「秘密の宝物」鳥居とりさんインタビュー

こんばんは、きんどるどうでしょうです。KindleDirectPublishing、いわゆる個人出版で活躍する著者へのインタビューをお送りする”KDP最前線”。第48回は、「秘密の宝物」を執筆した”鳥居とり”さんのインタビューを掲載します。

秘密の宝物 KindleKDP

鳥居とり「秘密の宝物」

臆病な女の子レーダは、皆があこがれるさわやかな少年ソライに恋心を抱きながらも、何ひとつ行動を起こせずにいた。
学校の飛行士コースでも1番の成績を誇るソライは、特別な翼を身につけて、誰よりも優雅に空を飛んでみせる。
しかしある日、翼をつけて飛んだ彼は…。

『あたしとちがって勇敢なソライは翼をはばたかせ、虚空に飛ぶ』
表題作「秘密の宝物」含む3つの掌編を谷山浩子さんの曲をモチーフに作られた本作は、丁寧で美しい文章が綴られています。とある飛行士に恋した女の子の大胆な行動に唖然ッ!生命の儚さに呆然ッ!そして、長い長い旅路に悠然とした世界の広がりを感じました。うん、そうだなあ。わちふぃーるど系が好きな人なら気に入ると思う。そんなキラキラとした物語を書いてくれる人です。
鳥居とりさんには、本作のセールスポイントや特にお気に入りのシーンなどを語っていただいた。

インタビュー with 鳥居とりさん

――この作品を書いたキッカケを教えてください

谷山浩子ファンの友達数人と遊んだ時、
「『あたしの恋人』っていう歌は、こういうイメージなんだよね」
という話を聞いたのが、『秘密の宝物』を書いたきっかけです。
「それ、面白いから同人誌にしてもいい?」
と許可をもらって、一気に書きました。
その友達は男の子だったのですが、乙女系の男の子だったので、ものすごく自然に乙女の妄想チックなイメージを持っていました。おかげで、あっというまに構想が広がって、書き上げることができました。
私の身の回りを見ると、乙女系の男の人は、そのへんの女の人よりもはるかに乙女ですね!かわいくて一途だけど、毒を持っているんです。
最初に聞いたイメージは、
「女の子が片思いをしていて、こういう方法で思いを実現する」
という程度だったので、登場人物の名前や学校の設定などは自分で考えました。
※「あたしの恋人」の歌詞→ http://www.uta-net.com/song/110087/

――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?

臆病な主人公が、乙女のブラックな部分を見せるお話です。そういうところを大げさに強調するのではなく、さらーっと静かに描写するよう意識しました。
ぶっちゃけ、仕事で毎日ばたばたしてるんだから、寝る前には落ち着いて静かな話を読みたいよねぇ?という人におすすめです。

――作品を書くうえで悩んだところは?

登場人物の名前を決める時はいつも悩みます。
あまりどこの国の人かわかりにくいような名前がいい、でも仰々しい名前だと恥ずかしい…という感じで。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

2週間もかかっていないと思うのですが、よく覚えていません。

――ブログの運営で気をつけている点はありますか?

「かくれんぼ戦略」というブログを運営しています。
最近はKindle書評の記事が多いのですが、本当につまらなかった本は、ブログでは取り上げないようにしています。
また、ありがたいことに、Kindleの書評をブログにまとまった形で書いている人自体がまだ少ないため、キンドる速報の中の人にも注目していただいているようなのですが、それを自分の実力だと思いこまないように気をつけています。
Kindleが普及すれば、他にも面白い人はたくさん出てくるはずですから。

――書評のコツなどはありますか?

ツッコミを入れることです。
だから、よくできているだけの本よりも、突出した何かを持っている本の方が、書評を書きやすいです。よくできているだけの本は、印象に残らないし、ツッコミどころもありません。

「なんでやねんww」とか、「私も同じような仕事してたなー」とか、「この男むかつくわー」とか、「これは面白いことを聞いた!」とか、自分が本を読みながら感じたことをネタにして書きます。
たとえば、どうして自分がこの主人公を嫌いなのかという理由を延々と書き続けるだけで面白い書評(読書感想文)になることもあるのです。

――Kindle で出すにあたって困ったことはありますか?

日によってKDPストアのファイル変換の仕様が変わるので、実機チェックを通さないとほとんど何もわからないのが困りますね…。

――オススメのKindle 本を3冊教えてください

『Gene Mapper』を挙げようと思ったんですが、他にも大勢の人が挙げておられるので、それ以外を選びました。
KDPの本はまだあまり読めてないんですよ…(積ん読もそこそこあるので)伊藤計劃『ハーモニー』
…本当に、こんな未来が来るのかもしれないと時々思います。
中村紘子『ピアニストという蛮族がいる』
…意外なエッセイがKindle化されているんですが、かなり面白いです。
米原万里『ガセネッタ&シモネッタ』
…笑えるエッセイは大好きだ!

――今後、どういった作品を発表していきたいですか?

今のところ同人誌の再録ばかりなので、今後は未発表のものをちょっとずつ出していきたいです。といいつつ当分は同人誌の再録が続くかもしれませんが。
あと、悲しい話よりも笑える話を読みたいので、自分でもそういう話を書きたいなぁ…。でも、笑える話を書くのはなかなか難しいですね…。
エッセイも書いてみたいけど、果たして需要はあるのか…。

――それでは最後に、読者の方へメッセージをお願いします

谷山浩子の歌をイメージしたお話ですが、谷山浩子を知らない人にも楽しんでいただきたいと思って書いています。
ガッチガチのファンタジーではありませんので、身構えずに、ゆるーい気持ちでどうぞ!

著者プロフィール

鳥居とり Twitter @ToLi_Torey
1983年生まれ。京都市出身。
幼稚園児の頃に、ストロベリーとチョコのアイスが登場する絵本を描いたのが、記憶にある限り初めてつくった本。
好きなことは、読書、ネット、文章を書くこと。
活字中毒である一方、少ない持ち物で暮らしたい主義であったため、場所をとらないKindleの登場をずっと待ちわびていた。
おかげで現在、Kindle沼の住人となり、Kindle本を買いまくってAmazonに貢ぐ日々を送っている。
6歳の頃からの谷山浩子ファン。
ブログ「かくれんぼ戦略」
http://tolitorey.com


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