こんにちは、きんどるどうでしょうです。
いま話題、もしくはこれから話題になるであろうKindle作家にインタビューするKDP最前線。今夜はその第123回。
恋の記憶は甘いだけじゃない、踏み出せない男たちに捧げる恋愛コメディ「真夜中ガールズ」を執筆した吉永直未さんです。
吉永直未さんには本作執筆のキッカケやオススメのポイントをなどを語っていただきました。さぁ、いったいどんなお話が聞けるのでしょうか。もちろん、本作はAmazonKindleで無料で試読が可能です。
インタビュー with 吉永直未さん
著者プロフィール
吉永直未(よしながなおみ) Twitter @erikamo1
兵庫県出身、東京在住。大学卒業後、児童コミック誌の編集、ライターを経て、現在は小説家を目指して奮闘中。
過去の受賞歴
インテル作家になろう!プロジェクト 最終選考
ノベルなび大賞 審査員賞 我孫子武丸賞 受賞
ひとり出版社 lifebirdとして、Kindle本を制作。
過去の作品:『ライフバード社のギフト便』
lifebird名義のブログはこちら→http://naritaihibi.hatenablog.com/
真夜中ガールズ
美女あり、笑いあり、涙あり、男を七転八倒させる女難ストーリーが幕を開ける!!
仕事をクビになり、幼馴染と神社の空き地でバトミントンをするだけの日々。人生に行き詰った三十路男、林慎平の前に現れたのは、90年代の匂いをさせた女子高生だった!?
草木も眠る丑三つ時、彼女達は心のままに現れる。彼女達は敵か、味方か? その目的は??
価格:180円
評価:★★★★☆ 4件のレビュー
Amazon.co.jpで詳細を見る
――この作品を書いたキッカケを教えてください
以前は純文学然としたものばかり書いていたのですが、ある作家の方に作品をみていただいた時、あなたは絶対にエンタメに向いていると助言をいただいたんです。エンタメならばマンガ編集者時代に作家さんと一緒に物語を作っていた経験もよりいかせるかと思い、ならばと、思いっきりくだらなくてドキドキして泣けるものを書こうと書いたのが、今作です。
――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?
恋愛の核となる10代、20代に学校や職場で出会う様々なタイプの女の子達が登場します。そんな彼女達を通して、主人公と共にドキドキしたり、甘酸っぱい気持ちを思い出したりしてもらえたらと思います。
――作品を書くうえで悩んだところは?
第一稿の段階では、思いっきり振り切れてしまえ!という気持ちがあり、過剰にくだらないといいますか、笑いに走った箇所が多くありました。知り合いの編集者にみせたところ、「良くも悪くも頭がおかしいのかと思った」と言われ、そのような部分を大幅に削りつつも、ドタバタ感の要素は残るようにと、全体のバランスを整えるのに苦労しました。
――読者からの感想はありましたか?
男性の方から「65歳ですが、感動して泣いてしまいました。」とメッセージをいただきました。この小説を書いてよかった!
――執筆にかかった期間はどれくらいですか?
第一稿自体は3、4か月で書きました。そのあと時間をあけて何度も修正、加筆を加えています。
――Kindle で出すにあたって困ったことはありますか?
制作自体には関係ないのですが、源泉徴収率を軽減するため米国の内国歳入庁に書類を提出しなければいけないのですが(amazonは米国の会社なので)、なぜかうまくFAXが送信できず、米国の内国歳入庁に直接電話することとなり、できもしない英語でしどろもどろで会話することに……。
――無料キャンペーンを検討している方へ、こういう点は気をつけたほうがいいなどアドバイスをお願いします
通常の販売でももちろんそうですが、無料キャンペーン中は特に表紙の印象だけで軽い気持ちでダウンロードしてもらえる可能性が高いかと思います。やはり表紙には力を注いだほうが良いかと思います。
――無料キャンペーンの利用前と後で販売部数に変化は生まれましたか?
キャンペーン終了後のしばらくは、ささやかですが販売数も増えました。
――ブログ等の個人メディアを運営していますか?その場合気をつけている点はありますか?
ブログをやっています。(http://naritaihibi.hatenablog.com/)
Kindle本の制作過程や忘れられない過去の出来事を綴っています。ブログも小説と同じでいかに読み手を意識するかが大切だと思うので、無駄にネガティブなことや批判的なことは書かないように気をつけています。楽しい、笑えるのが一番です。
――この本を紙で出したいという出版社が来たらどうしますか?
大喜びで承諾します。そしてお祝いに美味しいお酒でも飲みにいきます。
――今後の予定について簡単に教えてください
少し不思議な、物語性の強い小説を書いていきたいです。また、小説ではないのですが、個人的な切り口で作った日本語の単語集(英語版)のKindle本を翻訳者の方の力も借りて現在制作中です。
――それでは最後に、読者の方へメッセージをお願いします
女難ともいえる奇妙な出来事に巻き込まれていく主人公、林慎平の奮闘ぶりを楽しんでいただけたら嬉しいです!
クライマックスでは切なくも心温まる展開も待っています。読んでくださった方にささやかな感動を届けられればと願っています。
きんどるどうでしょうでは、KindleDirectPublishing、個人出版で頑張るインディーズ作家の方々を応援しています。