責任者であり、怪物たちの生みの親。つまり悠はアマゾンの中でも特別製、大事に飼われていた「養殖モノ」。注射を打つのが嫌でサボったら、本能が暴走して“変身”しちゃったわけだ

見境なく襲いかかる悠に応戦した仁だったが、いきなり悠がエネルギー切れで戦闘終了。相方の運転する車に悠を放り込んで、自分も乗り込み去っていった。

意識を回復した悠が目にしたのは、昼間っから酒をらっぱ飲みする仁だった。七羽さ〜んと恋人の家に転がり込んで食事もたかってる。どこに出しても恥ずかしくない、立派なヒモ!

自我を保ったまま変身できるベルト・アマゾンドライバーを渡され、ようやくヒーローらしいアマゾンオメガの姿になった悠。が、自分は一体何なんだ? 人間なのかアマゾンなのか……とテンパって母・令華に詰め寄ると、なし崩しに駆除班と行動を共にすることに。

バイクも与えられ、仮面ライダーらしく活躍することになった悠。かたや悠を含めた全アマゾンを狩ると言い放つ、しかしヒモの仁。養殖VS野生のアングルを作りつつ、次回(第四話)が183体の兵隊&女王アリに乗っ取られたアマゾンマンションの死闘。ヒキも最高だ!!

ネタバレ編解禁は7月18日!みんな、それまでに全話見てあーだーこーだ言うんだぞん

『仮面ライダーアマゾンズ シーズン1』に興味を持った人、すっかりはまってしまった人は、是非Twitterでハッシュタグ「#アマゾンズ見てる」でつぶやいてください。ネタばらし編は7月18日19時公開予定です。それまでに全話見ていると、より記事を楽しむことができますよ。

この記事にはAmazonプライムビデオ『仮面ライダーアマゾンズ』より、引用の範囲で複数のスクリーンショットを掲載しています。本画像の著作権者より通告を頂いた際はすみやかに画像を取り下げます。

Amzonプライムビデオで独占見放題『仮面ライダーアマゾンズ』シーズン1


仮面ライダー生誕45周年となる2016年新たな挑戦。仮面ライダーシリーズ第4作目にして、そのビジュアルと他の仮面ライダーとは一線を画すワイルドなアクションから、シリーズ最大の異色作との呼び声も高い"仮面ライダーアマゾン"が、Amazonプライム・ビデオにおける日本初のオリジナル作品として完全新生。

悠と仁、養殖と野生、二人の対照的な仮面ライダーアマゾンを中心に、様々な登場人物の思惑が交差し、謎が謎を呼ぶ展開は注目必至。※本作品 には、一部バイオレンス・シーンが 含まれております。 未成年の方のご鑑賞に当たりましては、保護者の方の適切な配慮をお願い致します。
Amazonビデオ『仮面ライダー アマゾンズ』シーズン1

ライター紹介:多根清史

『オトナアニメ』スーパーバイザー/フリーライター。著書に『宇宙世紀の政治経済学』『教養としてのゲーム史』『ガンダムと日本人』、共著に『超クソゲー2』『超ファミコン』など。現在、「あるゲームハードの書籍」執筆の大詰め段階です……。

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