著者として名前を売りたい? じゃあ持ち込みでしょ! いつやるか?(以下略

soreyuke_logo_spこくぼしんじです。
今回は「それゆけ!ライターズ」も小休止。代わりに本サイト「きんどるどうでしょう」さんへの「寄稿のススメ」を書かせていただきたいと思います。ちょっとしたライフハック系の記事だと思っていただいて結構です。
ただオレ、ライフハックって言葉の意味を最近まで知らなかったので、その辺りツッコミが楽しみ……もとい、怖かったりもするんですけど。
(3/23)……と書いたそばから指摘が入りました。「寄稿」という言葉の意味を誤用していたようです(笑)。本記事のキーワードじゃねえか!!!
「寄稿」……正しくは「依頼されて書くもの」との意味なんですね。ご指摘ありがとうございました!!
まあ、開き直っていきましょう!
これまでのそれいけ!ライターズはこちら

「それゆけ!ライターズ」Vol.01【設定編】Kindleストアで発売開始!

これまでの「それゆけ!ライターズ」連載の中から、主に「キャラクター設定」の部分を中心にまとめた、総集編の第1弾となります。
気になるお値段は99円。
Amazon.co.jpで詳細をチェック
もともと連載では読者さんを増やすのが目的でしたし、コレで儲ける気はなかったので、何か特別な事情がない限りはこの値段で続けるつもりです。「今すぐ!」とか煽らないんで、欲しくなったときにお買い求めいただければ。
ちなみに現在は、連載でもたびたび紹介していた「おみこし理論」をまとめた第2弾【演出編】の制作中です。こちらも3月中にリリースの予定なので、ご期待ください!
それと……こちらは若干残念なお知らせなんですが、これまで公開していた「それゆけ!ライターズ」の連載記事は、順次、内容の一部を割愛していきます。有料版を買った人がバカを見てはいけないので。
もちろん現時点でも、有料版はまとめて読めるように編集してあります。加筆も文章、挿絵ともに追加していますので、まあ99円なら損しないかなあとは思っていますが。
いずれにせよ、ご理解いただければ幸いです。

アクセス増! 人気獲得! 知名度UP! フォロワー増!

1203232aでは、これ以上の宣伝も飽きるでしょうから、本題に入りましょう。
最近では、個人によるダイレクト出版も1つの曲がり角を迎えているんですかね。自分で書いて、出してみて……結局のところKindle本だって、売れるのは有名人がその知名度を活かして拡散した作品ばかりじゃないか……なーんてボヤキも聞かれるようになった昨今です。聞かれるというより、そこは自分自身、切実にボヤいてるトコですが(笑)。
「Kindle書籍を売るためには、リリース前にファンを増やしておく必要がある」
この認識、もはやKindle本の著者の間では常識かもしれません。
でも、今回はそこに「ちょっと待って」と言いたいんです。少なくとも、名前を売るにあたって「やり方」ぐらいはちゃんと考えようぜ、と。

ソーシャル活用は一日にしてならず

ファンを増やす、見込み客を確保するというのは、確かに大事なコトなんですが……一方で、そのための数々の手段には、あなたを一瞬で迷惑者に変えてしまう危険性もあります。
その代表例がソーシャルの"下手な"活用
たとえば、自分をもっと知ってもらいたいからって、見せるコンテンツや中身もない状態から、辺り構わずTwitterでフォローしまくったりしたら、たちまちのうちに嫌われますよね。
また、Facebookやアメブロなどのプロフィールを、いくら「オレすげー」風に盛ったところで、普通は冷笑されて終わりです。
結局、電子書籍の世界で成功するには、まず自分で良質な作品を書けるようになり、その上で「他人からのオススメ」によって拡散してもらうしかないんだと痛感しています。
ただ、そうは言っても、他人に拡散してもらうためには、そもそも論として多くの人に読んでもらう必要があるんですよね……。

人気サイトを作るのは本を売るより難しい

といって、多くの人が集まる人気サイトをゼロから自力で作れるのは……ホントごく少数。少なくとも、オレには無理でした。過去には何度かトライしたこともありますけど、ことごとく失敗してます。
そんなこんなで、自分を含めた無名の人間が、多くの人に記事を読んでもらおうと考えたとき……最高の手段となるのが、実は「人気サイトへの投稿(持ち込み)」だったりします。
例えば、ここ「きんどるどうでしょう」さんに記事が1つ掲載されれば、どんなに少なくても、とりあえず数百PVはもらえるワケで。
また、記事に良いツッコミどころがあると、たちまち炎上して8千PVとか、はてブが350ついて「アニメ・ゲーム」ジャンルの人気No.1記事(週間)になったりとか。今回みたいに言葉の意味を誤用した瞬間、Twitterで罵倒が拡散するとか(笑)
要は、自分のサイトやブログでチマチマ書いているだけじゃ絶対に起こり得ないことが、人気サイト上では起こるんです。
だから、自分の持ちネタに自信がある人は、どんどん人気サイトに投稿すべし! と言いたいですね。声を大にして。もちろん「きんどるどうでしょう」さんも、記事の持ち込みを絶賛受付中……あ、これ宣伝?
とはいえこの記事、間違っても管理人のzonさんに頼まれて書いてるモンじゃありません。
オレ自身、記事を書いてよかった! という思いが強いので、「それゆけ!ライターズ」の閑話休題がてら、自発的に書いてます。

「記事の持ち込み」という決断に至るまで

そもそも他サイトに記事を出そうと思ったきっかけは、2012年末、自身初のKindle本『Distance』(戯曲)をリリースした直後。まあ、Amazonとの規約で具体的な数字は言えないんですが、ことごとく売れなかったことに始まります。
こりゃ、次に何かKindleで出版する時は、事前に方策を考えとかなきゃいけないなと。
オレも一応はライターなので、Kindle化できるコンテンツはいくつか持っているんだけど、いかんせん、売るための準備がまったくできてなくて。
にも関わらず……。
・根気ないから、自分でサイト作るなんて面倒だしー。
・しかも、人気サイトに育てるなんて無理だし—。
・ソーシャルを頑張るとか、安藤○冬さんの茶坊主みたいで痛すぎるしー。
・表紙に絵師さん雇うほどのカネないしー。そんなのペイしないし—。

1203232b……みたいな状況だったワケです。自分で書いてて、ホントに情けない。

他に楽なやり方ないかな〜と、ネットで「キンドる速報」というサイトをまず見つけました。ああ、こういうサイトが電子の新刊を紹介してくれるんだと(その節は『Distance』をご紹介いただきありがとうございます)。
で、そこに寄稿(ここは寄稿って書いてあったから誤用じゃないよ!)されていたのが「きんどるどうでしょう」さんのKDP最前線
ああ、無名の著者にインタビューしてくれるサイトまであるのか、と。同時に、他サイトに記事を書かせてもらうという選択肢を知ったのもこの時です。

そもそも「何」を書いて持ち込みゃいいんだ??

ただ、記事の持ち込みといっても、そもそもオレに何が書けるんだという問題がありました。まず、情報サイトに小説やシナリオをそのまんま出しても「ウチではちょっと……」と突っ返されるだろうし(笑)
では何だ、レビューか? 辛口批評か何かか? これはちょっと考えました。ただ、すぐ断念しましたね。
ダイレクト出版の創成期に、売れてもいない自分がさも「ヒャッハー! "一応" プロだーッ!」みたいに入って他人の作品を批評するとかって……もうムチャクチャおこがましいし、気持ち悪いじゃないですか(笑)。
それでようやく、ああ、書き方を教えるコンテンツはどうだろうかと、思い至ります。そっちから入る方が、批評よりほんの少しだけ「健全」かも知れないなと。
先代のPCのデータを掘り起こして、むかしマンガ原作を教えていた頃に自分で書いた教本データが残っていたのを、サンプルとしてzonさんに送ってみたんですね。その結果がOKだったので、連載を始めることになった……という次第です。

記事を上手く掲載させてもらうコツ

とまあ、自分の場合は「面白いエンターテインメントの書き方!」みたいなトコで売り込んだんですが、原稿を持ち込む場合、基本は相手サイトさんのニーズに合わせないといけません。「きんどるどうでしょう」さんの場合は、こうなってますね

「Kindleユーザーのためになる」「KDP著者のためになる」の2つの観点から掲載可否を判断いたします。

この「」で括られた2つの言葉の意味を考えると、こうなります。

1.「Kindleユーザーのためになる」
ユーザーのためになる情報は、おそらく2つ。お得な情報か、さもなくば面白いネタ。
たとえば、(自著以外の)オススメ本をバンバン紹介するとか。あとは、自分で書いた「面白い」連載小説とか。
2.「KDP著者のためになる」
著者のためになるというのは、基本、著者に向けたレクチャー系でしょう。
『それゆけ!ライターズ』は面白いエンタメを書きたい著者さんたちにとって「ためになる情報」と一応、認めていただいた次第です(照)。
こういうネタでオレ以上のがあればなお良しでしょうし、あるいはマーケティング方面から考えて「(上手な)ソーシャルの活用法」などを語ってもいいんじゃないでしょうか。
「もっと売れるようになるには?」というのは、あらゆる著者に共通の感心事ですから。
ただ、「きんどるどうでしょう」さんの場合は、管理人のzonさんのマーケティングスキル自体が鬼のように高いので、半端なノウハウではダメかも知れません……。
いっそ、電子書籍やKindleとは真逆の角度から攻める手もあるでしょうね。
たとえば、紙の出版で何年もやってきた方が「Kindle本に紙が本来持つ良さをプラスしたい」という視点で、校正やデザインといった紙の世界のノウハウをガンガン書いたら……zonさん、飛び上がって喜ぶんじゃないでしょうか(笑)。
こんな感じで、掲載してもらいたい先方のサイトが「その時期に」欲しがっているであろう情報を、ポンと提供することが大事なんじゃないかと。
記事を持ち込みたいと思っているサイトがあったら、そこをしばらく常連として眺めながら、管理人さんのニーズを考えてみる。管理人さんが、やりたくても現状でできていないコトは何か、見つけるんです。そして、自分の持ちネタと先方のニーズが交差する部分を探す。
オレ、偉そうに言えるほど偉くないですけど、そんなコトを考えるとイイと思います。

原稿料とか、セコいことを言うな!

あと、記事持ち込みの際に言えるコトが1つ。持ち込みとは基本「掲載させていただくもの」です。先方から頼まれて記事を書く場合は「寄稿」と言います!(笑) 分かりましたか??
したがって、報酬とか原稿料とか、考えるべきではありません。そういう意味では、直接的に儲かる手段ではないのも確か。
ただ、これはハッキリ言えるんだけど、現在の社会において、知名度や人気は容易にカネやビジネスチャンスへと兌換できます。
ぶっちゃけ、ファンを集めたらまず電子書籍が売れるし、次にセミナーを開講するも会員制サービスを始めるも自由(もっとも、人様のサイト上でやっていいコト悪いコトはあると思いますが)。アクセスの多い人気サイト上で、人気記事や人気コーナーを持つということから、あなたの予想を越えた、次の展開が見えるワケです。

WEBで人気になれば、それこそダイレクト出版で成功できる

エンターテインメントであっても、これからは出版社の新人賞に出してデビューという王道展開の他に、まず電子書籍系の情報サイトで連載を持たせてもらい、アクセスを増やしたところでダイレクト出版! ……なんて流れが生まれると思います。
実際、1話あたり1万とかのアクセスをもらったら、下手な文芸誌に掲載されるよりも多くの人の目に留まりますから。

1つだけ注意点。

……というワケで、ダラダラ書きましたが、本当に記事を持ち込んでよかった! これから電子書籍で自分のノウハウや作品を世に出したい人には、オススメです。
ただ、1つだけ注意点が……
これは今回、「それゆけ!ライターズ」をリリースする段階で明らかになったコトですけど、連載中の内容をそのままKindle化しようとすると……Amazonから審査時にツッコミが入ります。
「無料公開されてるコンテンツと内容が被ってんだけど。アンタ本当に著者? 確認してからじゃないと出せないよ」みたいなのが(笑)。
結局、元記事のURLを全て送り、はじめからKindle化を目的とした連載である旨説明して、無事に審査を通過できたワケですが。
まあ、人気サイトに掲載された場合の絶大なメリットと比べれば、リスクなんて微々たるモンです。ぜひ投稿を! 一心不乱の記事持ち込みを! オレも「きんどるどうでしょう」さんでの連載仲間が増えるのを楽しみにしています。

この記事を書いた人

本名:小久保真司(こくぼしんじ)
1974.10.12.うまれ。
東京都台東区の山谷地区出身。慶応義塾大学総合政策学部を卒業後、専門学校や声優養成所の事務員として働きながら漫画原作者に師事し、シナリオライターに。コンビニ向けのペーパーバック漫画やゲームのシナリオライターとして活動する。現在は通常のライター業も請けつつ、KDPでオリジナル作品を発表中。他に、自分と同じKDP作家を支援する活動も行なっています。
→『きんぷれ!』(http://kin-pre.com
Kindle本「DISTANCE (がんばれ!アクターズ戯曲シリーズ)」好評発売中

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