新刊小説・文芸 「独身獄中記」「七浪京大卒無職・院等寺庵乃雲の奔走」「みずうみの満ちるまで」「不動産奇譚」「神の蝶、舞う果て」ほか
AmazonKindleに1月19〜25日配信される新刊小説・文芸作品から注目作をまとめました。
Xでシェアしたところ反応がとてもよかった絶望ライン工『独身獄中記』をトップで。主人公の設定に”ワァ”となりました『七浪京大卒無職・院等寺庵乃雲の奔走』や、第13回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作『みずうみの満ちるまで』にカクヨムコン受賞『先視の王女の謀』などコンテスト受賞作が気になりますね。
ほか、新刊記事でも取り上げた『獣の奏者』『精霊の守り人』でおなじみ上橋菜穂子「神の蝶、舞う果て」。宮島未奈・阿部暁子ら人気作家のデビュー作を含んだ短編集『短編小説新人賞アンソロジー(集英社オレンジ文庫)』など今週は注目作多めでお送りします。
Kindle 注目の新刊小説・文芸作品
独身獄中記
ダ・ヴィンチWebで異彩を放つ人気連載「独身獄中記」を加筆修正し書籍化。 刊行時43歳独身、非正規雇用。どういうわけか婚活はうまく行かず、今日も工場で働き、ひとり分の飯をつくって食べ、柴犬と寝る。 すっかり馴染んだ絶望の毎日に、あなたは何を見ますか。
七浪京大卒無職・院等寺庵乃雲の奔走
受験勉強と読書以外、なんにもしてこなかった38歳、院等寺庵乃雲。世界的ノンフィクション作家になって一発当てるべく、怠惰な夢追い人が遂に動き出す! 執筆テーマを求めて母校・京都大学を訪れる彼の前に立ちはだかるのは、受験期に勝るとも劣らない難問奇問の数々。さらに過激思想を掲げる組織の陰謀が忍び寄り――。
みずうみの満ちるまで
コーディネーターとして寄付者の〈旅立ち〉に寄り添う元難民のエルムは、地球を壊してしまった過去を引き受けようとする寄付者のローズやリゲル、ガーデンを訪れた元難民のリンクス、施設の創設者「三毛猫」との日々を通じ、自らの過去、そして生きる意味に向き合うこととなる。 人類の残した傷跡を見つめ、失われゆく世界に寄り添う静謐なSF譚。
先視の王女の謀
女神の神託…それは月の女神に愛された国フォルトゥーナの王族にのみ告げられる絶対的な女神の意思。 第二王女ディアナは、神託に従い隣国のウィクトル帝国に嫁ぐことになるが、結婚相手の皇帝イーサンは男爵令嬢フィリアを溺愛するあまり、国の政務を怠る愚帝だった。 自らが仮初の皇后であると知ったディアナは戸惑いつつも、神託の実行のために行動を開始する。
不動産奇譚 神憑み之函
友人の茅ヶ崎恵は不動産屋で働いている。 わたしは彼女に誘われるまま、さまざまな家へ立ち入ることとなる。 住人が失踪した貸家と、空っぽの家に残されたぬいぐるみ。窓が塞がれた家と偽者の両親。箱が詰まった家と金盃。 不可思議な家には不可思議なモノが残されていて──。 そして、まるで同調するように恵は「家」に不可思議なものを集め始める。
神の蝶、舞う果て
この物語は、人と人との関係だけでなく、人間と他の命ある存在との繊細で複雑なつながりを描きたいという著者の想いから生まれました。 執筆から二十年以上の時を経て、円熟の域に達した著者の手で加筆修正され、力強くも美しい物語へと成長した物語が、ついに世界へと解き放たれます。
地球壮年期の終わり
2034年、激化する水利権紛争への対処のためエジプトに駐留する自衛隊に物資を輸送する紅谷は、カミカゼドローンの襲撃を受ける。彼を救助した全身防護服で身長3メートルのカスケリスと名乗る謎の存在は、地球侵略のため調査活動に従事していると言うのだが。
短編小説新人賞アンソロジー
40年以上にわたり、人気作家を多数輩出してきたコバルト・オレンジ文庫の短編小説新人賞。その歴代受賞作を初めて書籍化! 宮島未奈(『成瀬は天下を取りにいく』ほか)、阿部暁子(『カフネ』ほか)といった人気作家の“原点”となった物語を味わいつくせる、ファンには絶対に欠かせない一冊。
さようならの練習
作者の実体験をもとに、愛犬ビビとの2度の別れを描いた台湾のベストセラー。台風の日に愛犬ビビがいなくなった。懸命に探しても見つからない。やがてビビのいない日々を受け入れていく。2年後、奇跡のようにビビが戻ってきた。でも少し疲れやすくなったみたい。ある日、夢に現れたビビが語りかけてきた――。
現代ストリップ入門
第二次大戦後すぐに生まれ、長い歴史の中でたえず変容してきたストリップが、近年また新たな角度から注目を集めている。2010年代半ばから女性観客が増加したことをきっかけに、老若男女が身体表現を多様な価値観で楽しむ文化として、ストリップはリバイバルを遂げるに至った。
NHK「100分de名著」ブックス メアリ・シェリー フランケンシュタイン 本当の「怪物」は、誰なのか
小説『フランケンシュタイン』は、しばしば「最初の本格的SF」として位置づけられる。科学者が「人間に似たもの」を創り出すというストーリーは、ますます現実味を帯び評価が高まっている。クローンやロボット、生成AIなどが近い将来、さらに人類に近づくとき、我々はどの道を選ぶのか?
うまい旅~笠原将弘のあちこち出張日記~
大人気の和食料理人・笠原将弘は、仕事で全国いろいろな土地を訪れる、いわば“出張のプロ”。 旅先での楽しみは、その場所にしかないうまいものと、様々な人間模様。 大阪の路地裏で、金沢の繁華街で、ヨーロッパの三ツ星レストランで……あくなき食への欲求と、鋭い人間観察眼がさえわたる!
抱擁
1917年、戦場で瀕死の重傷を負ったジョンは記憶の断片にすがりながら生還する。やがて北ヨークシャーへ戻り写真館を再開するが、写した像に亡霊が現れ始め――夢幻的な語りの断片が紡ぎだす四世代にわたる物語。詩的な文体で記憶と愛を描き出す巨匠の最新長篇
作者不詳 ミステリ作家の読む本 上
地方都市の片隅に位置する杏羅町。三津田信三は、そこで好みの古書店〈古本堂〉を見つける。そこで奇怪な同人誌『迷宮草子』を入手する。素人が作ったかのような、下手な革装のその本は、「霧の館」という短編をはじめ、7篇の奇妙な味わいの作品が収録されていた。
2222
人気SF『2222(クアッドツー)』の作者風乃(かぜの)夕(ゆう)は、実家の子ども部屋でずーっと仕事に没頭し続ける コミュ症&ひきこもり漫画家。 「目覚めろ! 風乃夕!」。誕生日前夜、睡眠不足でベッドに倒れこみ、 目を開けると、そこには自分の描いたキャラクター・京(けい)が仁王立ちしていた。 ひきこもり漫画家が、遥か未来で人類を救うヒーロー(人工知能AI)に転生!? キュートで心温まるSFストーリー。
さよならに反する現象
リストラされた私は、妻と息子に言えず、クマの着ぐるみを着て風船を配るアルバイトをしている。ある日曜日、バイト先の住宅展示場で風船をもらいにやってきた子供の一人が息子だったと気づいた瞬間……(「そしてクマになる」)。心霊写真の合成が趣味の僕。あるとき撮影中に一人の写りたがりの幽霊が顕れる。彼女がこの世に残した未練とは?
丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。19
占い師の模倣犯を巡る事件からしばらく。 次郎の親戚の女性・由紀乃から第六に心霊調査の依頼が舞い込む。 由紀乃と北海道の美瑛(びえい)で暮らす芸術家のパートナーが、自宅で起きる奇妙な現象のせいで毎晩怯え、すっかり憔悴しているらしい。 視えない由紀乃にはどうすることもできず、次郎に助けを求めたのだ。
皇帝の薬膳妃 黒水晶の宮と哀しみの記憶
自身の秘密をついに皇帝・黎司にも知られ、すべてを失ってしまったと途方に暮れる董胡だったが、そのさなか、尊武の大きな秘密を知ってしまう。なんと彼の髪はマゴイと同じ銀髪であった――。尊武はマゴイなのか、彼の目的は何なのか。彼が心優しき公子だったころの過去と、濤麗が亡くなった、あの悲惨な一夜の真相がすべて明かされる!

































































