海猫沢めろん キンドル限定発売の最新刊『ディスクロニアの鳩時計』インタビュー

ゲンロン編集部さんから、Kindle限定発売という海猫沢めろん『ディスクロニアの鳩時計』インタビュー記事を頂きました。

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はじめまして。ゲンロン編集部のフクダと申します。本日は、先月末発売になりました、海猫沢めろん先生の新刊『ディスクロニアの鳩時計 午前の部』をご紹介させていただきます!

本作は、東浩紀が編集長を務めるゲンロンの会報誌『ゲンロン通信』に連載され、長らくの間、限られた人々だけに密かに読まれていた小説でした。なぜそんなふうにコッソリ連載されてきたのかは、読んで頂ければ、最初の1ページ目でご納得いただけるかと思います。

こちら「午前の部」「午後の部」の2部構成が予定されており、このたび電子書籍化されたのは全12章の「午前の部」。つづきは12月1日新創刊の批評誌『ゲンロン』にて連載中です。『ディスクロニアの鳩時計』は万人向けの小説ではありません。だからこそ、万人向けの小説など全力で読みたくない人に、全力でおすすめいたします!!

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海猫沢めろん新刊『ディスクロニアの鳩時計』インタビュー

圧倒的密度で疾走する、メタリアルフィクションの極北がKindle限定発売

ディスクロニアの鳩時計 午前の部

海猫沢 めろん (著), 東山翔 (イラスト)
価格:756円 プライム会員ならレンタル可能

圧倒的密度で疾走する メタリアルフィクションの極北! 『ゲンロン通信』連載の衝撃作が待望の電子書籍化!!  ※本電子書籍は『ディスクロニアの鳩時計』の前半部分です。後半の「午後の部」は、『ゲンロン』創刊号(2015年12月刊)より連載開始します。

『ディスクロニアの鳩時計』イントロダクション

近未来の日本。ディザ☆スターと呼ばれる、猟奇殺人者たちの暗躍、脱時間症候群(ディスクロニア・シンドローム)という謎の現象、巨大な無国籍企業を隠れ蓑に、「時間」の掌握を画策する一族、コンタクト型の拡張現実デバイス「カクリヨ」がつくり出すAR都市・時巡市を舞台に、時、運命、宿業、ぶっ飛んだキャラクターたちが縦横無尽に交錯する、あらゆる意味で一線を超えすぎた、既存のジャンルも超えすぎた、アバンギャルドな傑作/怪作です。


東山翔さんによるキャラクターデザインにもご注目!

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海猫沢めろんインタビュー

編集部:――『左巻キ式ラストリゾート』から10年、セックス&バイオレンスの海猫沢めろんが帰ってきました。冒頭から過激な場面が続きますが、なぜいまこのような小説を世に問おうと思われたのですか。

海猫沢めろん:小説とは、SFミステリ純文学ロマンス哲学数学神学、善悪、崇高さと低俗さ、知性と反知性……相反するもの、あらゆるジャンルがそれひとつにつまっているカオスな物語のことですが、単純に今そういうものを誰も書いてない現状が大いに不満だからです。

あと、連載をはじめた2012年は個人的にあらゆることに絶望しており、例年に増して死にたくてたまりませんでしたが、そんなときに東さんからの依頼があり「殺るか殺られるか……ならば殺るしかない」と覚悟し、書きたいことを書こうと思ったのがきっかけです。最初の頃は書き終えたら死のうと思ってました。今は書き終えるまで死ねないと思ってます。

――どのような読者に読んでほしいですか。

1)生きているのがつまらない。
2)世の中にあふれる「正しさ」にうんざりしている。
3)自分も含んだこの世界を憎悪している。
4)なにかとっても悪いことがしたい。
5)あらゆることがどうでもいい。
6)死にたい。

そんな人達を救いませんが、読むと5秒くらい寿命が伸びると思います。

――小説内には震災を意識した設定やモチーフがあります。3.11は大きな影響を与えましたか。

大きな事件は無意識に作用するので、影響はあったと思いますが、もっと身近なところで、掲載誌がゲンロン発行ということが作品に影響を与えていると思います。

本作執筆にあたり、影響を受けた小説、映画、ゲームなどありましたら教えてください。ネタバレにならない程度に書くと、

『地下室の手記』ドストエフスキー
『ドストエフスキー』山城むつみ
『相対主義の極北』入不二基義
『猶予の月』神林長平
『時間衝突』バリントン・J・ベイリー
『綿の国星』大島弓子
江戸川乱歩と大槻ケンヂの小説。

書くと即ネタバレになるような本は終わってから紹介します。

完結前に気づいた人は心にとどめておいてください。ネタバレしたらブログで叩きます。訴えます。マッドメンのコスプレで呪います。

――午後の部、ついに『ゲンロン』創刊とともに始動です!本作にかける意気込みと今後の展望を教えてください。

全体のおおまかな仕掛けは最初にできていて、カンがいい人はどんでん返しに気づいていると思うのですが、問題はそのあとにどこまで予想を裏切れるかです。整合性とか論理的とかそういうのはどうでもいいのでパッションと世界に対する呪詛を全開にして読んだら人が怒りで死ぬ小説を目指したいと思います。と……書きましたがそういう自分が書いたことに縛られず1行前を否定するような運動を繰り返して糞が糞によって糞になって糞のような糞を生み出しつつ糞が糞であることを肯定して否定して糞アウフヘーベンする奇跡を起こします。起こります。まあどうでもいいんですけどね。

作家プロフィール:海猫沢めろん(うみねこざわ・めろん)

1975年生。文筆業。『左巻キ式ラストリゾート』(星海社文庫)でデビュー。
『愛についての感じ』(講談社)で第三三回野間文芸新人賞候補。他に『零式』(ハヤカワ文庫JA)、『全滅脳フューチャー!!!』(幻冬舎文庫)、『ニコニコ時給800円』(集英社文庫)など。


関連リンク

『ゲンロン通信』連載の衝撃作、待望の電子書籍化!海猫沢めろん『ディスクロニアの鳩時計 午前の部』発売開始!

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