「栗坊主」神田森莉さんインタビュー

こんばんわ、Kindleどうでしょうです。KindleDirectPublishing、いわゆる個人出版で活躍する著者へのインタビューをお送りする”KDP最前線”。第46回は、「栗坊主」を執筆した”神田森莉”さんのインタビューを掲載します。

栗坊主

神田森莉「栗坊主」

愛子は絵本の好きな空想がちな子供。お母さんに頼まれて山に住んでいるおばあちゃんにお弁当を届けに行く。
ところが途中の栗の木の下で飢えた妖怪『栗坊主』に襲われ、お弁当を食われてしまうッ! たいへんだ、おばあちゃんが餓死してしまう。
愛子が駆けつけたときには既におばあさんは死んでいました。

「おばあちゃんちにお弁当をもっていってくれる?」
本作はプロのホラー漫画家によるファンタジー作品だ。愛子がぁ〜 栗坊主に〜 出会った〜(ウルルン口調)、と言いたいところですがさすがホラー作家。心暖まる絵本の皮をかぶったスリリングなファンタジーです。まさかあそこでジャイアントスパイダーが(襲ってきません)放射能の影響があんなところにまで(関係ありません)栗が栗がァァァ!!!…しかし、和やかにすすみますけど「人が死んでますやんっ!」と。なんだかギャグというべきかファンタジーというべきか…そう、グリム童話は本当に恐ろしいですね。
神田森莉さんには、本作のセールスポイントや特にお気に入りのシーンなどを語っていただいた。

インタビュー with 神田森莉さん

――この作品を書いたキッカケを教えてください

森の中で落ちてた木の実を見て思いついた

――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?

あたりさわりがないので、新しい書店に出す時には、あまり過激な物だと断られたりすると面倒なので、様子を見るにはちょうど良い。

――作品を書くうえで悩んだところは?

あまり人を殺したり解体できないので見せ場が思いつかない。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

三ヶ月。

――特にお気に入りのシーンはどこですか?

放射能の影響で巨大化したクモが襲って来るところ

――Kindle で個人出版を目指す方にアドバイスをお願いします

前に作り方を失敗して中身が1Pもない状態でも審査が通って出版されたので、あまりKindleの審査は信用するなw

――読者からの感想はありましたか?

ロンドンの専門学校生から携帯メールに感想が来てしばらくメル友になっていた。

――Kindle で出すにあたって困ったことはありますか?

JPのアカはUSAで出したあとなので簡単だった。USAの方はあまり出してる人がいなかったので、情報が少なかった。

――今熱中しているものはなんですか?

水に「ありがとう」と何度も言ってから凍らせるときれいな結晶の氷になるそうなので、殺人鬼に「ありがとう」と何度も話しかけてたら心のきれいな殺人鬼になるかどうか確かめている

――神田さんはこれまでハムスター商事として様々な媒体で電子書籍を販売されてきましたが、それらと比べてKindle の反響(売上)はいかがですか?

一番売れるのがDMMとDLsiteでこれは揺るぎないと思うが、その次がGoogle Playで、たぶんKindle USAの反応を見てると、たぶんGoogle Playくらいの売り上げは行くと思う(トータル50冊くらい出していて月に50冊くらいの売り上げ)

――今後、プロや元プロもKindle での出版を利用してくると思いますが、個人著者がこの先生き残るために何かできることはあるでしょうか?

まずはツイッターかフェイスブックでネット有名人になる必要があると思う。メイロマくらいの知名度を作ってから売ると売れる。それもできないなら金にはならない。冗談みたいだが、本当。

――ブログ等の個人メディアを運営していますか?その場合気をつけている点はありますか?

なるべく暴力的な人をいらだたせるような言い方を心がけて、炎上マーケッティングに徹する。

――プロモーションの秘訣を教えてください

メイロマ(@May_roma)にRTしてもらう。

――表紙を新しくするなら、どんなイラストレーターさんにお願いしたいですか?

メキシカン忍者(@combatzandig

――値段はどうやって決めましたか? また今後値段を変える予定はありますか?

収益が一本100円の計算で。

――今後の予定について簡単に教えてください

「奈良の大仏 VS 殺人ジャイアントバッタ」という漫画を描く。本当。

――それでは最後に、読者の方へメッセージをお願いします

モヤシは早めに食べよう

著者プロフィール

神田森莉 Twitter(@KandaMori
たそがれの怪奇漫画家。1989年、笠倉出版「ラヴィアン」で漫画家としてデビュー。以後、ぶんか社「ホラーM」などで少女ホラー漫画家として活躍。代表作「怪奇カエル姫」「37564学園」など。
2001年にいぬん堂からCD「アントニオ青年のエイリアンセックス体験」を発表、ミュージシャンとしてデビュー。最近は電子出版社・ハムスター商事(Hamster Books)を立ち上げ自作を発売している。
漫画家 神田森莉(ハムスター商事 神田森莉出版 Hamster Books)のサイト
http://www2u.biglobe.ne.jp/~moli/

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