ようこそ掌編の箱庭へ「13匹目のバナナフィッシュ」を執筆した丸木戸サキさんにインタビュー

1305174こんにちは、きんどるどうでしょうです。
いま話題、もしくはこれから話題になるであろうKindle作家にインタビューするKDP最前線。今夜はその第116回。
これは見事な掌編集!日常がセンスよく不思議に、時に哀しく描かれる「13匹目のバナナフィッシュ」を執筆した丸木戸サキさんです。
丸木戸サキさんには本作執筆のキッカケやオススメのポイントをなどを語っていただきました。さぁ、いったいどんなお話が聞けるのでしょうか。もちろん、本作はAmazonKindleで無料で試読が可能です。

インタビュー with 丸木戸サキさん

13匹目のバナナフィッシュ

ウェブ公開作品に書下ろしを加えた短編小説集。 2010年にマイブックルから書籍出版したものを電子書籍化。
ノンジャンル短編小説から、不思議妖しいなさそうでありそうな小話【奇譚】シリーズ、男女の会話形式でストーリィが進む【彼氏と彼女】シリーズ、二人の女の子が恋を語る【彼女と彼女】シリーズ、二人の少年の微妙な関係を描く【彼氏と彼氏】シリーズを収録。
読了にかかる時間 97分 (500字/分の場合)
価格:299円
評価:最初のレビューをお待ちしています
Amazon.co.jpで詳細を見る

――この作品を書いたキッカケを教えてください

「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」そんな決意で十年ほど前から掌編を書き始めました。習作もあれば秀作もできました。もともとそれぞれの掌編はばらばらのものでしたが、読み返してみると、意外に自分の世界観が薄ぼんやり浮かび上がってきたので、改稿したり書き下ろしを加えたりしてまとめてみました

――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?

掌編集ということで、どこから読み始めてもいいし、空き時間に一作ずつ軽く読めるということです。

――どうしてこのタイトルにしたのですか?

掌編掲載用の日記サイトの名前で、当時はスッと頭に浮かんだ言葉をそのまま使いましたが、不穏さと可愛らしさととらえどころのない感じが凝縮されていて、内容に意外と合っているなと感じています。

――主人公やその他キャラクターが生まれた経緯やエピソードをお聞かせください

《○○と○○》シリーズのふたりは、それぞれ同じ人物という設定はないのですが、わたしの理想的なふたりの関係かもしれません。すっとぼけた会話が続いていくのって心地いいなぁと思います。

――作品を書くうえで悩んだところは?

短い中でどうオチをつけるか、というところとタイトルはいつも悩みどころでした。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

執筆自体は2004年から2010年までです。一作毎には数十分〜数時間というところでしょうか。

――電子書籍についてどう思われますか?

「電子書籍でしか読めないものがある」というのは、面白い状態だなと思っています。読書の幅が広がりました。逆に端末が限定されていることや購入方法についてまだまだハードルが高い部分があるとも痛感しています。

――Kindleで出すにあたって困ったことはありますか?

価格設定です。書籍での既刊本のため、書籍を購入してくれた方々が納得してくれて、更にKindle本として売れそうな値段をと数日間悩みました

――無料キャンペーンを検討している方へ、こういう点は気をつけたほうがいいなどアドバイスをお願いします

キャンペーンのタイミングは考えどころかと思います。無料キャンペーン+新刊発売など、同時期にニュースが複数ある状態がよさそうに思いました

――影響を受けた、もしくは好きな作家さんを5人教えてください

乱読家なのでジャンルもなにもばらばらですが、山田詠美さん、平岩弓枝さん、星新一さん、池波正太郎さん、藤木稟さん。大事な言葉をスパッと表現する作家さんに憧れます

――今後、どういった作品を発表していきたいですか?

ファンタジーや時代物も書きたくて、構想中のものがいくつかあります。これまでとは違うものに挑戦していくつもりです。

――それでは最後に、読者の方へメッセージをお願いします

ほんの少しでも琴線に触れる言葉があるといいなと思います。掌編集ということで、ジャンルも文体もばらばらで、評価がつけにくいかもしれませんが、なにか一言頂ければ幸いです。

著者プロフィール

丸木戸サキ(まるきどさき) Twitter @marquisdes
1981年12月生まれ。埼玉県出身。
「楽しく生きる」をモットーに、やりたいことをやって楽しく生きています。小説執筆以外にも、イベント占い師やったり、テディベア作ったり、バンドのHP作ったり、他色々。
過去の作品『蝶従偽蛾』(Kindle)
著者ブログ:徒競走†殻無蝸牛:http://blog.livedoor.jp/love_sick_blue/

きんどるどうでしょうでは、KindleDirectPublishing、個人出版で頑張るインディーズ作家の方々を応援しています。

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