「酒を飲む酒」桜風涼さんインタビュー

こんばんわ、Kindleどうでしょうです。KindleDirectPublishing、いわゆる個人出版で活躍する著者へのインタビューをお送りする”KDP最前線”。第43回は、「酒を飲む酒」を執筆した”桜風 涼”さんのインタビューを掲載します。
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桜風 涼「酒を飲む酒」

男心を知りたければ、この本を読んで欲しい。
50歳を目前に、仕事に行き詰まり人生に疲れた男が、外国人が多く集まるバーで、3人のいい女と出会う。モテないはずの男が、いい女の気を引く瞬間が訪れ、その時間がゆっくると流れてゆく。その時の男の心理、女それぞれの心理を独特のタッチで描いてゆく。
男が女を好きになる瞬間。そして冷めてゆく瞬間。そして、いい女にモテる瞬間。
そういった人生の一コマ一コマを読み解く先に、新しい人生観が開けるはず。
日本児童文芸家協会会員の桜風涼の、物語のような世界観で、男性心理の奥底を描写してゆく一冊。

『酒に相手の温もりさえ覚える。自分の体が酒に満たされてゆく』
本作は男と酒と女の話。いやあー、まさにSEXYという言葉がピッタリの本ですな。なんか異性と情熱的な話をしたくなった。えへへ、わたしも上京した当初、背伸びしてさ大人の酒を覚えようと色んなバーに通って常連さんとの会話を楽しんだものです。結局カクテル類は覚えたけども出会いは…苦い記憶もございます。
さて、これはブルースと酒がほんとよく似合う小説ですね。とても渋い味わい深い文章を楽しめます。なんだか飢え渇いてるなって男女は読んでみて。余計に渇いたらお酒を飲みに外にでよう
桜風 涼さんには、本作のセールスポイントや特にお気に入りのシーンなどを語っていただいた

インタビュー with 桜風 涼さん

――この作品を書いたキッカケを教えてください。

言葉のスケッチを毎日しています。外国人バーで飲んでいる時のスケッチを構成して、作品にしています。

――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?

この作品は、登場人物のそれぞれの心情を並列に書いています。
それぞれの微妙な勘違いが心のすれ違いや恋心に進展する様子を描いています。
この時、男はこう思った。同じ時、女は別の考えをしていた。
それを1人の男と3人の女の目線で描いています。

――では、作品を書くうえで悩んだところは?

主人公の人格を「カッコいい男」にするか「三枚目」にするか悩みます。
ファンタジーだから、もっとかっこいい男でよかったんじゃないかなぁ。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

執筆に1週間、推敲に一週間です。

――Kindleで出すにあたって困ったことはありますか?

縦書きでのルビや太字の処理をどうするか困りました。
いや、今でもiPhoneで読めない作品があって困っています。文字コードの問題らしいけど…。

――もし、本作を紙で出版したいという出版社がきたらどうしますか?

ぜひぜひ!

――電子書籍についてどう思いますか?

ぼくは紙の本を読みません。お風呂で読みたいし、ベッドの中で読みたいし。

――桜風さんが影響を受けた作家を教えてください

筒井康隆さん、先生主催の「パスカル短編文学新人賞」の最終選考に残り、ショートショートの極意を直接指導されました。その作品は「教えて候 (30分で読めるショートショート)」(Kindleで販売中)。
ガルシア・マルケスとパウロ・コエーリョ、世界観の拡げ方を教えてもらった気がします。
栗本薫、グイン・サーガ、すばらしい。情景描写で楽しませるコツを教わりました。
星新一、とにかくショートショートの楽しさを教わりました。

――今後の予定について教えてください

長編を何本か抱えていて、現在推敲中です。

――それでは最後に、読者の方へメッセージをお願いします

Facebookとツイッターで、執筆の実況中継しています。
https://www.facebook.com/harukazesuzushi
「本日の言葉のスケッチ」
に力を注いでいます。見たものを言葉でスケッチして、それが小説に熟成される過程を公開しているという感じでしょうか?
というか、毎日、桜風涼はそんな生活をしていて、すぐ風邪をひいて、それでも朝から晩まで仕事して、合間にスケッチと執筆をして、さて、彼はいつ寝ているの? と心配する人も多く、そんなダメダメ40代を見て、観察するのが楽しいのではないでしょうか?
(ぜひ、フォローもしくはFacebookページに遊びに来て下さい)
あ、そうそう、時々、執筆の神様が降りるようなので、それに一緒に感じてもらえると楽しいかと存じます。
長編は、時代っぽいSFファンタジーと現代風SFホラーサスペンスが並行に仕上がりつつあります。
どちらも、桜風涼らしく、エロティックです。
桜風涼は「エロス」がライフテーマです。
(だって、AV監督もやっていたし…、あ、言っちゃった!)

作品詳細

男心を知りたければ、この本を読んで欲しい。
50歳を目前に、仕事に行き詰まり人生に疲れた男が、外国人が多く集まるバーで、3人のいい女と出会う。モテないはずの男が、いい女の気を引く瞬間が訪れ、その時間がゆっくると流れてゆく。その時の男の心理、女それぞれの心理を独特のタッチで描いてゆく。
男が女を好きになる瞬間。そして冷めてゆく瞬間。そして、いい女にモテる瞬間。
そういった人生の一コマ一コマを読み解く先に、新しい人生観が開けるはず。
日本児童文芸家協会会員の桜風涼の、物語のような世界観で、男性心理の奥底を描写してゆく一冊。
書籍詳細
価格:258円
発売日:2013年1月12日
評価:★★★★★,2件のレビュー

著者プロフィール

 Twitter(@HarukazeSuzushi
1965年生、慶應義塾大学法学部卒。作家・脚本家
日本児童文芸家協会会員
シナリオセンター修了
大学時代の専攻は、犯罪学・被害者学・刑事政策・法医学など。特に法医学は、筆者が学んだ年のみ、慶應の医学部で授業が行われ、よりリアルな研究を行った。特に法医学では、期末試験のために、教えた教授が筆者にノートを借りたほどの熱心さ。その1年間の授業をまとめたノートは五冊にも及ぶ。当時の写真資料は、すべて手書きの図版に書き起こされているほど、法医学への熱はすごい。
1996年、ソネット・クリエーターズ・ガレージ最優秀賞
2003年、劇場映画【ベースボールキッズ】で文部科学省選定作品
2005年、同上、小説「ベースボールキッズ】出版
その他、著書多数。
2000年より映像作品が多く、テレビ番組、CM、映画などで活躍。
1995-2000年:コンピューター雑誌のライターとして、多い時期で月に14連載をもつ人気。
技術書の執筆は15冊。
2000~は映像が主流に。
映画監督、テレビディレクター、CMプランナーとしても有名。
2009年前後は、年間200本ちかいCMを制作していた。
また、旅番組では電波少年で有名になった「なすび」と共に、数多くの名所を探訪。
温泉にも造詣が深い。
雑誌やテレビ制作を数多く手がける一方で、小説は地道に書き続けている。

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