プロ翻訳家がジェームズ・アレンの名著を新訳しました!『人生が変わる「思い」の法則』を執筆した高橋璃子さんにインタビュー

1312283こんにちは、きんどるどうでしょうです。いま話題、もしくはこれから話題になるであろうKindle作家にインタビューするKDP最前線。今夜はその第140回。
1世紀以上読み継がれるジェームズ・アレンの名著『「原因」と「結果」の法則』を独自に翻訳したという『人生が変わる「思い」の法則』を執筆した高橋璃子さんです。
高橋さんには本書翻訳のキッカケやオススメのポイントをなどを語っていただきました。さぁ、いったいどんなお話が聞けるのでしょうか。もちろん、本作はAmazonKindleで無料で試読が可能です。

著者プロフィール

高橋璃子(タカハシ リコ) Twitter @rico_chan
1979年生まれ。京都大学卒業。プログラマとしてソーシャルゲームなどの開発に携わったあと、翻訳家に転身。ビジネス、経済、自己啓発など幅広いジャンルの作品を訳している。訳書にソフィア・コッポラ映画原作『ブリングリング』、『ウォール街の物理学者』(いずれも早川書房)、『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門』、『ウォールストリート・ジャーナル ザ・マネジメント』(いずれも、かんき出版)ほか多数 。
訳書一覧 http://goo.gl/ayTbdY

人生が変わる「思い」の法則

本書は1世紀以上ものあいだ、聖書に次いで多くの人びとに読まれつづけている伝説のバイブルです。 ナポレオン・ヒル、デール・カーネギー、オグ・マンディーノなど、現代成功哲学の祖たちに多大な影響を与えた思想とは、いったいどんなものでしょう。 とても短い本でありながら、数えきれない人の人生を変えてきた奥深い言葉がつまっています。
価格:720円 ★★★★☆ 1件のレビュー
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Kindle作家インタビュー

――この作品を書いたキッカケを教えてください

ジェームズ・アレンの言葉を、より多くの人に伝えたい。まずはその思いからスタートしました。
著者のジェームズ・アレンは、もともと作家をめざしていたわけではありません。貧しい家の長男として生まれ、父親の死によって15歳で一家の生活を支える立場となります。さまざまな職について経験を積み、そのなかでゆっくりと自分の思いに磨きをかけていきました。そして30代半ばになったころ、書くことに目覚めます。
「自分の考えを、世界中の人たちに伝えたい」
そう願って筆をとり、静かな田舎で瞑想をしながら、書きものをする暮らしをはじめました。生活のためというより、アイデアを広める手段としての執筆活動だったようです。もしも現代に生きていたら、ブロガーになってTEDで講演していたかもしれませんね。
アレンの死後に、奥さんがこう語っています。
「夫が書いていたのは、ただの理論ではありません。夫がものを書くのは、どうしても伝えたいことがあったからです」
その思いが結実し、アレンの著作は世界中で1世紀以上にわたって読み継がれる異例のベストセラーとなったわけです。今回の新訳 Kindle 版は、そうしたアレンの言葉を、若い人にも読みやすいかたちで伝えるためにつくりました。
日本では坂本貢一さんのすばらしい翻訳が有名なのですが、高尚で美しい反面、翻訳調の文章を読み慣れていない人には多少とっつきにくいところもあります。どちらがいいということではなく、ひとつの選択肢として、読みやすさを重視したジェームズ・アレンがあってもいいなと思いました。アレンの言葉はこれからも、どんどんバージョンアップされて後世に伝わっていくと思います。

――KDP化にあたって本作を選ばれた理由はなんですか?

自己啓発の古典って、電子書籍と相性がいいと思うんです。電子書籍は短いほうが読みやすいし、いろんなテーマを詰め込むよりも1冊で狭いテーマを言いきるほうがわかりやすい。アメリカの紙本はいろいろ詰め込んで長いのが多いと思うんですが、昔の自己啓発書には意外と短くてピンポイントなものがけっこうあります。それを再発掘したいと思い、まずは大御所ジェームズ・アレンを選びました。

――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?

ジェームズ・アレンという作家は、自己啓発の原点にいる人です。本書で言われている「法則」が、その後たとえば『ザ・シークレット』などに代表される「引き寄せの法則」ブームにもつながっていくんですね。最近の自己啓発書も、アレンの影響を受けているものが多いです。ただ、自己啓発書っていろいろありますけどね。変な主張に偏りすぎているものもあるし。いいものばかりじゃないんですけど。
そのなかでこの本は、とても謙虚で、まっとうなことを言っていると思います。「心で思えば何でも手に入るよ」みたいなお手軽なものではありません。詳しくは本書を読んでいただきたいのですが、アレンは徹底的に「他責」を嫌いますね。ものごとが思い通りにならないのは環境のせいではなく、もとをたどれば自分の心の弱さや甘えのせいなのだ、と。語り口はやさしいですけど、けっこう厳しいことを言ってるんです。いろんな捉え方はあると思うのですが、実際的な意味で役に立つアドバイスだと思います。

――作品を書くうえで悩んだところは?

やはり1世紀以上も読み継がれてきた古典だけあって、言葉がシンプルだけど深いです。原書の味と、日本語の読みやすさを両立するところが難しかったですね。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

1カ月くらい。ほかの仕事の合間に少しずつ訳しました。

――電子書籍についてどう思われますか?

とにかく便利。音楽でCDを買わなくなったように、だんだん紙の本を買わなくなるだろうなと思います。とくに女性の場合、バッグに単行本を入れると重いし邪魔じゃないですか。だからスマートフォンひとつで何冊でも読めるのは実にありがたいですね。
また、田舎暮らしで近くに大きな書店がない方や、紙本の小さな活字を読むのがつらい方など、いろんな人の選択肢が増えるのはすばらしいことだと思います。

――今後も翻訳個人出版は続けていきますか?

いい原書があれば、どんどん出していきたいです!

――Kindle で出すにあたって困ったことはありますか?

出版したとき「KDPセレクトには登録できません」と言われて、焦りました。サポートに連絡して、結局は認められて登録されたのですが。「おかしいな」と思ったら、ちゃんと聞いたほうがいいですね。
それからもうひとつ、出版前の検証環境がイマイチです。私は iPhone や iPad で電子書籍を読むのですが、出版してみるまで iOS でどう見えるか確認できません。そのあたりは早く改善してほしいです。
今後もっと多くの人が個人出版するようになって、やりやすい環境が整ってくるといいですね。

――今後の予定について簡単に教えてください

1月下旬には早川書房から『強いチームはオフィスを捨てる』(ジェイソン・フリード&デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン著)という訳書が出ます。著者は Ruby on Rails という超有名フレームワークをつくった37シグナルズという会社のお二人。
「オフィスなんかに縛られないで自由に働こうよ、そのほうが生産的だしみんなハッピーになれるよ」という内容で、すごく共感しながら訳しました。電子版も出る予定なので、ぜひ読んでみてください
その後も何冊か翻訳することが決まっているのですが、それぞれに違う何かを学べそうな本なので、楽しみです。

――それでは最後に、読者の方へメッセージをお願いします

ジェームズ・アレンの本は派手ではありませんが、世界中の人に影響を与えてきただけあって、独特の深みを持っていると思います。年月を経た言葉から学べることを、シンプルに感じとってみてください。
もし気に入っていただけたら、Amazonレビューなどでまわりのみなさんにもオススメしていただけるとうれしいです!

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