ヨガファイヤーだけじゃない写真と文で伝えるインドの魅力「インドに行くなら草食系な南インドに行こう!」を執筆した矢野文宏さんにインタビュー

1305213こんにちは、きんどるどうでしょうです。
いま話題、もしくはこれから話題になるであろうKindle作家にインタビューするKDP最前線。今夜はその第119回。
インドで2年間働いた著者から見た魅力的な南インド特化のガイド本「インドに行くなら草食系な南インドに行こう!」を執筆した矢野文宏さんです。
矢野文宏さんには本作執筆のキッカケやオススメのポイントをなどを語っていただきました。さぁ、いったいどんなお話が聞けるのでしょうか。もちろん、本作はAmazonKindleで無料で試読が可能です。

インタビュー with 矢野文宏さん

著者プロフィール

矢野文宏(やのふみひろ) Twitter @yanonanone
1981年産まれ 神奈川県出身 明治大学卒業 職業は通訳翻訳
主な職歴は都内某上位一貫校で教員(1年)→バンコクCELTA留学→九州の某一貫校で教員(3年)→通訳学校で勉強(2年)→インドIT(2年)  
好きなことは旅行とバスケットボール
著者サイト名:やのなのねのブログ
http://blog.livedoor.jp/yanonanone2005/
英語ひろばの記事:
http://eigohiroba.jp/t/author/7115

インドに行くなら草食系な南インドに行こう! 地球の歩き方にあまり載ってない、もう一つのインド

①インド旅行を考えている人
②インド駐在や現地採用が決まった人
③インドで起業を考えている人
④インドに関してカレーとヨガファイヤー位しか知らないから、もう少し知りたい人
にオススメな本です。
北インドのゴールデンルート カルカッタ→バラナシ→アグラ→デリー
だけではインドは見えてこない。むしろ、南インドを体験するべきだ!!という思いから、取り貯めた約300枚の写真に解説や文章を交え、現在の南インドを切り取ってみました。ページをめくるのが楽しい、インドってこんな感じなのか!というワクワクを是非味わっていただきたいと思います。
価格:283円
評価:最初のレビューをお待ちしています
Amazon.co.jpで詳細を見る

――この作品を書いたキッカケを教えてください

南インドのケララ州にあるIT企業で2年ほど社内通翻訳をしました。会社全体で4000人以上雇用している中で日本人は最初私一人でした。現地の人と文字通り同じ釜のメシを食い(南インドは米食文化です)、机を並べて仕事をしてきました。その際に感じたことをより多くの人に知って欲しいと思ったのがきっかけです。
日本人の一般的なインドのイメージは、「カレー・ヨガファイヤー・悪徳インド人」で、インド=怖い、という感じだと思います。何か悪そうなインド人が「はろー、まいふれんど!」と言って怪しい笑顔で寄ってきて、気がつくとお金むしり取られてる、みたいな。でも、そういうのは特に北の観光地の話で、南インドはそういう人があまりいない。むしろ素朴ないい人がとても多い、という事をこっちにきて知りました。日本人共通のインドへのネガティブな認識を変えたいと思い、この本を書きました。

――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?

「現在のリアルなインド」が感じ取れる点です。「インド」と言われて思いつくのはカレーとヨガファイヤーというレベルの人でも読んで楽しめて為になる本を目指しました。画像を約300枚使用して、医療、生活、観光、起業など幅広いトピックをカバーしました。全て私が体験した情報や調べたものに基づいています。例えば、インドで歯のインプラントに挑戦した人の話を聞けるのは多分この本だけです。

――特にお気に入りのシーンはどこですか?

わたしのブログで紹介したバックウォーターのボートツアーです。
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こんな子が手をふってくれるボートツアーがある。インドの自然豊かな村の生活を、ゆっくり見ることができる。それもこんなボートで
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矢切りの渡しのように、竿で漕いでゆっくり行きます。東京にあると言い張る有名な遊園地のアトラクションのように不思議な雰囲気を味わう事ができます。
これはガチでオススメです。下手な世界遺産に行くなら半日ボートに揺られる方が絶対に面白い。50ヶ国以上旅行した私も超楽しめました。

――読者からの感想はありましたか?

私が元教員なので、元生徒に紹介した所「面白かった、ってか矢野先生説明うまいですね!」と言われたかと思えば「でも、相変わらずユーモアのセンスはイマイチですね」とダメ出しもいただきました。外部サイトでは
http://yukanon.doorblog.jp/archives/25832975.html
http://www.iwaking.com/20130508/804/
から、書評をいただいてます。好意的なレビューでホッとしています。

――どうしてこのタイトルにしたのですか?

最初は「南インド入門」というタイトルでKindleで出したのですが、知り合いからそれでは売れないだろうと大ブーイングをいただきました(苦笑)なので、もう少しキャッチーでメッセージ性のある物は何かを考えるうちに、このタイトルになりました。「草食系」がキーワードなので、それに併せて本文内容も微調整しました。

――作品を書くうえで悩んだところは?

ブログ用の高コンテクストな文→書籍用の低コンテクストな文への変換です。インド生活時代に書き溜めたブログ記事に大幅な加筆・修正・写真追加などをしたのですが、ブログ自体は記憶を呼び戻すための触媒程しか機能せず、そのまま使える物があまりありませんでした。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

インドにいた頃から書き始めていたので、2-3ヶ月くらいでしょうか。

――Kindleで出すにあたって困ったことはありますか?

KindleのMobi形式にするのが大変で、ライブドアのEpub書き出し機能に助けられました。一回ワードで書く→ライブドアブログに下書き→校正→Epub書き出しという感じだったので、次回は工夫すればもっと工数を減らせるのではないかと思っています。最初は何事も大変ですが、一度やればかなり楽になります。
また、大幅な校正も必要でした。雑誌校正の経験がある親友に読んでもらったところものすごい量のダメだしが出ました。私に抜けていた視点は、読みやすいか、わかりやすいかを常に吟味する点でした
「自分が2年の生活を経て慣れたインドを、インドを全く知らない人に紹介する」
為に本を書いているのだから読み手の視点を意識する事が大切で、自分の中でこれでOKと思っても、それでは全然足りない事があります。なので校正のしきい値というか 、どのレベルまで手を加えるかという点はやはり経験した人でないと分からないものなので、もし私のように素人が電子書籍を出す場合、一度は編集経験がある人に頼んでチェックしてもらう方が良いと思います
ブログの場合好きに書いても文句を言われませんが、キンドル電子書籍出版を利用して「有料」で世に出すなら「物を売ることと買うこと」の原理はついてまわることを忘れてはならないと思います。値段以上のバリューを提供できなければ物は売れません。

――今後の予定について簡単に教えてください

現在マレーシア・シンガポールで就活しています。決まればそのまま就業になります。そこで数年仕事をしながらネタを探して、2冊目を出したいと思っています。
実はインドでのIT起業に関する記事もこの本で書いており、それを翻訳・編集して英語版を出そうかと思っているのですが、作業が一向に進んでいないので、そろそろ始めたいと思っています。

――それでは最後に、読者の方へメッセージをお願いします

南インドはあまり汚くない、乞食もあまりいない、素朴なインド人がいっぱいいる場所です。タージマハールはないけど、観光もそれなりに結構面白いところもある、というのを感じてもらえると嬉しいです。そこでの生活がどんな感じなのかをリアルに感じてもらいたい、と思っています。

きんどるどうでしょうでは、KindleDirectPublishing、個人出版で頑張るインディーズ作家の方々を応援しています。

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