ひねくれ者の恋愛ストーリー「ヤマノテロマンチカ ~東京駅編~」を執筆した山口夢さんにインタビュー

1306102こんにちは、きんどるどうでしょうです。
いま話題、もしくはこれから話題になるであろうKindle作家にインタビューするKDP最前線。今夜はその第127回。
山手線各駅を舞台にした連載恋愛ストーリー「ヤマノテロマンチカ ~東京駅編~」を執筆した山口夢さんです。
山口夢さんには本作執筆のキッカケやオススメのポイントをなどを語っていただきました。さぁ、いったいどんなお話が聞けるのでしょうか。もちろん、本作はAmazonKindleで無料で試読が可能です。

著者プロフィール

山口夢(やまぐちゆめ) Twitter @yume_yamaguchi
出身年、出身地 1986年生まれ、神奈川県出身 日本大学芸術学部映画学科脚本コース卒業
これまでの作品
コラム『プロを目指して三千里~脚本家への道~』(2010年~、『コイワタイムズ』誌上)
朗読『フルートのためのカルメン』(2012年)
映画『メッセージ・ソング』(2013年、監督・増田俊樹)
舞台『シンデレラの魔法は2度解ける』(2013年)
趣味 料理、カメラ、散歩
現在の取り組み 主に舞台の戯曲や、『ヤマノテロマンチカ』の続編を執筆中
URL ブログ『毎日物書き日和』http://ameblo.jp/a-dream-writer/

ヤマノテロマンチカ ~東京駅編~

恋に生き、恋に泣け——。山野千佳は、半年間付き合ったカレシにフラれたばかり。25歳という年齢に焦りを感じつつ、運命の人との結婚を夢見て、「恋愛バカ」が突っ走る!今回の舞台は東京駅八重洲口。千佳が探しあてた、ステキな王子様は、どこの誰...?
恋をしている人も、そうでない人も。すべての人へ贈る、毒舌悪態ラブストーリー。日本語縦書き。シロジ書き下ろしのカラー挿絵3枚入りです。
価格:250円
評価:最初のレビューをお待ちしています
Amazon.co.jpで詳細を見る

――この作品を書いたキッカケを教えてください。

「小説を連載をしてみませんか?」
という、お話をいただいたのがキッカケです。

「できれば、若者向けの作品でお願いします」
こうして、すべては始まりました。あとは、私の頭のなかで、あれよあれよという間に、アイデアがひとまとまりになって、
「連載なら、ひと続きになっている場所を舞台にしたらどうだろう?」「じゃあ、山手線の各駅を舞台にしよう!」
「若者向けといえば?」「恋愛小説だろう!」
「ストーリーは?」「山手線の各駅で恋をして、デートする話がいい!」
「それだけ?」「主人公に毒を吐かせよう! 女性なら誰しも胸に抱いてそうな、身勝手でプライドの高い毒を吐かせるのだ!」

……そして、出来上がったのが、「山手線各駅を舞台にした、毒舌暴走ラブストーリー」である、『ヤマノテロマンチカ』です。お話をいただいてから、構想ができあがるまで、さほど時間はかかりませんでした。なんだか、とっても、ワクワクしていたので。

――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?

特徴やセールスポイント……“毒舌”じゃないでしょうか。主人公の千佳ちゃん(親しみを込めて、ちゃん付けで呼んでいます)は、口にこそ出さないけど、心の中では、悪態をつきまくるんです。男への不満とか、女同士の確執なんかを、女ならば誰でも持ち合わせているであろう、エベレスト級のプライドをとおして、描いています。
カテゴリーとしては、ラブストーリーなんですが、あま~くて、カワイイ作品を書くことのできない、ひねくれ者の筆者が生み出した、ピリリと辛い作品になっているはずです。

――どうしてこのタイトルにしたのですか?

「山手線」+「ロマンス物」=「ヤマノテロマンチカ」になったのですが、私個人としては、可愛いタイトルのつもりなんですよ。埼玉県の川越にある「大正浪漫夢通り」みたいな感じで、「レトロポップだなー」と。
そしたら、1960年代から活動されている「鶴岡雅義と東京ロマンチカ」というコーラスグループがあって、50代以上の方には、レトロポップどころか、郷愁をさそうようです。これは、予想外でした。私のなかでは、今でもレトロポップなのですが……。

――作品を書くうえで悩んだところは?

「全部」……っていう答えは、ナシですか?とにかく、悩みっぱなしでした。取材という名の、東京駅周辺探索は、地図を持っているのにも関わらず、絶望的に方向オンチなんで、すぐ迷子になるし。恋愛小説なんて、ふだん読まないし。まあ、“山手線の駅が舞台”も、“ラブストーリー”も、私が決めたことなんですけどね。
自分で自分の首を絞めちゃった、みたいな。悩まなかったのは、“毒舌”の部分くらいじゃないでしょうか。私も、口にこそ出さないけど、心の中では、悪態をつきまくってるんで。

――主人公やその他のキャラクターが生まれた経緯やエピソードをお聞かせください。

主人公の千佳ちゃんは、「あとがき」でも、ちょこっと触れたのですが、私の分身のような、そうでないような、「元は私だったはずの他人」というコンセプトです。
そして今回、千佳ちゃんが恋する相手・脇田は、実際に東京駅周辺で見かけた、車両を整理していたお兄さんです。もちろん、性格などは私の創作ですが、容姿はそのまま、イケメンさんでした。一瞬すれ違っただけなので、私の勘違いかもしれませんが……。
今後も『ヤマノテロマンチカ』に登場する、千佳ちゃんの恋のお相手は、私が実際に駅周辺を散策し、そこで出会った人をモデルにしていく予定です。そのあたりも、楽しみにしていただければと思います。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

実際の執筆期間は1週間くらいですが、取材を入れると1ヶ月、執筆のあとの校正を入れれば、2ヶ月くらいですね。

――小説を書き始めたキッカケはなんですか?

もともとマンガ家になりたかったんですけど、だいぶ大きくなってから、「私ってば、あんまり絵が上手くない!」ってことに気付きまして、そもそも、マンガより小説を読んでいたタイプだったので、「小説じゃダメなの?」という自問自答の末、高校の文芸部に入部したのがキッカケです。いろいろ気付くのが遅い!
あれから10年、紆余曲折ありましたが、いまだに小説を書いております。

――アイデアを出したり、集中力を高めたりするためにやっていることは?

散歩です。運動嫌いなんですけど、『ヤマノテロマンチカ~東京駅編~』を書くにあたって、取材と称する「東京駅周辺散策」をした結果、歩くことが苦ではなくなりました。たまたま同じ時期に、カメラを趣味にしたので、ほとんどの移動は、徒歩か自転車です。
街の個性を見出だしたり、人の会話を耳にしたり、ときには、こちらから話しかけてみたり……『ヤマノテロマンチカ』以外の作品の執筆にも、役立っています。
集中しすぎるとアイデアが出ないタイプなので、雑踏のなかにいたほうが、心地いいんです。

――Kindleで出すにあたって困ったことはありますか?

私は、“紙の書籍大好きっ子”なんで、「Kindleで出すぞ!」という話になったときに、「完成品が想像できない!」って、ちょっとパニックになりました。これが、困ったことです。出来上がってみたら、意外と、すんなり受け入れられました。

――オススメのKindle本を3冊教えてください

すいません。前述のとおり、ここまで“紙の書籍大好きっ子”として、生きてきたので、ほかのKindle本を、手に取ったことがないんです。これから勉強していきます。

――今後の予定について簡単に教えてください。

『ヤマノテロマンチカ』は連載ですので、今は2作目の執筆と、3作目の取材を同時進行でおこなっています。たくさんありますからね、駅。どんどん書いていかないと。
また、シナリオや戯曲の執筆もしていますので、小さな作品ではありますが、舞台なんかも上演しています。ご興味のある方は、ブログ等を参照ください。

――それでは最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

『ヤマノテロマンチカ』は、くだらない小説です。読んだところで、教養が増えるワケでもなければ、豊かな気分になるワケでもないし、どちらかと言えば、読むとバカになるような作品だと、私は思っています。
でも、たまにはバカになったっていいじゃない! ……という気分で書きました。ヒマつぶし程度に読んでください。泣けません。笑えません。それでも、必死に生きる主人公をとおして、読者の皆様が、十人十色、それぞれの「何か」を、なんとなーく感じとっていただければ幸いです。
山手線は各駅停車なので、どこで乗り降りされても構いませんが、できることならグルッと一周、長いお付き合いをしていただければと思います。

きんどるどうでしょうでは、KindleDirectPublishing、個人出版で頑張るインディーズ作家の方々を応援しています。

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