「Trouble」いちたかしさんインタビュー

こんばんは、きんどるどうでしょうです。KindleDirectPublishing、いわゆる個人出版で活躍する著者へのインタビューをお送りする”KDP最前線”。第51回は、「Trouble」を執筆した”いちたかし”さんのインタビューを掲載します。

Trouble Kindle

いちたかし「Trouble」

海外旅行中のトラブル
言葉が通じない
どこにいるのか分からない
気がついたら多額の請求をされてた
誰でも一度は体験した事があるのではないでしょうか
何故トラブルに巻き込まれたのか
どうすればトラブルを回避できるか
旅のトラブル検証マガジン「Trouble」創刊!

友達、トモダチ、フレンド「異国でこのように声をかけてくる奴の8割は悪い人に違いない」
アミーゴー!キンドルドウデショー!トモダチ!フレンドー!と、私が近づいた時はご注意を(笑)インタビューを申し込んでくるぞ。本作は元海外バックパッカーのいちたかしさんが旅先で実際に体験したトラブルをもとにした「地球の歩き方」だ。バスの横転やスリ、遭難の危機などまぁまぁ、国内旅行では味わえないヒドイ目に会っていくぞ。海外のトラブルはスケールが違っていかんね。生命に関わりすぎだ(笑)
いちたかしさんには、本作のセールスポイントや特にお気に入りのシーンなどを語っていただいた。

インタビュー with いちたかしさん

――この作品を書いたキッカケを教えてください

旅にトラブルって付き物だと思うんです。バックパッカー向けの旅サイトを作っていたので、そこに「トラブルあるある」のようなコンテンツを作れたら面白いかなと。
ちょうどその頃、アルファポリスの「第3回旅行記大賞」という企画を見つけて、受賞作には出版化の可能性があるというのでインパクトのあるシリーズものを書こうと思ったんです。で、実際に書いてみたら全然あるあるにならなくて。何でこんなトラブルに巻き込まれたんだろうと、原因を探っているうち検証するパターンに落ち着きました。
最終的に大賞は逃したんですが、このシリーズが評価され最終選考まで残れたのでずっと出版する方法を模索していました。

――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?

旅先で起きたトラブルが題材なんですが、訪れた国や場所の描写は極力減らし、トラブルになった経緯と感情だけを描写して短編集にしてます。もともとはバックパッカー向けに書いたので、もう少し旅行記っぽかったんですけどね。読む人が限定されてしまいそうで。
結果的には普段あまり旅行に行かない人でも楽しんで頂けるかと自負してます。
セールスポイントですかー。どんなにくだらないトラブルでも検証結果を導くところですかね。

――作品を書くうえで悩んだところは?

だいたい女か酒が絡んでいるんでどうしても下世話な内容にになりがちで、、、結果、成人男性向けになったり、面白いネタがあっても大半はボツになってしまうことです。ノンフィクションなので人間性が疑われそうで。その手のものはいずれ別名でも使って裏バージョンで書きたいと思っています。

――電子書籍についてどう思われますか?

最初は否定的でしたね。もともと紙業界出身なので潜在的なものがあったかもしれません。でも2年前にカナダでバックパッキングの登山をしていたんですが、テントでキンドルを操るおばあちゃんに出会って。時代も変わったなと。
外人は旅行中に聖書みたいなサイズの本を何冊も持ってきるんですよ。彼らにとっては電子書籍って画期的な発明じゃないですかね。
日本でもキンドルが発売され、今はスマホのアプリでも読めるようになったのでかなり敷居が低くなったと思います。
あとは日本の読者が新発売のジュースを試す感覚で100円の本をバシバシ買ってくれるといいですね。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

今のところ元ネタが旅サイト上にあるのでkindle用に編集・加筆するのに5時間くらいです。

――値段はどうやって決めましたか? また今後値段を変える予定はありますか?

素人が書いたものなのでとりあえず設定できる最低価格にしました。もう少しボリュームが増やせたらロイヤリティーのこともあるので250円にしたいという願望はあります。

――無料キャンペーンの利用前と後で販売部数に変化は生まれましたか?

別の本ですが、最初の1冊を出版してから1週間経っても売れる気配がないため無料キャンペーンを利用しました。その後は数冊ですがポツポツ売れ出しています。私のような無名の人はとりあえず名前を売るためにキャンペーンの利用した方がいいですね。

――海外に出たキッカケはなんですか?

金髪の彼女が簡単にできて、英語も上達したらハッピーかなと。でも現実は甘くないですね。惨敗中です。

――英語での出版はお考えですか?

いずれは書きたいと思っています。

――Kindle で出すにあたって困ったことはありますか?

最初はepubとかmobiとかのファイル形式がよく分からなくて少しだけ困りましたね。でも、先人者の方がブログにkindleの出版方法のまとめを作ってくれていて。それを参考にSigilで作ったら思いのほかスムーズでした。願望としては使えるhtmlやcssのタグを増やして欲しいです。思っているようなレイアウトにできないところは不満ですね。

――Kindle で個人出版を目指す方にアドバイスをお願いします

個人的には継続的に発信する必要もないので、ブログを書くより簡単なんじゃないかと思ってます。売れる売れないは別にして。とりあえずお試しで書いてもいいじゃないかと。

――今後の予定について簡単に教えてください

しばらくはTroubleシリーズの続編を作る予定ですが、去年の夏にカヌーでペルーのアマゾンに行ったので川口探検隊みたいな本を書きたいです。

――それでは最後に、読者の方へメッセージをお願いします

通勤中の暇潰しにでもなればと思ってます。時よりクスッとして頂ければ幸いです。

著者プロフィール

いちたかし Twitter @ichy08
1970年代生まれのミドルエイジ。
大学卒業後のリーマン中にバックパック旅行にはまり東南アジアLoverに(特にタイ)。何を思ったか4年半勤めた会社を退職し、人生初の2ヶ月半に及ぶインド・ネパール長期一人旅を敢行。せっかくなのでエベレストを見にトレッキングしたら山に魅了される。
帰国後の2004年1月からカナダへ。ワーホリを経て山奥の現地旅行会社に勤務するかたわら隙をみてバックパック旅行に明け暮れる。
2009年念願の南米旅行をきっかけに旅サイト「タビしるべ」を立ち上げ。
某サイトで「大賞取ったら出版化の可能性も」といううたい文句に惹かれ軽い気持ちで応募。大賞の最終選考まで2回連続で残るが結局落選。
2012年、一身上の都合で日本に帰国。
2013年、他力本願での出版を諦めキンドルで自主出版へ。
タビしるべ:http://www.tabishirube.com/

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