ディストピア×異日常 なんもわからんけど、なんかスゴイ 南賀なん『999号室』第1巻

こんばんは、きんどうです。5月12日に第1巻が発売、6月8日に再重版(3刷り)が決定した『999号室』を紹介します。

発売即「スゴイ」と話題になってまして紹介記事書くぞ!と気合を入れて購入。スゴイ!なんにもわからんけど、なんかスゴイぞ!というディストピアSFな作品です。

作者・南賀なん先生は商業初かな?情報が見当たらない……Youtubeをされてるようですが作業配信と弾き語り動画がならんでますね。なんもわからん……。

読みながら「少女終末旅行」「百万畳ラビリンス」「テガミバチ」「ドロヘドロ」を思い出していましたが、けして似てるわけでもない、しかし不思議が多すぎて続きを読ませてくる妖しい魅力がスゴイ。たぶんドロヘドロが好きな方は特に気になりそう。

で【読んだことない作品を読ませろ】と飢えてる読者殿にお届けしたい。そして一緒にこの作品の面白さを言語化して欲しい。
→ クーポンセールは終了しました。

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ディストピア×日常系 独特な世界観『999号室』

「国民の皆さん、起床の時間です!」という不穏な放送から始まる、巨大集合住宅。重苦しいSFかと思いきや、描かれるのは主人公・1871号(配達員)ののほほん、しかしどこか温かみもある「お仕事の日常」です。

Kindle版 南賀なん (著) 999号室(1)

彼が手紙を届ける相手は、一筋縄ではいかない異形たち。なぜ彼らはここにいるのか? この巨大な建物の正体とは?読み進めるうちに、散りばめられた謎が!なんにもわからない……1巻読む限りは謎しかない。考察勢の登場に期待したい。

緻密に描き込まれた背景グラフィック

表紙からも伝わる、圧倒的な描き込み量。配管、線路、無数に積まれた靴や荷物……。1コマ1コマの背景に情報が詰まっていて、レトロフューチャーや九龍城砦を思い出させる退廃的で美しい世界観が好きな人には、視覚だけでもワクワクさせてくれます。

特にセリフもなく場面移動だけのコマやページもあるので余韻感がとてもいい。書き込みの話だと「ウスズミの果て」なんかも近い気がしますね。あれもディストピア作品。

そして、できればなんですが本作は「タブレット」「PC」の見開き対応のデバイスで第1話だけでも読んで欲しいですね。30・31|32・33ページ(Kindle準拠)の躍動感はぜひ共有したい。

ディテールへのこだわりと静から動の展開、非常に良い1巻でした。本作のどこか愛おしい「異日常」を読者殿と共有したいですね。

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