廃課金者で集まって本棚自慢をしてみたら面白かった話

1406081こんにちは、きんどるどうでしょうです。昨日、Kindleで50冊以上を購入しているというユーザー9人で集まって飲み会をしたので感じたことや、学んだことを共有します。参加者の中では、わたしの1,600冊がダントツで多かった様子。
Kindleユーザーの方々と話して安心しましたが、Kindleは『積む』のがデフォですわ。「マンガはすぐ読む……たぶん……小説や実用書は買ってはみたものの……時間が……でもいつか読むから。今だけ安いし!場所とらないから問題ない!」というAmazonに負けっぱなしの姿勢こそがKindleを全力で楽しむために必要なようです。

廃課金者飲み会こと、第1回 Kindleユーザー懇親会

以前、友人とKindle本棚の見せ合いをしたら楽しかったので「もっと大規模にしたら面白いんじゃね?」という安易な発想で企画してみました。
結論からいうと本の内容で瞬間的には盛り上がるんだけども個々人のバックグラウンドを共有しているわけではないので……という構造的な欠陥が露呈しましたが、おなじKindleプラットフォームを使うユーザー同士ということで共感できるネタはそれなりにあったので、わりと盛り上がれたんじゃないかとは思う。わたしに合コン的盛り上げスキルがあればもっとスムーズになると思うので、腕を磨きます。
これまでKDP(Kindleでの個人出版)作家の会を2回開きましたが、『売れる・売れない』『Amazonが対応してくれない』『Kindleはもっとこうした方がいい』など話すネタが殺伐となりがちだったので、随分前向きな会になったのではないかと思う。(著者会ももちろん議論が深まって楽しいのですけれど)
業界的にまじめな話をすると、個人著者に限らず出版のこれからを考えるとエンドユーザーが電子書籍をどう活用しているか、どういう読書習慣を作りだしているのかを肌身で感じていくことが大切なんじゃないかしら。

Kindleユーザーなら2刀流、3刀流は当たり前

50冊以上も買うユーザーになると1台しかない、なんて方は少数。むしろ場所を取らないからこそ、用途にあわせて使い分けるというのは当たり前の様子。出先などでとりあえず読むならスマホ、目に優しくて軽いPaperWhite……だけじゃマンガが読みにくいからタブレット、という感じですな。
特にPaperWhiteに関してはバッテリーと文字の見やすさの高評価がすごかった。年長者の方からは『老眼』という切実な問題にも対応できる点や、パッと見なにを読んでいるか悟られないというTPO的な面での素敵デバイスというのが実感がこもってましたね。
他には長期の出張や旅行での楽しみ方が変わったとか、いくら積み上げても床が抜けないとか、頭ではそういうメリットもあるよなーなんて考えていたことを実感してる方と話すのは刺激になりますね。

コレクション(フォルダ分け)を使った本棚は美しい

検索すれば済む話だと思ってたのでわたしはコレクション機能はまったく使っていないのですが、キッチリと分類をされている方の本棚は美しいもんですね。ジャンルや用途、テーマ、既読など分け方は色々ありますが本棚を作りこむというのもKindleの楽しみ方なのかもしれない。写真ほんと取ればよかったなぁ……。
メールで例えるとINBOXに入れっぱなしにするんじゃなくて、フォルダ分けしているような感じかな。いずれライフハックっぽく「多すぎるKindle本を整理する6つのワザ」的な記事を誰かが書いたりしそう。1.新しい本を増やさない 2.未読にこだわらない とかそんなんで。
参加者さんがPaperWhiteのスクリーンショットを送ってくれました!
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Kindleそのものにはまだまだ改善点はあるけれども、安心感がケタ違い

先日、ヤマダ電機の電子書籍ストア閉鎖が話題になりましたが、Amazonなら大丈夫!という強い安心感は廃課金を加速させているようですね。ストアの使い勝手とか、品揃え、セール本の探しやすさなど細々とした点で改善点はありますが、培ったブランドイメージがほかサービスとは段違いですからなあ。
多少高いくらい、読めなくなる恐ろしさに比べれば可愛いものですわな。もちろん、安いにこしたことはないんですが。Koboがんばれ!

一番盛り上がったネタは『きんどう』そのものについて

当然ながら、うち企画のイベントなんでみなさんこのサイトを見ているわけで、色々言いたいことがあったご様子。新刊の適度なオススメ具合とか、セールの探索力を褒めていただいたり「もっとメジャーになるべき!」というアドバイスを頂いたり。役に立っているということを直接言ってもらえるのはこそばゆいものですね。ありがとうございます。
さてメジャーについては例えばAppBankさんやGigazineさん、アキバブログさんなんかを目標にだされたりするのですが、それよりも『きんどる』『どうでしょう』という2つのテーマを組み合わせて無理をしない程度に平常運転を続けていきたい所存。
お金も大好きですし、ささやかながら野望もあるわけですけども、ユーザーや読者があってこそのサービスですし。広告費をもらって流行を作っていく!というよりはユーザーと同じ立場で楽しんでいきたいな。わたしが『水曜どうでしょう』に感じている面白さや、安心感をKindle情報サイトという枠の中で表現していければ、それは結果的に幸せなものになるんじゃないかなと思う。

おわりに

『Kindleの本棚を見せあったら面白いんじゃね?』という安易な発想から生まれたこの企画。改善の余地はまだまだあるのですが、ひとまずは見込みありじゃないかなと思う。次回は7月くらいに京都か大阪でやってみようと思います。こうして回数をこなしてルール化していってよりエンタテインメント性の高いイベントにしていければ、うち主宰に関わらず、サークル的なものが全国に広がっていくかもしれない。
ただね、ただ……こう読者が集まってくれた企画に対してあんまりボヤきたくはないけれども、男女比率が……!理系男子率が高すぎるんだよォォォォォ!!
主宰のわたしが『非モテ』だから、どうしようもないけど、現状『モテ』『出会い』とかそういう要素が見当たらない。たしかに『本棚比べ』という趣味嗜好性癖の暴露合戦にはハードルが色々あるよね。ここが、ここが決定的に改善されたら電子書籍を予想外の方向に広げていけるんじゃないかなぁと期待する。なんとか流行らんかなぁ、Kindle系男子・女子とかそんな名称で。……いっそKindle婚とか。
むしろ女子のハードルを下げるために女子会的なものから始めるべきかもしれない。これは女子力を高めて企画していきたい所存。熱意とアイデアさえあれば超えられないものなんてないはずだ。もちろん、男子のみの「磯野ー野球やろうぜ」的な集まりも嫌いじゃない。そういう場であれば、より深くコンテンツへの熱狂を語り明かせる気もする。
どちらにしても、Kindleを読書以上に楽しめるようにするために、イベントというものを色々模索していきたいところですな。

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