電子書籍の未来をKAI-YOUで語ってきた

こんにちは、きんどるどうでしょうです。ポップカルチャーメディアKAI-YOUさんに『電子書籍の未来』をテーマにインタビューいただきましたので、その告知と本文内で触れられなかったKindle Unlimited(読み放題)と他ストア対抗の逆ザヤ問題について話そうかなと。

電子書籍のこれからを考える上で抜かせない話題なんですが、話があった時点では読み放題の噂がなく、逆ザヤ問題についてはデリケートすぎてKAI-YOUさんを巻き込むわけにもいかなったんですよねー。

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KAI-YOU.netでは「Kindleストア」以外のセール情報を取り上げたことは過去に1度もない。ただ、情報を無視しているのではなく、単純なリサーチ不足が正直な理由だ。

ツイート主は、Kindleを中心とした電子書籍に関する情報を毎日配信するニュースメディア「きんどう」を運営するきんどうさん。Kindleストアのセール情報や、無料、新刊などの情報をいち早く伝え、Twitter、Facebook、LINEなど、さまざまなSNSを運用しながら情報を拡散、電子書籍ユーザーにはおなじみのサイトだ。

via Kai-Youインタビュー Kindleニュースサイト きんどうが語る出版の未来 「電子書籍は大きな市場にならない」

インタビューで語れなかった電子書籍の未来と読み放題と逆ザヤ問題

さて、まず未来についてなんですがちょうど読みKindle放題がはじまることに際してマンガ家・赤松健さんのツイートが話題になってるので紹介しますね。

これはね、先行している米AmazonKindleで実際起あるんでまぁまぁ間違いなく同様のことが起こるでしょうねェ。この先にあるのは卒Kindleということで自メディアでの配信やサロン的なビジネスになると考えています。実際、向こうはそういう動きですしね。

とはいえ、AmazonKindleをすっ飛ばして自メディアを持つとかサロン云々はちょっと早いかな。Kindleが強くなっていくことは間違いないのでコイツをどう自分のビジネスに組み込んで儲ける仕組みを作っていくかの方が楽でしょう、その上で今後のことを考えてかないと苦労するだけだと考えてます。

伸びてくもの無視してると、得られたはずの利益をトリッパグレますからなぁ。電子も頑張る、次のことも考える。両方やるのが大事。

電子書籍をどう紙のビジネスに活かすか

インタビューでも語りましたが、わたしは電子書籍だけで出版ビジネスがまわるとは考えていません。今の業界全部をささえていくことは多分無理でしょうなー。印刷会社・取次・書店、やっぱ全部必要ですし圧倒的な規模感ですからね。

でも、CDが売れなくなった!と、おなじくデジタルの驚異に晒されている音楽業界から学べることはあるうと思うんですよ。デジタルで稼げる部分はちゃんと稼ぐ。その上で物理でいかに収益をあげていくか。

だから、例えば電子は紙の補助媒体と位置づけてちゃんと物理のプロモーションとして活用できる道をつくる。もしくは電子媒体を入り口に本を読む読者を生み出す、その先に物理に帰ってきてもらうというような、今後どういう業界になれば上手く回るかをひとりひとり考えてかなきゃなぁと思ってるんですよね

まぁまぁ、とはいえわたしは電子書籍のしかもKindleだけの紹介アフィですからそんな影響力も発言権もないんですけどね。

それでも「業界に所属する人間は、今後の10年、20年先を考えていくべきだ」ということは言い続けてかねばなぁなんて思うわけ。だって電子に本気な人ほとんどいないんだもの。でも物理はこれまでどおりを変えるのはムズカシイでしょ? それで出版不況がこのまま続いてさ、こんな面白いビジネスをね、誰もかれもがポカーンとしてるせいで潰れてくなんてのは見たくない。

凡庸として儲けの機会を見過ごしたり、10年先の出版ビジネスでどう食っていくか真剣に考えずに、動こうともしないのはカッコ悪いなぁ、なんて考えてまぁこんなメディアやってます。わたしが正解とは言いませんが、インタビュー記事やこの記事読んで何かをはじめようというプレイヤーがでてくると嬉しいですね。

読み放題についてアフィサイトとしてどう捉えてるか

TwitterのDMやLINE@、ご丁寧にきんどうのメールフォームから何名も『読み放題についてどう捉えてるか』と連絡をいただいたんですよ。わたしの回答は『わからんけど、うちは新刊メインですし即死はせんでしょう。市場が広がる可能性に歓迎』なんてことを返してます。

最近ね、うち以外にもたくさんのKindleセールを紹介するメディアもでてきてますし、新刊についてもキュレーションする方も増えてきました。が、読み放題のせいでこれがまぁ、儲からんと撤退してくとこはでてくるかもなぁ……とは思います。それでも読み放題も全部が全部じゃないですしね。たぶん、現在のお試し無料・100%OFFとそう変わらないんじゃないかな

ただ、他ストア対抗セールは読み放題予算のために減るかもなぁ……なんてのは考えてますが、どっちにしろはじまってみないとわからない。

それよりもこれを機にKindleユーザー、Kindle市場が拡大するほうがビジネスチャンスを感じてます。なにより、わたしは年間利益を3億円にして最終的にきんどうを売却して遊んで暮らしたいので、そこにたどり着くまでにはまだまだKindle市場は小さい。早く1000万ユーザーくらいになってほしいんですよねー!

だいたい、わたしがジタバタしても読み放題がはじまるのは止められませんから、とにかくそれを上手く使ってどう儲けるかが大事なんじゃないですね。たとえば、読み放題に参加した出版社の宣伝を請け負うとかね。読み放題本はわたし紹介しても一銭にもならないでしょうが、出版社・作者は読まれたらAmazonお金くれるもんだもんなぁ。

逆ザヤ問題は担当者レベルで済ませてはいけない

逆ザヤ問題とはKindleストアを対象とせず他の電子書籍ストアでセールを実施し、Amazonが値下げ分を負担することで販売価格は例えば10円だけど、印税は定価ベースだから500円くらい各社が儲けてAmazon大赤字で稼ぐモデル。これを逆ザヤ問題と呼んでいます

たとえばインタビュー記事のキッカケとなった『ぼのぼの10円』や『エヴァ全14巻 50円』、『佐藤秀峰さん3億円稼いだ件』。いまだと『橘玲作品100円セール』とかね。(注:これがホントに逆ザヤで利益をあげているかは不明です。可能性は高いと思ってます。そして、責めているわけではありません。

これ別にズルじゃないんですよ。Amazonが勝手に値下げしているわけですし、それは各社の責任じゃない。それで儲けるのもそんな悪いとはいわない。儲かるんだもの。誰だってしますよ。

ただ、この儲けのカラクリを担当者しか理解してない、もしくは担当者も理解しておらず「なんかわからんけどKindleスゲェ儲かってる!!電子書籍スゴイ!!」と思い込んでるとヤバイ。

そんな馬鹿な担当者がいるわけないだろうと賢明な読者なら思うでしょう。いるんですよ、そういう担当者は世の中にいるんですよ。「なんで自社作品勝手に値下がってるんですかね?」なんて当たり前の会話ですぜ。

担当者レベルで、まぁ儲かってるねならいいんですが事業部単位での予算達成のため逆ザヤで利益あげて「電子書籍スゲェ」と経営陣がよくわからんまま突き進むようになるともう怖い。……ありえないと思います? ネットに疎い出版業界の役員とかですよ? 出版ビジネスでは考えられないやり方でしょう。儲かってるしいいんじゃない?とか言う人……多い気がしない?

実際に、ここ半年くらい一部の大手出版社はなぜかAmazonKindleをのぞいたセール企画をたびたび実施してます。

まぁ、ちょっとどうかなーとは全員が思いつつもこんな逆ザヤで稼ぐようなことを正当化しだすといずれね。もうKindle無いとどうしようもなくなった時、Amazonは容赦なく契約条件の変更を迫って絞り取り出しますよ。恐ろしいんだぞ帝国は。容赦なくつぶしにかかるんですよ。

これで出版社・電子書籍事業部が苦境にたつとかならインガオホーで笑うんですが、よくわかってなかった現場の編集者がひどい目にあったり、なによりクリエイターにしわ寄せが来るようなことは絶対にしてほしくない。ちゃんとこの劇薬の効能を理解して使って行って欲しいね。

結局のところ、こんな不健全なモデルで利益をあげずにちゃんと商品を売って、利益をあげられる体制を作って欲しいと……まあ、そんなことを考えています

とはいえ読者の立場としては『安いネ!イエスだね!』で買いまくればいいでしょうし、わたしはまぁ逆ザヤでどうこう言おうとアフィサイトですから『セールだヨー。絶対安いヨー』と煽りまくりますよ。Amazonにとんでもないダメージを与えて関係者を儲けさせて、ほんのちょっと上前をAmazonからもらいますよ。

だって出版業界の今後を憂いても誰も助けてくれない立場なんだもの。何より、読者のために読者が喜ぶような情報発信しないとウチの意味ないんだもの。……まぁ、多少はモヤッとしてるんですけどね。ちゃんと、その電子書籍の未来やKindleを含めて成長戦略を描いてるんだろうかなんてヒヤヒヤしながらセールに火をつけてまわってます。

読み放題はじまった時のきんどうの今後について

いや、ホントにまったく心配してなくて。Amazonプライムビデオがはじまったらそれまでチョロチョロとあったビデオの販売が激減しましたが、それは仕方ないでしょう。見放題があるんですから誰だって金は払わんでしょう。

とはいえ、読み放題はそんな人気作の新刊が対象になるのは考えにくいですし、大手がバンバン参加するのはもっと先と思いますから。市場の成長を期待しつつ、わたしは変わらず『新刊だよーセールだよー無料だよー』というだけです。

その上で、プライムビデオはうちにとって話題を集めるニュースとして取り上げますし同様に『新着読み放題作品!なんと◯◯第1巻がリリース同時にキタコレ!!!』なんて言うんでしょうなぁ。そうやってAmazonユーザーをたくさん集めつつKindle以外のファッションセールやタイムセールで損失分を補いつつ……いつかKindleの料率を激減されるまでは続けていくと思います。

うちは、もうKindleユーザー・Amazonユーザーに評価してもらってたくさん経由してもらってしか拡大できませんからこれからも尻に火をつけながら更新し続けてく予定です。まぁ、ひとりでやってるしね。

やるしかないんですよ、そういう勝負なんですよKindleまとめってのは。選んではじめたことなんで楽しい、まったく楽しい限りです。さて、読み放題と今後出版ビジネスにどんな変化がくるんでしょうなぁ。面白おかしく儲かっていって、読者が楽しめる作品が生まれていけばいいんですけどね。

8月開始? 読み放題お祭り企画参加者募集してます

[bc url="https://kindou.info/70591.html"]

さて、8月に予想されてるKindle Unlimitedスタートにあわせて個人出版物の電子化&読み放題人気作品に押し上げようという『#アンリミケット』という企画を実施しています。これと平行して、面識のある出版社さんには『おい、どうせ読み放題にだした作品があるんだろ? スタートダッシュで宣伝企画やりまっせ、ロハで』という話を持ちかけてく予定です。
読み放題には参加してる出版社・もしくはそういう契約を結んだ方はコッソリ言ってくれれば読み放題スタートタイミングあわせた企画を手伝いますので、サイト下部らへんにあるコンタクトフォームからご相談ください。ただ、必ず全部を手伝うわけではないのはご了承くださいね。

ポップカルチャーメディア KAI-YOUさんでインタビューされました

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KAI-YOU.netでは「Kindleストア」以外のセール情報を取り上げたことは過去に1度もない。ただ、情報を無視しているのではなく、単純なリサーチ不足が正直な理由だ。

ツイート主は、Kindleを中心とした電子書籍に関する情報を毎日配信するニュースメディア「きんどう」を運営するきんどうさん。Kindleストアのセール情報や、無料、新刊などの情報をいち早く伝え、Twitter、Facebook、LINEなど、さまざまなSNSを運用しながら情報を拡散、電子書籍ユーザーにはおなじみのサイトだ。

via Kai-Youインタビュー Kindleニュースサイト きんどうが語る出版の未来 「電子書籍は大きな市場にならない」

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