「二人家康」仲路さとるさんインタビュー

こんばんは、きんどるどうでしょうです。KindleDirectPublishing、いわゆる個人出版で活躍する著者へのインタビューをお送りする”KDP最前線”。第52回は、「二人家康」を執筆した”仲路さとる”さんのインタビューを掲載します。

二人家康

仲路さとる「二人家康」

徳川家にまつわる数々の謎。
●なぜ、本能寺の変の時、家康は徳川四天王など重臣ばかり三十余名を引き連れて堺見物をしていたのか。
●なぜ、本能寺の変の時、家康が岡崎へもどる伊賀越えのルートが二つ存在するのか。
●なぜ、家康の祖父・清康と、父・忠広を殺害したそれぞれの下手人を、植村新六郎が時を隔てて討ちとることができたのか。
●なぜ、家康は桶狭間の合戦のとき、尾張への進軍途中に、わざわざ寄り道をしてまで母・於大を訪ねたのか。
●なぜ、家康と信長が同盟を結ぶとき、水野信元を交えた三人で誓書を浮かべた酒を一緒に飲み干したのか。
●なぜ、信長は同盟関係にある家康に対して、朝倉攻めや三方原合戦など数々の戦で冷淡な対応ができたのか。
●なぜ、信長から嫌疑をかけられた水野信元は家康のもとへ向かい、その信元を家康が殺害したのか。
●なぜ、酒井忠次は、家康の嫡男・信康にかけられた嫌疑を否定せず、また家康も信長の要求するままに嫡男と正室を処刑したのか。
●なぜ、石川数正が徳川を出奔して秀吉に走ったのか。
●なぜ、家康が秀吉に謁見する前日、秀吉みずから家康の宿舎におもむいて会見したのか。
その他、多くの謎に迫る。
※本書は、多数の史料を参考にしたうえで、著者の推測に基づいて作られた作品です。

「織田信長を討ちとってください」
本作は歴史シュミレーションもので多数の商業出版をされている作家さんによる個人出版作品だ。歴史の謎を大胆な解釈で物語を作られている。こんな歴史もあったかもしれない…文章のクオリティもさることながら、特筆すべきは本作の作り込みですなー。本文内でのイラストや挿絵などリフロー型ながらキチンと回りこむようにつくられている。これは非常に参考になる一冊ですよっ!
仲路さとるさんには、

インタビュー with 仲路さとるさん

――この作品を書いたキッカケを教えてください

もともと戦国時代の書籍を多数書いており、徳川家にまつわる多くの謎について知っておりました。そのなかでどうしても気にかかっていたのは、謎ではないのですが、家康が幼少の頃に織田家にさらわれ、二年近くも織田家で育てられたことです。
小説家という職業柄か、自分ならこの間に色々な策略が可能だろうなあと思っていました。
そしてもう一つが、家康の伯父・水野信元です。あまり有名でない武将なのですが、調べると色々と重要な場面に顔を出しているのです。そこでもし、家康が織田家に捕らわれていた期間に別人とすり替えられていたら? というアイデアが浮かび、それをもとに考察していくと、徳川にまつわる多くの謎が、解決していったのです。
正直、書きはじめた当初は、次々と多くの謎が結びついたことに、興奮したのを覚えています。

――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?

家康の影武者説は古くからありますが、それらとはまた別の視点から描いた作品で、歴史好きの方なら知っている徳川についての多くの謎が、解かれていきます。
ただし、あくまでも推測の域を出ませんが。

――作品を書くうえで悩んだところは?

史料の扱い方です。同じ事件でも、史料によっては内容が微妙に食い違ったり、あるいは史料が書かれた年代や、書いた人物によって、その史料の信頼性が違ってきます。
ただ、私は歴史書ではなく、おもしろい小説を作ることにこだわりました。ですので、たしょう眉唾物と思われる史料であっても、作品がおもしろくなるのであれば、そちらを選ぶことにしました。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

どれくらいの期間がかかったのか、正直、覚えていません。仕事の合間合間に書いていたことと、完成したのもずいぶん前だったためです。

――これまで多数の作品を商業出版されていますが、なぜ今回個人出版に挑戦しようと思ったのですか?

私を採用してくださっている出版社は、戦国シミュレーションを得意分野としており、「二人家康」を読んでもらいましたが、採用にはいたりませんでした。そこでやむなく、電子書籍での個人出版となりました。

――この本を紙で出したいという出版社が来たらどうしますか?

つは、いくつかの出版社に紙の本を出して欲しいとお願いしました。ですが、お断りの返事があったのは1社。手紙に「興味があったら返事をください」という趣旨を添えていたので、返事がないのは断りの返事だと解釈しています。ですので、いまのところ全滅です。

――小説を書き始めたキッカケはなんですか?

もともと、漫画家をめざしていました。ですが、投稿する50ページ程度のマンガでは、私の場合、どうしてもストーリーが単純すぎて面白味が無い作品になっていました。そこで、マンガから離れて、とりあえずおもしろいストーリーを作ろうと考え、そして小説を書きました。
すると、それが楽しくなり、結果として、その小説が「異戦国志」となって出版されるに至りました。

――小説を書くときのこだわりってありますか

何度も読み返すことです。何度も読み返すうちに自分のリズムができてきます。なおかつ、何度読み返しても飽きない作品ならば、たぶん他の読者の方にも、飽きずに読んでいただけるのではないかと思います。

――表紙を新しくするなら、どんなイラストレーターさんにお願いしたいですか?

私が出している電子書籍は、カバーも挿絵も、ほとんどは私が描いています。私のイメージを読者に伝えるには、それが一番だと思っています。ですので、次も私が描くと思います。

――無料キャンペーンの利用前と後で販売部数に変化は生まれましたか?

こちらのサイトさまの御陰で、無料でダウンロードされた数は大幅にアップいたしました。ただ、現時点(2月10日)では無料キャンペーンが継続中ですので、終了後の比較はできていません。

――Kindleで出すにあたって困ったことはありますか?

kindle用ファイルにすることです。それまでepubファイルを作っていましたが、kindleのmobiファイルが微妙に違っており、カバーや目次の表示に苦労しました。

――アイデアを出したり、集中力を高めたりするためにやっていることは?

私の場合、アイデアに行き詰まると、横に寝転んで目を閉じながら考えると、いいアイデアが浮かぶことが多いです。おそらくリラックスした状態がいいのだと思います。ただし、ほとんどはそのまま寝てしまいます。目がさめてもそのアイデアを覚えていれば、そのまま採用となります。

――それでは最後に、読者の方へメッセージをお願いします

「二人家康」は小説としてじゅうぶんに楽しめる作品にしたつもりです。色々な史料に散りばめられた多くの断片を取りだし、それらのピースを組み合わせて、新しい家康像に作りあげた作品だと思っています。

著者プロフィール

仲路さとる
学研より「異戦国志」で第1回歴史群像大賞を受賞してデビュー。
以後、近刊の「タイムトラベル戦国伝」をはじめ、多くを出版させていただいております。
どうも仲路さとるです
http://nakaji.boo.jp/Nakaji_Satoru_sait/Home.html

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