「葉子」古川さとしさんインタビュー

こんばんは、Kindleどうでしょうです。KindleDirectPublishing、いわゆる個人出版で活躍する著者へのインタビューをお送りする”KDP最前線”。第50回は、「葉子」を執筆した”古川さとし”さんのインタビューを掲載します。

Kindleアダルト葉子

古川さとし「葉子」

葉子は、恋人、隆史とのエッチをようやく覚えたばかりだけれど、真面目で素直なその心の奥に、被虐の陰影を持っているのを、まだ自分でも気がついてない。細身の清楚な身体は、恋人の隆史には燃え尽きさせられないような、豊かな性感が眠っているのだけれど。
ボランティア先の老人ホームでは、所長の佐藤に気に入られ「どうしても」という頼みに負けて撮影モデルを務めるうちに、次第次第に、見られる刺激が葉子の身体を燃え立たせてしまう。

「カラダはとっくに逃げ出すことを忘れていたのだった」
ほら、コトをいたす時に「もっと光を!!」とゲーテも力強く言い切ると思う?思わない?ところで、君はどっち派?私は(以下略)今回はアダルト作家として精力的に作品を発表し続ける古川さとしさんのインタビューです。フッフ、ウブで幸せいっぱいの娘っ子が自分の本性を暴かれ、もう激写!激写!激写ボゥイ!!のフラッシュでサティスファクションッスよね!!
半落ちからの悦楽っぷりはいやあ、読み応えありますね。アダルト小説、絵が無いとわかんないってやつはエロスの真髄は文字にあるんだぜっ!あと、書き手の中には恥ずかしいって避けてる人もいますけどね。アダルトを上手くかける人は強いですよ、ほんと。恥ずかしがらずに是非アダルト小説に手をだしてみよーっ!
古川さとしさんには、本作のセールスポイントや特にお気に入りのシーンなどを語っていただいた。

インタビュー with 古川さとしさん

――この作品を書いたキッカケを教えてください

おそらく、大半のアダルト作家さんの出発点である「自分が読みたいものがないなら書いちゃえ」ということなのではないかと思います。
この作品のヒロインは、地方の良家の子女なんです。しかも女子校出身の真面目で、責任感の強い、いわば「お堅い子」だから、エッチに対する抵抗感が強いんです。紅茶はさりげなくリーフでいれるし、躾けが良いから、いっつも背中がピンと伸びている。彼氏ができるのも、初めて。そんなコが、実は被虐の素質があって、それを「プロ」に手ほどきされちゃったらって、いう世界観なんですよね。
ほら、いるじゃないですか。
美人で性格も良いし、スタイルも抜群なんだけれども、清楚というより清潔感がありすぎて男が手を出せないタイプの子。そんな子が、精一杯「隠されていた自分の淫らさ」に目覚めさせられながら墜ちていくところを描くためにある、20万字を越える長編です。
もともとは20年前の設定世界なんですけれども、公開に当たって、広い世代に何となく受け入れてもらえるように、わざと、時代背景はぼかしました。ですから、時代考証的には、あれ?とお思いかもしれませんが、そこは、まあ、流していただいて(笑)
誰もが、ご自分の大学時代に戻っていただいて「キャンパスの高嶺の花」が墜ちるなら、こうなんだな、と思っていただけるのではないかと思います。

――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?

「濃密文体」と読者の方から名付けていただきましたが、とにかく「濃い」んですよ。ものすごい文字数をかけて、理性の勝るヒロインが快楽に負けて、崩れていくところを描いてます。
モノローグ的な描き方を生かしていますから、思う存分、葉子の中に生まれる「快楽と理性の葛藤」と「被虐の本性」の目覚めを描いてますので、それをお楽しみいただければと。
単に、肉体的にずっこんばっこん(笑)やっていても、何にも楽しくないという方に、ぜひ読んでいただきたいですね。
そういえば、時折いただくメッセージなどを拝見すると、読者の方々の知性というか、教養や日本語のすばらしさを感じてしまいます。作品自体が、理屈っぽいせいなのか、古川の愛読者の方々は間違いなく、皆さん、頭が良いんですよ。
このあたり、楽しくもあるんですが、「やっぱり、一般受けしにくいのかな」というジレンマもありまして、今後の課題でもあります。
あ、ついでに申し上げると、この作品もそうなんですが、女性一人称視点の作品は、女性ファンが付くんですよ。今までも女性の方から「私もそうです」なんてメッセージを頂戴して、感激したりしました。

――特にお気に入りのシーンはどこですか?

これは、もう、なんといっても、目隠しを取られたヒロインが、カメラの放列の前で、「奴隷の演技」を強いられながら、いつのまにか、それが、自分の気持ちと渾然一体となって、次第次第に、驚くべき快感を体験してしまうという、スタジオでのシーンですね。
もう、これが、実用に堪えないなら、古川作品、全部ダメかも、です(笑)

――作品を書くうえで悩んだところは?

なにしろ、人様に読んでいただくことが前提でしたから、自己満足じゃなくて、どこで盛り上がっていたこうかと、それは常に考えましたね。
早い話が、アダルト作品である以上「読者様の実用に堪える」ということを、やっぱり意識しないといけないですよね。ですから、お気に入りの官能作家さんの、その種のシーンをピックアップして、平均的にどのくらいの文字数で書けば良いのかということまで研究して構成しています。
まあ、だんだんと慣れていくにしたがって「古川ワールドはこういう感じです」ってことで各シーンの長さは、小説のタイプごとに、好き放題になってしまいましたね。

――本作の執筆中に起きた印象的な出来事はありますか?

連載しているときに、あまりの人気ぶりに天狗になり、某F文庫の新人賞に応募いたしましたが、一次選考すら通過せずに落選(笑)
自分のレベルを思い知らされました。

――読者からの感想はありましたか?

この作品がネット上で公開された当初、ファンの方に大変熱く迎えられました。連載の形で、一話ずつ公開していったのですが、公開すると、その日のうちに7~8千のアクセスがあり、3日で3万近いアクセスをいただいたこともあります。今でも、ファンの方がいつも見守ってくださる感覚があって、いつも励まされています。
今回は、ファンの方は、お読みになったことがあるのに「ご祝儀」ということで、最初の1冊を買ってくださいました。
多くの方々からのご支援で、次の作品に向かわせていただいています。
今のファンの皆さま、そして、これからファンになってくださる方々に、本当に、感謝です。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

これは、連載当時に半年ほどかけ、その後も、少しずつつて直しをしましたから、今回Kindleで出すにあたり、手直しをしたことを考えると、実に足かけ5年ということになります(笑)

――値段はどうやって決めましたか?

ネット上の作品は試し読みができないので、いくつかの作品は「お試し用」に、「最安値」(99円)にしてあります。こちらを見ていただいて、他の作品をじっくりとお楽しみいただければ、と思います。あ、本来の作品は、もっと、もっとねちっこいので、お覚悟を(笑)
それから、今や、出版不況で、普通に出版しても印税率は低いらしいんですよ。下手をすると7~8%もあれば、上出来だとか。ダイレクトパブリッシングで印税率が35%というのは、凄いことなわけです。ですから、アマチュア作家だから、利益を考えなくて良いという理由もあるんですけれども、原稿用紙1000枚超の超大作も文庫本の値段程度に抑えていけるんですよね。
今後の値段は、時がたったら改訂することはあるでしょうね。

――Kindleで出すにあたって困ったことはありますか?

作品をepubで保存してあれば、操作は簡単なんです。あっという間に、出来ちゃいます。ただ、一つの作品としてパッケージにすると、つきものなのが「表紙」です。
あいにくと、デザインのセンスもなければ、技術もないし、なので。
あの、いっつもひどい表紙ですみません……

――古川さんは以前無料キャンペーンを利用されていましたが、何かメリットはありましたか?

とにかく、アクセスが多くなります。だけれど一つの作品に対して5日間しか使えないので、まとめて5日を使うか、期間を空けるのか、いろいろとお考えになった方が良いかもしれませんね。
ネット販売だけに、読者の方々からすると、何か、手がかりがほしいというのも当然でです。試し読みのページがあれば良いのかもしれませんが、一定期間の無料試読は、確実に読者層を広げてくれると思います

――無料キャンペーンの利用前と後で販売部数に変化は生まれましたか?

これは、文句なしに、増えます。できれば、常時、無料キャンペーンをやらせて欲しいくらいです。

――今後の予定について簡単に教えてください

今、ネットで連載中の作品「ふたりのために」「ギフト」「喪われた教室」「ミラクル」を仕上げようと思います。
また、構想中の作品も時間を見て、こつこつと書きためて、公開に持ち込めるように頑張ります。

――それでは最後に、読者の方へメッセージをお願いします

これからも、皆さまに満足していただける作品を、コツコツと書いていきます。応援をよろしくお願いいたします。「古川ワールドが、いい」と言ってくださる皆様のご期待を裏切らないような作品を常に書いて参りたいと思います。
あ、それと、古川は、どんどん作品をKindleで公開したいのですが、作品の表紙が苦手です。作ってやろうという有志の方。表紙モデルになりたい方、募集中です。ただ、あの~お礼の方は、あのちょっと「あれ」ですので、申し訳ないです(恥)

著者プロフィール

古川さとし
早いもので、ネット上に初めて「葉子」を公開したのは10年前です。それ以来、本業として、と~ってもおカタイ仕事をしつつ、エッチ小説の作家でもある、二重人格の生活がすっかり定着してしまいました。
時々、自分でも訳が分からなくなったりするんですが(笑)  ファンの皆さまに熱い思いで支えていただきながら、少しずつ書きため、作品を公開して参りました。
そして、やっと電子書籍リーダーが普及してきましたので、このあたりで、簡単にお読みいただける場所を作らねばと思い、今までの作品をKindleにそろえている途中です。
古川さとしの部屋
http://book.geocities.jp/frukawasatosi/index.html

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