九井諒子のグルメファンタジー『ダンジョン飯』第2巻も最高や!!

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こんばんは、きんどるどうでしょうです。『竜の学校は山の上』『竜のかわいい七つの子』など短編の名手・九井諒子が初挑戦の長編グルメファンタジー「ダンジョン飯 第2巻」が紙とKindleで同時発売しましたね。

ダンジョン深部でドラゴンに食われた仲間を救いたい、だが金がない!ならばモンスターを食って進むという、とてもRPGファンのツボを突いてくるコメディ作品ですが、そのモンスターの生体や調理法をリアルに描くことで物語に深みを与えています。第1巻ではスライムや動く鎧、バジリスクが。そして本日発売の第2巻ではゴーレム、ゾンビに幽霊、生ける絵画などが美味しく調理されていました。

あまりに楽しみすぎて、即効ダウンロードして読んだ勢いにまかせて本作をダイレクトマーケティングいたします。

モンスターを美味しく調理する『ダンジョン飯』第2巻も最高や!

「ダンジョン飯」を読んでいると思い出すのがトルネコの大冒険シリーズ。本作とおなじく主人公のトルネコはダンジョンに潜るのですが、移動するたびにお腹が空くので食事をする必要があるのですが、食べられるのは『パン』のみ。しかも第1作は『パン』『大きいパン』『くさったパン』の3種類。もうね、おばけキノコと毒消し草同時に食ったらなんとかなるだろ!!と思ってましたねぇ。

テイルズシリーズでは道中たびたび食事やグミをばくばく食べていますが、基本ファンタジーではあんまり描かれない冒険中の食事。そんな積年のフラストレーションをふっ飛ばしてくれたのが『ダンジョン飯』。豊富な水や動植物と複雑な生態系をもったダンジョンを舞台に、主人公たちはモンスターを食べながらドラゴンに食べられた仲間を救いに冒険を進めます。

今年は3つのダンジョンものが話題になりましたが『ダンまち』は恋とロマンス、『メイドインアビス』は謎なら、『ダンジョン飯』は食がテーマと切り口が違いすぎて面白いですな。
オススメするとはいっても、あんまりネタバレするわけにはいかんので許される程度の序盤の名場面をご紹介します。

ゴーレムを……そう来たか!!とにかく発想がスゴイ

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なぜかダンジョン内での生活にやたらこだわるセンシの理由が明らかになったような、ならないような。でも、自分がやらねば誰がやるというのは意外とモチベーションになるんですよねェ。

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そして次のターンがこれ。野菜を過積載気味に装備するビジュアルがもう素敵。きっとテイルズシリーズもこんな感じで玉ねぎやキャベツを背負って戦ってるんだろうなぁと。
ここからはお宝に擬態するモンスターに、ゴースト系をまさかのアレで撃退するなど、キレッキレの発想で美味しさと冒険を進めていきます。基本的にはギャグ路線なのですが、ところどころにダンジョンそのものの謎が散りばめられたり、シリアスな場面ではちゃんとキャラの掘り下げも進んで実に読み応えある作品です

たぶんまた読書の秋になれば間違いなくKindleでセール対象になってくるとは思いますが、この面白さをわたしは我慢できませんでした……。そして、もう3巻、3巻はよ……同じペースなら来年の3月くらいですかね。早く読みたいですなあ。

九井諒子『ダンジョン飯』Kindle版好評配信中です

ダンジョン飯 2巻

九井 諒子 (著)
価格:463円

餓死の恐れと隣り合わせで、ダンジョンを進むライオス一行。地下3階で彼らを待っていたのは、ゾンビに幽霊、生ける絵画や、ゴーレムといった食べられないモンスターばかり。この未曾有の危機を、どう乗り越えるのか!? 知られざる魔物の生態と、食への活用法が、いま明かされる! 空腹と戦う、全てのダンジョン攻略者に捧ぐ。はらぺこダンジョンファンタジー第2巻!

ダンジョン飯 1巻

九井 諒子 (著)
価格:463円

九井諒子、初の長編連載。待望の電子化! ダンジョンの奥深くでドラゴンに襲われ、金と食料を失ってしまった冒険者・ライオス一行。再びダンジョンに挑もうにも、このまま行けば、途中で飢え死にしてしまう……。そこでライオスは決意する「そうだ、モンスターを食べよう!」スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン!! 襲い来る凶暴なモンスターを食べながら、ダンジョンの踏破を目指せ! 冒険者よ!!

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