神様知りませんか?「神様と6月の雨」を執筆した”藤沢裕之”さんにインタビュー

こんばんわ、きんどるどうでしょうです。KindleDirectPublishing、いわゆる個人出版で活躍する著者へのインタビューをお送りする”KDP最前線”。第63回は、「神様と6月の雨」を執筆した”藤沢裕之”さんのインタビューを掲載します。
神様と6月の雨

藤沢裕之「神様と6月の雨」

「世界はいつもボンヤリとした雨で包まれている」
さえないフリーターの僕のところに、少し不思議な力をもつ女の子リコが突然現れた。ひょんな事から、奇妙な神様探しをすることになった僕とリコの不思議な共同生活。

『”弱さ”を表現しようとして、いざ書こうとしても、僕は何から手をつけて良いのか、判らなくなっていた。』
大学は卒業したものの、就職はせずに「作家になる」ことを公言したものの……という僕が主人公。生い立ちや生活、どうして今に至るのかといった、主人公像についてキチンと読者に説明した上で物語がはじまるのが、しっかりと物語に引きこんでくれます。
著者の藤沢さんは現代詩と純文学を書いているという方ですので、短く区切られた章と物語を彩る詩でテンポ良く読み進めることができました。
ちょっと不思議な物語に出会いたいという人は気に入る作品でしょう。章区切りも短いのでスキマ時間で読み進めて、後半は一気に!というのがオススメです。
藤沢裕之さんには、本作のセールスポイントや特にお気に入りのシーンなどを語っていただいた。もちろん、本作はAmazonKindleで無料で試読が可能だ。

インタビュー with 藤沢裕之さん

――作品を書いたキッカケ

私自身、いわゆる「神様」と言われる存在に興味があって、いつかそれを題材に文章を書いてみようと思ってました。メガネの可愛い女の子を書きたかったというのが、直接のキッカケかもしれませんが(笑
実はこの作品は、自身の2作目の小説なんです。大体の作家さんや、アーティストがそうであるように、私も1作目でほとんどのアイディアと言いたいことを出し尽くしてしまったので、今作は何も無いところから、自分を試すようなイメージで書き進めました。

――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?

是非、見てほしいところは、物語後半の川くだりのシーンでの、主人公達の会話でしょうか。あの辺りは、私が書いたというよりもキャラクター達が自分から語りだしているところなんです
私、実はシナリオとか箱書きというのは作らず、いきなり書き始めるので、ほとんどが行き当たりばったりなんです。でもそれが、アドリブ的な展開を生み出しているケースが多く、それによって面白くなる事もあるかと思っています。
もうひとつ大きな特徴としては、可愛いメガネの女の子が出ているところでしょうか(笑

――作品を書くうえで悩んだとことは?

実はほとんどないんです。作品自体の頁数を気にしたくらいです。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

3ヶ月くらいです。

――1番読者に伝えたいテーマはなんですか?

「言葉の意味」をもう一度捉えなおしてほしいという事でしょうか。
作中でも出てくる「空が青い」という言葉や、「写生会の絵」なんかが典型だと思いますが、本当に「青い」のかという事に疑問を持つ事が必要だと思います。やはり日本人は、何を考える場合でも、日本語で考えるんだと思うのですが、その基本的プロセスがおざなりになっている気がしますので、もう一度「言葉の意味」を見直してほしいと思ってます。
それが、この世に起こる全ての事象への、探求の基点になると思います

――この本を紙で出したいという出版社が来たらどうしますか?

もしそのような奇特な(笑)出版社の方がいらっしゃったら、紙媒体でも出してみたいと思います。KINDLEなどの電子書籍にはとても未来があるし、ビジネスチャンスとしても期待できるものだと思っていますが、逆に紙媒体に関しても決して無くなる事はないと思ってます。CD、MD、データと音楽の媒体が変わっていっても、アナログレコードがなくならないのは、それなりの良さがあるからだと思いますし、やはり紙媒体の本にも、同じような魅力があると思ってます

――Kindleで出すにあたって困ったことはありますか?

特にはないです。KDPのサイトも比較的分かりやすかったですし。

――それでは最後に、読者の方へメッセージを御願いします。

この作品は、文体も平易ですので、非常に読みやすいと思います。
このインタビューを読んで頂いたのも何かの縁と思いますので、是非、読んでみてください。
なお、この作品は自著の「やり過ごす日々のポートレイト」「Nowhere」との3作品で、パラレルワールドを構成していますので、興味があれば、そちらも是非。

著者プロフィール

藤沢裕之
藤沢と言います。現代詩と純文学を中心に執筆しています。
読んだ文学作品を紹介するメルマガ&ブログ『お酒と言葉と音楽と』もやっておりますので、よろしければどうぞ。
ちなみに、好きなお酒はワイルドターキーレアブリードです!
公式ブログ:http://birdman.jugem.jp/


きんどるどうでしょうでは、KindleDirectPublishing、個人出版で頑張るインディーズ作家の方々を応援しています。新刊やキャンペーンの案内を行いたいという方はお気軽に @kindouzon、もしくはメールフォームよりご連絡ください。

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