【新作】第5話に描かれている、主人公のローファーをみんな見て! ゾンビ漫画の新境地「ゾンビバット」第1巻


Webマンガサービス『COMICメテオ』で好評連載中、9月12日にコミックス第1巻が発売された松林頂先生の「ゾンビバット」。「ゾンビ漫画はもうたくさん読んできたよ」という方や、逆に「怖いのは苦手です……」という方にこそぜひ読んでいただきたい、まったく新しいゾンビ漫画をご紹介します。

本作をまったく新しいと言い切る理由、それは「キャラクターの細部に宿るフェチズム」と「異端なゾンビ作品を牽引するカリスマ女子高生」にあります。松林先生デビュー作『ゾンビバット』の見所を担当編集が語ります。

ゾンビバット(1) (メテオCOMICS) Kindle版

松林頂 (著)
価格:616円

「ゾンビパンデミックから4カ月、私はひたすら――ゾンビを殴っている」。セーラー服を着て、バットでゾンビをなぎ倒す女子高生・ヒミコ。ガスマスク装備の仲間と共に、セーフゾーンを確保しようとしているとき、彼女はゾンビになってしまった母親を匿う、ひとりの少女に遭遇する。壊れた世界で生きるための、正しい選択とは――? 歪で鮮やかな、世界の終わりにある青春。女子高生×ゾンビ 終末サバイバルアクション!!

https://twitter.com/zombie_bat_/status/1038416310181347328

ブラウザで今すぐ第1話試し読み COMICメテオ『ゾンビバット

担当が語りたい『ゾンビバット』キャラクターの細部に宿るフェチズム

まず『ゾンビバット』を語る上で避けて通れないのは、著者・松林頂先生の画力!がっしりとした線は重厚感がありつつも、キャラクターの儚さや繊細さは失わない。


第5話では覚醒した主人公・ヒミコが、一言も話さずただただゾンビを殴り倒していくシーンが10ページ続きます。このシーン、台詞いっさい無しです。しかし、踊るような身のこなしは美しく、もはやこの漫画に台詞などいらないのではと思うほど物語に引き込まれます。指先や足先、不穏に微笑む口元、視線を彩るまつ毛など、少女たちの細部に宿るフェチズムはキャラクターの魅力を増幅させ「彼女たちの視線の先には何があるのか」とすら思わせるほど

そしてこれは完全に余談ですが……担当的激押し 全人類に注目してほしいカットがありまして……ご紹介してもよろしいでしょうか……。

第5話にて描かれている、主人公・ヒミコのローファー!!!!!!!!!!です!!見てください、このハイソックスの足首のたるみ……踏み込んだ際のローファーのしなり……こんな完璧なローファーを見たことあるだろうか!!!!いや、ない!!!!

お話を読んでもらいたいのももちろんなのですが……すみません、これをどうしても伝えたかった……。正直この細部に描かれているフェチズムを見るために『ゾンビバット』を読んでほしいと言っても過言ではありません!本当に何度見てもうっとりするほど素晴らしい……。

と、ここまで絵に重点を置き『ゾンビバット』ご紹介いたしましたが、この作品が「ゾンビ漫画」だと言われると、違和感がないですか? 「これ本当にゾンビ漫画なの?今のところ全然怖くないんだけど……」って感じですよね。(そもそも最初にローファーって、あなたの着眼点がずれてない?という突っ込みは無しでお願いします)

そうなんです。このゾンビ漫画怖くない。いや正しくは「この漫画にはゾンビを上回る怖い存在がいる」んです。その存在はなんなのか、この後、物語に踏み込んでご紹介いたします!

全てを凌駕するカリスマ女子高生

今さらではありますが、実は松林頂先生は本作『ゾンビバット』がデビュー作。そんなデビュー作で、あえてライバルが多い「ゾンビ作品」を選んだ理由は、やはり主人公・ヒミコのカリスマ性にあると私は考えています。

「ゾンビ作品」と言われて、皆さんがイメージするものはなんでしょう。「大量発生したゾンビに襲われる!」「噛まれて感染!」「突然出てきてびっくり!」など、当たり前ですがゾンビ作品でのゾンビは、最も恐れられる存在ですよね。

では「ゾンビバット」はどうでしょう。正直ゾンビよりヒミコが怖い!ゾンビが大群で襲ってくるよりも、ヒミコがぽつんと道にたたずんでいるほうがずっと怖い。私があの世界に存在したとして……一番出会いたくないのは間違いなくヒミコ!このように、女子高生の狂気が本来は一番恐れられる存在であるゾンビを、完全に食い殺しているのです。

漫画に限らず、名作がたくさんあるゾンビもの。そのゾンビ作品と肩を並べていくのであれば、ほかの作品とは違った見所があったほうが絶対面白いですし、すでに沢山ゾンビ漫画を読んでいる方にも、新鮮味を持って読んでいただけるのでは、そう思いました。

「ゾンビバット」はゾンビ漫画の王道展開はもちろんですが、キャラクターの生き様がしっかり描かれており、びっくりではなくじっくり読める。ぜひ、主人公・ヒミコの狂気と彼女の行く先に注目していただきたいです。

「ゾンビと戦う漫画ね」そう思ったあなた、騙されてます。

それではお話の本筋を。

「ゾンビパンデミックから4カ月、私はひたすらゾンビを殴っている」主人公ヒミコの印象的かつ簡潔、ゾンビ漫画のまさに王道なモノローグから物語はスタート!綺麗な黒髪をなびかせ、セーラー服をひるがえし、ゾンビを殴っては燃やし、ゾンビを殴っては燃やし……その狂気を帯びた姿は美しく、いつまでも見ていたい。それだけでページをめくる手が進むほどです。

しかしヒミコが1話の最後にバットをふるうのは


ゾンビではなく彼女と同じ人間。出会った少女・ワンコに向かってバットをフルスイングします。

実はこの少女・ワンコ、ゾンビ化した母親をかくまって一緒に暮らしていたのです。そんなワンコを見つけたヒミコは、ワンコとゾンビ化した母親を監禁し、彼女に自ら母親を殺させようと仕向けます。

そう。この漫画は、通常のゾンビ作品だと中盤以降に登場する「実は人間が一番怖い」という展開が1話の最後でさっそく登場し、そこから本当の意味でこの漫画が始まっていくのです!


以上、担当編集によるゾンビバットのご紹介でした!少しでも、この作品の面白さが伝わり、コミックスをお手にとっていただけますと嬉しいです。

……そして、最後まで読んでくださったあなたにだけ、もうひとつ。コミックスの最後の最後、この作品はまたあなたの予想を裏切ります。ぜひそこまで含めて「ゾンビバット」をお楽しみにいただけますと幸いです。第2巻もどうぞお楽しみに!

ゾンビバット(1) (メテオCOMICS) Kindle版

松林頂 (著)
価格:616円

「ゾンビパンデミックから4カ月、私はひたすら――ゾンビを殴っている」。セーラー服を着て、バットでゾンビをなぎ倒す女子高生・ヒミコ。ガスマスク装備の仲間と共に、セーフゾーンを確保しようとしているとき、彼女はゾンビになってしまった母親を匿う、ひとりの少女に遭遇する。壊れた世界で生きるための、正しい選択とは――? 歪で鮮やかな、世界の終わりにある青春。女子高生×ゾンビ 終末サバイバルアクション!!

COMICメテオ→https://comic-meteor.jp/

「ゾンビバット」作品ページ→https://comic-meteor.jp/zombiebat/

「ゾンビバット」公式ツイッター→https://twitter.com/zombie_bat_

各画像については出版社より提供されたものを使用しております。

本記事はフレックスコミックス COMICメテオ編集部さんより新作新刊案内として原稿を頂いて掲載しています。マンガの新作拡販のためきんどうの枠を解放中なので気になる編集部・作家の方はご連絡ください。なんでも掲載するわけではありませんが、原稿・画像をご用意いただける限り無料です。 @zoknd

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