「レジェンド ジョン 1 コード:ヴォーパルディフィート」三田竜獅 さんインタビュー

こんばんは、きんどるどうでしょうです。KindleDirectPublishing、いわゆる個人出版で活躍する著者へのインタビューをお送りする”KDP最前線”。第61回は、「レジェンド ジョン 1 コード:ヴォーパルディフィート」を執筆した”三田竜獅”さんのインタビューを掲載します。

レジェンドジョン

「レジェンド ジョン 1 コード:ヴォーパルディフィート」

――世界は再び、その男を必要としていた。
祖国アメリカ合衆国を……いや、全世界を守るため、人知れず戦場を駆け抜けて来た元軍人、ジョン・ウェイク。
不名誉除隊の後、彼は第二の人生を歩みだしたが、普通の生活に馴染むことができず、惨めな負け犬人生を送っていた。
そんな彼のもとに、NSA捜査官を名乗る少女、シェリルが訪れる。
「くそ、誰だよ、こんな夜中に」
「すいませーん、ジョン・ウェイクさんのお宅ですか〜?」
「部屋の間違いだな、ガキはお家に帰りな」
「……『レジェンド・ジョン』。私知っているのよ、この国に伝わる伝説を」
運命の歯車が動きだし、再び、伝説の幕が開ける。

「倒す以外に選択肢はないだろ。月面までブッ飛ばしてやる!」
さて本作は編集さんやプロのイラストレーターもついた本格的な”個人作家”によるライトノベルだ。まさに伝説が壮絶にはじまる…っ!といった感があります。生物兵器、組織と個人、伝説の兵士、美女に幼女、素晴らしい。そして昨今のライトノベルでは久しく見ない「渋いおっさんが主人公」というのが嬉しい。とてもハリウッド的な作品だ。ダイ・ハード的な!ハゲ最高!
クソッタレな国家に嫌気がさした最強の兵士が元部下の反乱のために再び立ち上がる。コミカルな描写と迫力のある戦闘シーンの描き分け、なにより読者を物語に引き込む序盤の書き出しが素晴らしい
三田竜獅さんには、本作のセールスポイントや特にお気に入りのシーンなどを語っていただいた。

インタビュー with 三田 竜獅さん

――この作品を書いたキッカケを教えてください

既存のライトノベルなどでは、イケメンの少年が主人公である場合が多く、「じゃあハリウッド映画みたいに、ハゲていてもカッコよく、漢らしい主人公はダメなのか?」という疑問から、この小説が生まれました。

――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?

頭皮の薄さに定評のある(笑)、皮肉屋な主人公、ジョン・ウェイク。
そんな彼の相棒となる、最年少NSA捜査員、シェリル・ジェニングス。
そんな二人のあべこべコンビが織りなす、機知に富んだ会話(もとい、会話のドッジボール)です。
バラバラだった登場人物の信念や想い、様々な葛藤が、が、次第に運命の歯車として動き出していく過程も、本作の見所となるポイントです。 

――1番読者に伝えたいテーマはなんですか?

最後まで諦めるな、必ず道は開かれる。

――作品を書くうえで悩んだところは?

資料集めが難航しました。
NSAやCIAといった政府組織はクローズドなため、参考となる資料が少なく、集めるのに大変苦労しました。
また、戦車や戦闘ヘリの動かし方や、戦闘時におけるファーストエイド(初期治療)などの方法も分からないため、様々な資料を買い集めて勉強しました

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

い、一年半かかりました(震え声)
しかも後編を未だ執筆中という……(土下座)

――Kindle で出すにあたって困ったことはありますか?

プログラミング関係は編集者の方が行われたので、私が困ったことは一切ありません。

――電子書籍についてどう思われますか?

ブルーオーシャンであり、拡張性の高い市場であると認識しています。例えば既存のライトノベルではカラーが決まっており、市場というキャンパス内で描く箇所は限られています。ですが電子書籍はそういった制約がなく、様々な可能性に満ちています。
さらに電子書籍は紙媒体と比べて低コストであり、小人数でも商品開発が可能という利点もあります。これからは出版へのハードルが低くなり、より様々な、今までに見たことのない作品が登場するでしょう。紙媒体の善きライバルとして、これから発展していくと思っております。

――今後の予定について簡単に教えてください

『ヴォーパルディフィート』の完結編にあたる、後編『Fallen Angel(仮題)』が鋭意執筆中です。
海上の巨大コンテナ輸送船――敵の本拠地を舞台に、熾烈な戦いが繰り広げられます!
近々発売になりますので、お楽しみに!!

――それでは最後に、読者の方へメッセージをお願いします

「――というわけで、ジョン! 読者のみんなにメッセージを送るわよ!」
「うぐぉ……シェリル……頼むから声のトーン下げて」
「どうしたのジョン? まるで二日酔いみたいな顔して――」
「二日酔いなんだよ見りゃわかんだろ! 仕草とか空気で! あいてて……」
「どうしてこんな大事な時に二日酔いなのよ。 と、とにかくなにかメッセージ言って。ほら!」
「そうせかすな……。『レジェンド ジョン 1 コード:ヴォーパルディフィート』がKindle版にて発売された。価格のわりには大ボリュームで、損はない仕様になっている。いろんな人が携わって完成した力作だ。きっと、これを読んでいるあなたも満足できるはずだ。よかったら作品の中で俺達と逢おう! 待ってるぞ!」
「なによ。やればできるじゃない」
「初回限定盤にはシェリルの下着が――」
「つ、つかないから! そんな特典つきませんからね!!」

著者プロフィール

三田 竜獅 Twitter @cryotekxbo2
1983年生まれ
吉田親司著 『超空の神兵』という小説と出逢い、小説家を志す。
小説家のくせに物忘れが激しく、資料がないとなにも書けない。
挙句、遅筆というおおよそ小説家とは思えない、致命的な弱点を持つ。
1/144スケールのプラモデルに目がない。(ただし出来栄えがいいものに限る)
主な出没地点 本屋
好物 カレーライス 肉 野菜ジュース
特殊スキル マッサージ
ライトノベル作法研究所 インタビュー記事
http://www.raitonoveru.jp/howto/h5/661a.html

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