AmazonEchoと同じ【Alexa】を搭載したスマートスピーカー【Allure(アルーア)】をメーカーのハーマンインターナショナルさんからお借りしましたので紹介します。こちらもらったわけでも、お金をいただいたりもしておらず、お願いしてお借りしてきました。
本機の特徴はハイエンドオーディオメーカーHarman Kardonが手がけただけあって、現在発売中の6機の中ではダントツのオシャレ感。そして圧倒的な重低音が魅力。繰り返しますが圧倒的な低音です。
サウンドに優れたサードパーティ製ではONKYOのP3もちょうどお借りしてるのですが、Allureはビリビリと床が震えるほど響きます。
もしジャズやロック、ヘヴィメタルなど主に聴く音楽で低音にこだわりがあるならわたしは即答で『Allure』を推奨しますね。天気予報にすら迫力を求めるなら、これしかない。
Harman Kardon ALLURE アルーア スマートスピーカー
Alexa Voice Serviceを搭載したHarman Kardonブランド初のスマートスピーカー
Harman Kardon Allure 本当にこいつはヘヴィだぜ
それでは恒例、開封の儀については他メディアなどを参考にしてください。さすがプロの仕事、わかりやすい。
ITmedia ビッグなAlexa対応スマートスピーカー「Harman Kardon Allure」と「Amazon Echo」を比較して分かったこと
Wired Harman Kardonの「Alexa」対応スピーカーは、低音が素晴らしい:『WIRED』US版レヴュー
内容物は簡単な説明書と電源ケーブルのみ。これは他のスマートスピーカーと同じでとてもシンプルですね。(申し訳ないです、当初紹介していたAUXによる他スピーカーへの接続はできません……間違いです)
Allure(アルーア)のセットアップは
1.専用アプリ『HK Alexa Setup(iOS/Andorid)』で本体をWifiに繋いでAmazonアカウントとの連携
2.その後スキル等の追加はAmazonの『Alexa(iOS/Andorid)』で可能となります。
専用アプリ『HK Alexa Setup』はファームウェアのアップデートやライトのON/OFFくらいなのでそこまで使わないかな。ライトをONにしておくと以下のようびボンヤリと光ってとってもオシャレです。現在発売中のAlexa搭載スマートスピーカーのなかではこのスケルトンボディもあわせて一番インテリアとして素敵です。
【速報】AmazonスマートスピーカーがKindleの読み上げに対応しました pic.twitter.com/2a6DxR0IEE
— きんどう (@zoknd) February 21, 2018
音楽を聴くためにAlexaアプリの使い込みが必要
前回紹介した『Eufy Genie』はAirPlay対応だったのでスマホやPCで楽曲を管理して再生できたのですが、こちらは楽曲の指定には口頭で指示をするかAmazonMusic+Alexaアプリでの操作が必要になります。
一応、Bluetooth接続にも対応しているのですがそんな接続をしちゃうとせっかくの高音質が犠牲になりますからあんまりオススメしたくない。あとSpotify Connectにも対応しているのでスマホやPCから操作することで再生は可能です。ただ残念ながら口頭で「アレクサ、Spotifyで〜」という操作は現時点で対応していません。
そこで、狙った楽曲をAllureで再生するには"滑舌良く"アーティスト名+楽曲を伝えるかAmazonMusic+Alexaアプリなんですが慣れるまでかなり面倒な仕様になっています。
Allureで音楽を再生するためにAmazonMusicのプレイリスト等を使い込もう
Allureでの音楽の再生はAmazonMusicアプリから直接スピーカーを指定して、ということはできないためAlexaアプリ内からAmazonMusicを呼び出して使う必要があります。AmazonMusicで音楽を再生するためには再生したい楽曲をプライムミュージックやMusicUnlimitedから探して【マイミュージック】に登録が必要です。
それぞれスマホ・PCブラウザでもできますが、今回はPCアプリ版で説明しますね。まずは好きなアーティスト名や楽曲でAmazonMusicを検索して【+】でマイミュージックに追加してください。今後、このマイミュージックをいかに管理するかでAlexaでの再生のしやすさが変わります。とても重要です。
これでリー・モーガンがマイミュージックに追加されました。
今度はスマホのAlexaアプリを開きます。メニューからミュージック&本 > AmazonMusicでさきほど追加した曲を探します。
ご覧の通り、わかりづらいです。またリアルタイムで同期していないようでAlexaアプリを開いた状態で追加した曲は一度アプリを終了 → 再度開く で呼びだせます。出てこない場合は数回繰り返すか、少し時間をあけてください。Amazonのカスタマーサポートさんからは「長くて数十分ほど様子を見てほしい」と言われました。本当にヒドイ話だ。
そのうえアルバム・楽曲から楽曲を探しだすのが面倒なので、今すぐ聴きたいものはマイミュージックでプレイリストを作成して管理することをオススメします。
ほかに、有料音楽聴き放題MusicUnlimitedに参加しているとジャンルごとにランダムで再生される【ステーション】【プレイリスト】などで延々と音楽を再生できます。ただ、これがまた驚くほど殺風景なんで改善してほしい。
ただ、このステーション(AmazonMusic等ではラジオという名称)は自分好みに流れる曲を調教していけます。
AppleMusicやSpotify等の競合音楽サービスではステーションで次に流れる曲がわかるのですが、再生リストに1件しかないようにAmazonMusicは調教前提のため次に何が流れるかサッパリわかりません。BADをつけるとすぐに曲が飛ばされます。本当に何が聴けるかわからない、面白サービスです。文句もありますが、新しい曲を見つけたいわたしはこの機能、お気に入りです。
また、重要な話ですが2017年からAmazonはCD等でリッピングした楽曲をAmazoMusicに追加するのを禁止する方向のため(参考 TechCrunch Japan)、スマートスピーカーを楽しむためにはプライムミュージックとMusicUnlimitedがますます必要になりそうです。これまでCDからリッピングしてきたものがたくさんあるという方にはあまりAmazonのスマートスピーカーをオススメできないかもしれません。
Allureが気になる方にオススメしたいジャズ。こういうの好きなら買いです
Allureを床置きしているとベースやドラムなど低音が響く曲はビリビリと震えて本当に腹にズシンとくる迫力あるサウンドが堪能できます。ジャズを聴くなら本当にオススメしたい。ただ、重低音が効きすぎるのですがこれイコライザの調整とかできればいいのだけど。
ただし、Allureは本当に音が大きいので環境が必要
ここまでAllureの重低音を褒めてきましたが、本当に響くので買う時はちょっと環境を考えた方がいいです。というのも、ボリューム20%くらいでも隣の部屋に迷惑じゃないかと心配するレベルで音が響きます。
アパートの1階に住んでいて、左右が空き部屋だ。もしくは1軒家という方やリビングが20畳ほどある!という方ならありかなぁ。ワンルームでこれを買うと性能をいかせないうえに、近隣に迷惑をかける恐れがあります。
最後にAmazonのレビューにもあるとおり、Allureは突然爆音になるバグがあります。メーカーさんも認識しているのでいずれ治るとは思いますが、本機のポテンシャルが高すぎてとんでもないですよ。発生条件は不明で曲の途中で大きくなったり、最初からマックスだったりと不安定です。
きんどう「Alexa、おはよう」
Alexa「おはようございます!(ビリビリビリ)」
とはいえ、とにかく低音が素晴らしいのは間違いない。スマートホーム関連というより音楽が大好き!という方に是非選んでほしいスマートスピーカーです。
Harman Kardon ALLURE アルーア スマートスピーカー
Alexa Voice Serviceを搭載したHarman Kardonブランド初のスマートスピーカー
プレスリリース:ハーマンインターナショナルがAmazon Alexaに対応したHarman Kardon Allureを発売
きんどうのAlexaスキルも公開中ですよ
【お知らせ】AmazonEcho向け きんどうニュースアプリをリリースしました。アレクサアプリから「きんどう」で検索いただければ口頭で新着記事を確認できます pic.twitter.com/mXhprvvkcE
— きんどう (@zoknd) December 5, 2017
Alexaの制御はブラウザがオススメ
あんまり知られてないのだけど、ブラウザでのAlexaの制御ってスマホ版より高機能だったりアイコンがついて見やすかったりするなぁ。Alexaユーザーにもっとシェアしていったほうがいいかもしれない
→ブラウザ版Alexa管理メニュー https://t.co/LqcJKRQ919 pic.twitter.com/M06OkAtx5P
— きんどう (@zoknd) March 20, 2018